鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成のレビュー・感想・評価
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完結お疲れさまでした。
終わり良かったと思います!
俳優さんたち皆さん素敵でした。
(心くんだけは最後まで慣れることができませんでしたが、可愛かったですw)
だいぶ詰め込まれていたので、原作を知らないと置いていかれる部分があるかも??
アニメ映画で、原作に忠実なverもぜひ観たいです…
戦いの連続で迫力あった
完結編2部作の後編。
前編で暴食のグラトニーに飲み込まれてしまったエドたちは、エドの考えた方法により脱出に成功した。次に彼らの前に、エドとアルの父ホーエンハイムと同じ顔の男が現れた。お父様と呼ばれてるその男は、ホムンクルスたちの生みの親だった。ホーエンハイムの過去、エドとアルは身体を取り戻せるのか、軍の暗部に立ち向かうマスタングは、賢者の石を求めてやって来たシン国の皇子リンたちは、どうなる、という話。
終始戦ってたように感じ、迫力は有った。
本田翼、ロン・モンロウ、黒島結菜、3人とも可愛かった。
山田涼介より本田翼の方が背が高いはずだが、ハグのシーンではエドの方が大きかったのはなぜ?
笑いの要素が少なめだったのは少し残念だった。
はかいこうせん×ギガインパクト
TOHOの試写会にて鑑賞。試写会と銘打った割には小さめなスクリーンというやや不遇?な対応でしたが先んじてこの作品の結末を知れたのは良かったです。
1作目、前編と既に物語の骨格は出来上がった風なので細かい要素は全飛ばしの今作。思っていたより酷くはなかったですが、B級映画として楽しめるという時点でそこそこ問題はありました。
1作目から何も変わらなかったのはCGのチープさ、相変わらずのコスプレ具合、ディーンさんの表情の乏しさ、どうしても残念な感じは拭えませんでした。
どうしても駆け足になってしまっており、細かい場面やこのキャラがどうしてこのキャラとある程度の関係を築いているのか、140分超とそこそこ長めですが、それでも収めきれなかったのは原作の濃密な完成度の前に制作陣が太刀打ちできなかったからだなと思いました(そもそも実写化の続編なんて求めている人はほとんどいなかったはず)。
オチもまぁ名シーンを切り取ったようなものばかりだったので、どうしてもつまらなさは拭えなかったです。山田くんが口からたくさん光線を出したりしたのは良かったです。彼ジャニーズですよ?
B級映画なら80点、実写としては5点くらいな作品でした。錬成失敗…。
鑑賞日 6/16(試写会にて)
鑑賞時間 18:30〜20:52
座席 J-13
内野ホーエンハイムの足ドン錬金術に殺られた
元々ポテンシャルの高かった原作だったので、よくぞここまで映像化したなぁと感服。特に錬金術などのVFXは他の邦画でもなかなか見られるものではないド迫力な演出に充分満足の得られる力作でした。
新登場の栗山千明さん演じるオリヴィエの完成度は高く、久しく見る彼女のアクションや台詞の言い回しは原作そのものでお見事。
また今回も内野さんのホーエンハイムは飄々とする様と勇ましさの人物の他に、ホムンクルスのお父様/フラスコの中の小人/怪物の声と、その演じ分けに楽しませて頂きました。
そして何より山田涼介くん演じる青年姿のお父様の演技は凄まじいものがあり、良い意味で主演のエドよりハマっていたと感じました。
完結編は二部作ではなく三部作で見たかった気はするが、それでも冒頭から既にクライマックスまで息をもつかせぬ展開、その疾走感が反って良かった。
実写化のスタンダードになって欲しい
観てきましたよ。
前作も再現度が素晴らしく、漫画やアニメ原作の実写化へのチャレンジは成功していると言えます!
映画化のスケールも大きく、たっぷり堪能できます。
さて、今回のキャストではアームストロング姉の栗山千明と、それぞれ2役を演じた(親父の若い時も含めると三役か)主役の山田涼介さん、内野聖陽さん、渡邊圭祐さんが素晴らしかったですね。
キャスティングがあまりにハマっているので、原作を知っている人もほとんど違和感を感じないと思いますね。
最後の数日の話なので、原作でも少々慌ただしく進むし、人も多いのでそれぞれに決着をつける為に混乱気味ですが、映画はきちんと交通整理されてスッキリしていると思いましたね。
結局、賢者の石をめぐる話なんだけど、日本人には馴染みのないアイデアを無理なく成立させている点が
ホムンクルスの謎を初め、色々なことが回収されていき、当初敵だった人も肩を並べて戦うシーンが胸熱!
ただし、この話は最初の「フラスコの中の小人」が発生した事となぜこのような世界を構築したのかが触れられておらず、漫画でも十分に説明されていないが、そんなことは大きな流れからは関係ない・・・かもね。
日本でしか通用しないキャストと世界観だけど、山田くんと真剣佑は唯一無二と思います。ぜひハリウッド化して欲しいな。
終盤の曲の素晴らしさよ
世間的には「前編」が想定外に良く「後編」がどーにもこーにもらしいですが、私は逆でしたね。でも、前編がないとコレは成立しないので、セットで「大団円お疲れ様!」って事でどーでしょうか。
駆け足だったこれまでをそれ以上のラストスパートに仕立て上げたので致し方ない所は多々ありますが、原作知らなくても何となくついて行ける作りはお見事だったのではないでしょうか。何よりも話が終焉に向かう辺りから流れていた音楽が「ワイルドアームズ(ゲーム)」を想起させて、ググッと気持ちが盛り上がったのも評価を底上げしてくれたかもしれませんね。
完結編らしい最高の出来に拍手喝采!
最初は誰が敵で、誰が味方なのか、原作を知らないこともあり戸惑いましたが、最後には全ての背景などが分かって、スッキリ爽快な気分になりました。こんな楽しい作品に出会えてありがとう、と言いたい。本敵がフラスコの中の小さな煙という不思議な設定に、作者の深い思い入れがあるような気がしてなりません。そして、本田翼が出て来たとき、その可愛さは天使か姫かという感じで感激でした。さて、この作品の作り方として一定のルールがあるようです。それは、戦う男一人一人に、必ずと言って良いほど、支えとなる強い女性がついていることでしょう。山田には翼、ディーンには蓮仏、渡邉には黒島、内野には仲間というように見事なベストカップルです。これだけでも見る価値あり。そして当然のごとくに、父子愛や兄弟愛や師弟愛まで網羅しています。そして、ラストの内野と仲間の邂逅、山田と本田の愛のささやきに、自然と涙が流れます。また、戦いが繰り広げられる時の、華麗な美しい光にも魅せられました。楽しいとこ全部入りの傑作でした。
夢を壊す実写が多い中、ファンに夢を与える実写と言える
原作再現度は前作より劣るが、変わらずキャラの再現度は軒並み高い。一部キャラに至っては全く文句なし、漫画から出てきたと言ってもいい。日本人が演じるならこれ以上のクオリティは望めないという域に到達している。時間の関係上、終盤はやや駆け抜けてる感もなくはないが彼らが実在したとしたら、錬金術があったとしたら、という夢が見れる実写。もしかしたら別の世界線ではこんな世界が広がってるのではないのか。正直、山田くんは演技が上手いイメージはなかったが流石に3作目ともなるとキャラになりきっていて、彼の演技力にも注目してもらいたい
ブリッグズ兵になりたい
前編を観てから後編の最後の錬成が見れる日を心待ちにしていました。
まず一番楽しみにしていた栗山千明さん演じるオリヴィエ、格好良すぎて罵倒シーンとアクションに何度も痺れた。ずっと彼女を見ていたかったよ。ブリックス兵になりたかった。
あと今回はヴァン・ホーエンハイムが主役っていうくらい内野聖陽さんが出ずっぱりで、彼の役分けは見事だし、のほほんからの錬成は格好よくてこれまた痺れました。どのキャラクターもそれぞれ見応えあるシーンがあって良かったです。フーじいさんとランファンの「もう間に合わない」に、また泣いた。メイ含めシン国は今回もいい味出してますね。エドの腕が戻るシーンはなんともいえず一瞬の無音と叫びが心に響きました。
全て映像化するには難しいと分かっていても、あのシーンも、この台詞もと考えたら切りがなく、我が儘になってしまいますね。世情の不安を忘れさせてくれる楽しい時間でした。
これはすごい学芸会だな
少年漫画で打ち切りが決まると、温めていたその後の展開を次々に出して、なんか名シーンっぽくして名台詞っぽいのも出して、畳み掛けて終わりにするのあるよね。そんな感じの映画なの。
あれが、こうして、こうなったっていうのを次々に映していって、なんか名台詞っぽいのも言ってくのね。
顕著だったのが、ラスボスにトドメをさすときに『エドくん』『いまだエド』みたいのを、スクリーンに映ってる全員がカットバックで言ってくの。そこまでの展開が「なんか主人公目立たないけど大丈夫かな」って感じだったから、突然、取ってつけたようにフィーチャリングエドワードされてもなあって可笑しかった。
寸劇を重ねてストーリーが進んでくから、なんか学芸会っぽいなと思ったの。
でも役者が豪華だから、それぞれのシーンは成立させちゃうんだよね。そこがすごかった。
特にディーン・フジオカと蓮佛美沙子はすごいね。この二人で演技したら、なんかの取扱説明書の注意書きみたいな、どうでもいい文章を脚本として渡しても、なんとかしちゃうなと思ったもん。
ラストはハッピーエンドにもっていきたかったのは分かるけど、《鋼の錬金術師》はそう甘い話じゃないね。その深さを、それほど考えなしに浅くしちゃったなと思ったよ。
このキャストで過去と未来の朝ドラと大河を三回作れるレベル‼️❓
鋼の完結に相応しいキャストと映像。
ある意味、マーベルを超えてきてる。
名優たちが、この荒唐無稽な物語に、ここまでくるとは。
鋼の、全てが、てんこ盛りです。
映像もセンスが良い、アカデミー賞レベル。
日本映画の品質の最高さを知るために、是非。
【原作を愛する者でも納得の”稀有な完成度を誇る漫画”の実写映画完結編。多くの途上人物(含むホムンクルス)ほぼ総出演。良く纏め切ったなあ・・。今作は、その作品構成力に感服した作品である。】
■”復讐者スカー”編のレビューでも記載したが、私は「鋼の錬金術師」27巻を2度読破している。
”私は、ハガレンはちょっと詳しいよ!”と言いたいのである。
◆感想
1.”復讐者スカー”編が面白かったのは、アメストリス軍による民族粛清(これには、裏がある事が、今作で明かされる。)により自らが属するイシュヴァールを滅ぼされたスカーが、自らが両親を殺めたウィンリィの行為と言葉により、”復讐の連鎖”から脱する姿が、巧く描かれていたからである。
2.で、今作。”残り半分以上あるのに、どのように纏めるのかなあ・・”と若干の不安を抱えつつ、劇場へ。
だが、それは杞憂であった。
流石に細かいエピソードまでは描かれていないが、原作にほぼ忠実に、(まあ、忠実でなくとも私は良いと思っている。原作改編は良しとしているスタンスで、映画を観ているからである。)しかも、キーになるシーンや、印象的なシーンはキッチリと描かれている。
・”フラスコの中の小人”と、奴隷23号であった若きホーヘンハイムが行った恐ろしき事。
・レイ・ブラッドレイの子であった筈のセリムの本当の姿。
・人間を見下していたホムンクルスのエンヴィーやセリムの”か弱き本当の姿”が描かれていた事。
・レイ・ブラッドレイが、今際の際に口にした
”レールの上の人生であったが、後半は楽しかった・・”という言葉。etc.
3.絶大な力を手にした“フラスコの中の小人”(お父様)と、ホーエンハイム達のVFX満載の壮絶な戦いのシーンも、大変に見応えが有った。
ー ”フラスコの中の小人”と錬金術師たちとの死闘。そこに、加勢する且つては敵であったスカーの乾坤一擲の亡き兄の想いを込めた裏国土練成陣を使っての攻撃。-
4.更に言えば、漫画でも最初は解釈が難しかった、”真理の扉”の前に朧気に座っている”真理”とエルリックが交わす言葉の遣り取りが、分かり易く描かれていた事であろうか。
<この三部作は、(特に第二.三作)荒川弘氏が、20年以上も前に自力で書き上げたダークファンタジー漫画を、そのエッセンスを見事に纏め、迫力あるVFXを多用し実写化した、原作の趣きを生かした作品群である。>
■隣に座っていた中学生たちが、
”少し、分かんない所もあったけど、面白かった・・。”と言っていたのも嬉しかったな。
何時か、原作本も読んで欲しいな・・。とても面白いんだよ。と思いながら劇場を後にした。
迫力あります
全体的に迫力もありストーリー展開も良いです。
山田涼介の演技も迫力あります。
残念なのが、CGがいまいちなのとこころ君ですね。周りの俳優が固めれてるためか、演技力の無さが際立ちます。キャストミスって言わざるおえません。割と重要な役だけに実に残念です。
内容に付いていけません。
これは原作を知らないと置いて行かれる映画ですね。
多分詰め過ぎ何だと思います。
詰め過ぎて、説明を端折って、意味不になってるのかと。
山田涼介君は良かっただけに、惜しいです。
(出演者欄の2番目が本田翼ってのはおかしくない?)
クライマックスの連続は、それなりに楽しめる
「約束の日」に「真実の門」が開けられるのを阻止するという目的が明確で、敵と味方がはっきりしている分、前作よりも観やすくなっている。日本人が外国人を演じる不自然さも、もはや気にならなくなった。
その一方で、登場人物が多すぎる上に、エピソードも盛りだくさん過ぎて、展開を追うのに労力を要する。北方の国との紛争がいつの間にかうやむやになっていたり、別の場所にいると思っていた仲間が突然助けに現れたりと、物語の繋がりが悪く、話の運びがギクシャクしているのも気になった。
ただ、激闘に次ぐ激闘と、それによるクライマックスのつるべ打ちに身をゆだねていると、そのうち、ストーリーなど、どうでもよくなってくる。登場人物のそれぞれに、ちゃんと見せ場が用意されているのも良い。
それにしても、エドとアルのそもそもの目的が、ああいう形で達成されるのであれば、始めからそうしていればよかったのではないかと思えてしまう。それとも、「お父様」を倒す過程に、初めてそのことを知るヒントがあったのだろうか?
駆け足だね~~(^-^*)
3部作の2作までで「起承転結」の「起」だけしか話が進んでおらず、本作のみで「承転結」をやらねばならんとは…と危惧していたが、まさに危惧したとおり、話が猛スピードで詰め込まれてしまい、原作を知っていないと話についてこれまい、という1本になってしまった。
3部作創れるとは思ってなかったんだろーな…
伏線もロクに張らずに回収だけするものだから、"お父さま"とホーエンハイムが瓜二つなこと、グリードの身の振り方、国土錬成陣、といった物語の鍵となるパーツがいきなり投げ出されるという、観客の理解が追いつかない代物になってしまっている。
最初から3部作構想があったのなら、1作目でスカーやイズミ、アレックス、リンやメイ・チャンまで出しておいて、"お父さま"も横顔くらいまでは何度か見せておき、2作目でホーエンハイムが出てきた時に観客に「エドとアルの父親が敵の親玉?」と思わせるミスリードを施しておけば良かったのにねぇ。
(原作では見事に騙された)
そして3作目の冒頭で、クセルクセスの回想シーンを持ってくればバッチリだったのに。「ロード・オブ・ザ・リング」と同じ手法だけど(^-^*)
「約束の日」というタームも国土錬成陣も、2作目のラストでは出しておかないと、3作目では怒濤のように複数箇所でバトルが発生するので、原作のこの緻密なプロットを観客に理解させることはできやしまい。
原作未読者の何人が、あのシーンがクセルクセスのことだと気づけただろう?
いやそもそもクセルクセスという国の名前、覚えてるだろうか(笑)
そんなわけで、まさに「起承転結」の「承転結」を1本でやってしまった詰め込みすぎ、駆け足すぎの映画になってしまった。分かってはいたけれど残念。
マスタングも割を食ってしまったのは、1作目でマルコーを殺しちゃうからだよ(笑)
それと個人的に許せないのは、キンブリーが出てこない!!
あの2作目のチョイ役で終わり?!
好きなキャラだったのに…
2作目のキンブリーで期待してたのに…
エンヴィーvsマスタング戦も、1作目で一度やってしまったために、なんで今さら?感が拭えないチグハグな印象になってしまった。
1作目でやってしまったのだから、今作では諦めなきゃ。
とにもかくにも、1作目を雑に冗長に創ってしまったのが、決定的に尾を引いている。
と、シナリオやプロットには不満しかないが、映像は迫力あったしそれぞれのシーンは役者の演技も含め、とても良かった。
なのでなおさら、シナリオのムチャさ加減が残念無念なのだが。
返す返すも、1作目をちゃんと考えて創っていれば…
完結した。
結局原作終盤自体が概念的な世界での話が多く、実写化すると「あーあ、こーなっちゃうんだ」という印象。
これは原作の問題なので製作側としては仕様がないことかと思うが、前作の市街地戦などの出来と比べると同じVFXでも感動は半減だった。
ただ物語としてしっかりと最後まで終わらせてくれたのは本当に素晴らしいことで、鑑賞する側としても大作を見終えた満足感でいっぱいにはなる。
原作ものは原作が終わってから映像化することが大事だということを改めて感じたが、同時に原作終了後あまり月日は開けない方が良いと言うことも大事だと感じた。
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