シャイロックの子供たちのレビュー・感想・評価
全62件中、1~20件目を表示
原作よりも池井戸風味、原作にはない地味な倍(?)返し
原作とWOWOWドラマは履修済みだが、本作は完全オリジナルストーリーということで、オリジナル部分を楽しみに観に行った。
原作は原作で面白いのだが、お世辞にもスカッとするタイプの話ではなく、池井戸潤に半沢直樹的カタルシスを期待する層には受けが悪そうだ。それに、短編小説の集合体のような体裁のせいか、サイドストーリーが多めで若干テンポが悪い。多分それとは全く別物になっているのだろう、映画ならそれもまたいい。
と思いきや、設定以外の細かいエピソードに関しても、パーツの配置だけ変えて意外とそのまま使っている部分が多かった。遠藤がノイローゼになって神社に行く場面などは、話の本筋とはほぼ関係ないが、原作のエピソードそのままだ。オリジナリティが出てくるのは主に後半だった。
瑕疵を隠した不動産の売買契約シーンなどハラハラさせる要素もあり、細かいツッコミを入れたくなる部分はそこそこあったものの、スカッと感を出そうと工夫した跡がうかがえた。ある意味原作よりも、一般的な池井戸作品イメージに近い作風に仕上がっているのではないだろうか。
倍返しというキーワードを阿部サダヲに言わせてるのは完全に予告映像用かな。
柄本明、最近アクセント的な役でよく出ている。いや、昔からよく出ている人なのだが、今上映中の「エゴイスト」にも出ていたし、「ある男」にも「流浪の月」にも出てたよね?これだけ出ていて、どの役でも「これは柄本明が適役」と毎回思わせ、出演時間が短くても必ずインパクトを残すのはすごい。役によって当然置かれた立場など違うのに、「確かに、こういう立ち位置にはこんな人いるな」と思ってしまう。普通にも、愛嬌あるようにも、恐ろしくも見えるまさにこれぞ俳優。
橋爪功の狸親父ぶり、いいですねえ。いかにも食わせ者で、ちょっとねっとりしてて。演技なのに見ていてイラッとします。この不快感があるから西木の企みを応援できるし、石本がガツンとやられるクライマックスが引き立つわけで。
上戸彩若いな……。これ何歳の設定なんだろう。
(以下、原作小説とドラマ版の結末に触れます)
ドラマと映画を観て興味深かったのが、どちらも西木の末路を原作から大きく変えている点だ。
原作では、西木が黒幕(と匂わせる終わり方)。彼は現金紛失事件を調べようとしていて、ある日行方不明になってしまう。ところが、そもそも石本と西木の間に昔接点があったことが後でわかる。西木は滝野をはめ、架空融資の金を持って失踪し、別人となってどこかで生きているのでは、というところで終わる。
ドラマでは、行方不明だった西木が病院で無事見つかり、その後銀行を退職。過去に滝野同様石本から謝礼を差し出されたが、ドラマの西木は頑として受け取りませんでした、清く正しい銀行員でした、という設定。原作を読んだ後で見ると、なんじゃそりゃあああという感じだ。
映画では、疑惑解決に奔走した一方、沢崎からの謝礼はしっかり受け取り、保証人問題を密かに解決して銀行を辞める。
私はこの中では小説の、人間の闇を感じさせるどんでん返しが原作の一番の特徴だと思うし、インパクトがあって結構好きなのだ。それに、実は周到な悪事を犯したパターンの西木を、阿部サダヲなら演じられたと思う(彼がキャスティングされたことと人間の二面性を感じさせるようなポスターデザインから、ほんの少し期待している自分がいた)。結末は原作通り、という冒険も見てみたかった。(爽快感からは程遠くなりそうだが)
そうはいってもこれは私個人の好みの話で、原作をあげて映画を落とすつもりはない。各登場人物の人間臭さと池井戸的銀行の内輪ネタが満載で、退屈はしなかった。
闇金集団が嘘くさ過ぎる
西木が、借金やお金、あるいは社会や正義とどう向き合っているか、それが物語の終盤で大事な鍵となるはずが、西木自身が背負っている借金そのものににリアリティがないせいで、西木の行動に最後まで説得力が生まれない。終盤に西木が多額の小切手を受け取るよう迫られるシーンは、これまでの弱い人たちと一線を画さなければならないはずが、葛藤や決断の重さが映像として感じられない。闇金集団が繁華街でいきなり拉致しようとしたり、車で港らしき場所に呼びつける演出も嘘くさ過ぎる。ストーリー展開はサスペンス系で面白かっただけに、映画としての軸が今ひとつはっきりしないように感じた。
阿部サダヲと上戸彩のトーンがほどよい
最近のドラマのお二人よりも落ち着いたトーンで、自然な感じがしてよかった。お話は荒唐無稽な分含んでいるかもなのであるが、銀行の融資や不動産取引のシーンなどはリアルな感じがして面白かった。ラストも余韻あり。
Under Pressure
中盤あたりで頭脳明晰なやつらが徐々に真相をあきらかにしていくパートが屈指の出来栄え。画面を食い入るようにみた。惜しむらくはその後の展開が予定調和すぎてもうひと困難やサプライズがあっても良かった。
登場時間はわずかながらやけに印象に残る佐々木蔵之介や会社によくいそうな一般社員の上戸彩など脇を固める役者も自然な演技で良い。道中の若手銀行員に待ち受ける壮絶な結末が後のモンスター支店長を生み出す無意識的な伏線にもなっていて、その構図がすばらしい。
金の魔力
プライムありがとう。
面白かった。
銀行の専門的な事は分からないのだけれど、この動悸が早くなる圧迫感は"金"に関する物語だからであろうか。
銀行の支店長が絡む巨額の融資詐欺事件が本作の内容で、その事の起こりから丁寧に追わせてくれる。
張られる伏線もキレイに回収され、満足だ。
ただ、ラストに至る倍返しの爽快感まではなく…消化不良気味ではあるものの、大悪が屈服する様を見たいというのも悪趣味なような気がして、後日談と締め括られる本作は、歯切れがいいと言えば歯切れがいい。
滝野のラストが綺麗過ぎると言えば綺麗過ぎるのかなぁ…。どこまで告白したかは分からないけれど、10億円の巨額な詐欺事件の共犯って事までは自白しなかったろうし、問い詰めもされなかったのかな。
100万円の横領になるのかしら?専門的な事は分からないけれど、辞職って幕引きでも良かったような気がする。
役者陣は皆様熱演で…
橋爪さんと柄本さんの共演には気持ちが昂る。
芝居巧者であり曲者同士の妖怪達がどんなやり取りを繰り広げのか…どうやら柄本さんは受けに徹してたようで、その辺りは肩透かしと言えば肩透かし。
ともあれ、皆さん覇気に溢れてた。
本筋とはほぼ関係ないのだけど、狛犬に頭を下げる銀行マンにはゾッともする。
金に追い詰められる訳ではないものの、銀行内部の圧力というか、サラリーマン社会の暗部が強烈に描かれてて、このエピソードが主要人物達の環境を補填してくれてたような気がする。
神経すり減らして生きてんだろうなぁ…って想像に輪郭が伴うような感じだ。
金ってなぁ、怖えぇなあと改めて思った。
人物の背景もさる事ながら、よく出来た脚本で、よく出来た作品だった。
劇場で見逃してた本作。ようやく観れたわけだけども満足だった。
「倍返し」の決め台詞には、どうしたって期待感を持ってしまうしテンションが上がった。
ただまぁ、素人ながら思うのは、銀行の支店長クラスが養育費20万+競馬で、あそこまで身を持ち崩すのだろうかって言う疑問だ。
まぁ、汚職に手を染めていたのなら湯水の如く沸く金に麻痺もするんだろうなぁ。
札束の帯がキーアイテムなのは楽しかったなぁ。
あんな紙切れ1枚で、人生を左右されてしまう人の無力さというか、愚かさというか…いいギミックだった。
真っ黒なワンちゃんな話。銀行員の諸君!これで良いのか?!
資本主義の方程式。
なんだけど『振込の用紙』をゴミ箱に捨てる無神経さと帯封を後ろポケットに入れる行為は犯罪者の取る行為ではない。
また、被害者も直ぐに警察を介入させるし、10億円を意図も簡単に稟議をおろす銀行は銀行自体に問題がある。
銀行なんてこんなもの♥と思われて良いのか?
そう。
この銀行は日本経済の浮き沈みとは無関係にク◯な輩しかいないと思うが、コンプライアンス、リテラシー、後処理まで出鱈目過ぎる。体育会系のりも銀行にはありえないし、社内監査で済む話じゃなかろう。
一級建築士の『姉◯さん』はどうしているかなぁ。
だから、大和民族は絶滅危惧種なのである。
僕がかつて住んでいたマンションから◯歯秀◯一級建築士の設計したマンションがよく見えた。
久しぶりに面白い邦画だった
前になんかの映画を見に行った時に予告やってたのを見たのですがその時は「ふーん」って思うだけで特になんの興味も持ちませんでした。
今日AmazonPrimeでなんか映画見たいなと思っていた所思い出して見てみることにしたんですがいざ見始めるとのめり込んでしまい2時間釘付けでした。
シリアスなシーンの中にもクスっと笑える場面があり飽きない作りになっていて面白かったです。
ただ、ラスト西木がどういう生活を送っているのかちゃんと描いてくれると嬉しかったなぁと思います。
考察が得意な人はその後のストーリーを想像して楽しめるのでしょうが、私は考察が苦手なので…
銀行員って大変
話がうまく進みすぎという感じがした。他の方が書いていたが、監視カメラをなぜ確認しないという指摘があり、確かにそうだよなと思った。
私はあまり好きなタイプの映画ではなかったが、エンタメ色強めで、気軽に見られる作品。
一見真面目で誠実+仕事もできる好印象な銀行マンの滝野だが、石本の頼みで10億の不正融資に加担してしまう。
その石本は九条支店長とズブズブの関係であり、二人でグルになって滝野を騙していた。
石本の粘着質な喋り方が腹黒さを際立たせていた。他にもパワハラ上司とかイライラする嫌な大人が多いこと。
声が大きい威圧的なおじさんってほんと苦手。
銀行の仕事ってお金の知識や、顧客・職場の人とのコミュニケーション力が必須で、頭良い人でないと務まらない大変な仕事だなと痛感させられる。いろいろな所に気を遣って頭使う仕事だね。
阿部サダヲは人当たりがよくて、銀行員役ぴったりでした。
まるで銀行員になった錯覚に!
世の中の皆さんのごとく、私も『半沢直樹』からのにわか池井戸潤ファンです。
ドラマ放映当時は池井戸さんの作品を読み漁り、件のシリーズは文庫化が待ちきれず珍しく単行本で読んだ記憶がまだ新しいです。
『花咲舞が黙ってない』も杏さんの2シリーズもすべて鑑賞、DVDまで焼いて今田美緒さんのシリーズはレコーダーの不具合で最終回が録れておらず、思わずHuluのお試し登録をしてみました。
『七つの会議』『空飛ぶタイヤ』等々もワクワクしながら読破、映画やドラマも全部観て、にわかファンを脱すべく頑張ってましたが、『シャイロック~』はノーマークというか劇場公開時は観おとしてました。
週末の疲れがどっときて、何の気なしに便利なAmazon Primeで他の短い作品を見ながらウトウトしていると日付が変わるころ(勝手に次のお薦め作品に入っちゃうんですね!
?PrimeVideoは)何だか次から次へと主役級の役者さんの目白押し。この作品と認識せずに鑑賞に入ったため『シャイロック~』と気づいたのは神社の狛犬社長におじぎしているあたりでした。
倍返しではありませんが非常に面白い作品ですね。ホントいい役者さん揃いです。銀行には全く縁がない人生を送ってきましたが池井戸潤さんの作品をいくつか見続けると銀行のことがわかってきたような勘違いをしてしまいます。まるで島耕作作品を観て電機業界に詳しくなった錯覚に陥るように。
正義感のある役者さんはそのまま、ひと癖もふた癖もある役者さんは想像通りに。わかっちゃいるけど原作の面白さでしょうか。何の情報なしで観ても本当に面白い作品でした
ノルマは、善か悪か?
仕事には、必ず数字目標がある。達成するには、なかなか難しく、攻められます。私も覚えがあります。
ストレスだらけになります。家族が大事なのは、後からわかりますが、現役の時は、数字をあげることが、1番と思っていました。阿部さんや、佐藤さん、蔵之介さんは、これからゆっくり過ごして欲しいと思いました。
それぞれの正義の中で
銀行の粉飾決済が思わぬ展開へと転がっていく。
真面目に働く滝野がどんどん闇に落ちていく姿は、すごいなと感じた。一瞬の振り返った時の鬼気迫る顔は、よくみてないと分からないけど素晴らしい。
物語の展開も小さな所からどんどん大きな事件へと発展していく。
前半のドロドロした雰囲気も後半にかけて事件が明らかになっていくにつれてそれぞれが真実に向き合う姿が爽やかでとても良かったです。
阿部サダオさんの重苦しい雰囲気のある場面でも社員を疑わないで励ましている姿は、見習いだと思いました。
たまたま簿記を勉強しているからか物語の展開が今までよりも見やすいなと感じた。
とてもテンポも良くて面白い作品でした。
戻せば良いものではない…
なるほど。特にバンカーは。しかし、映画のように借金あったら貰うと思う。池井戸作品らしくドラマの様に見易い。騙される銀行があまりにもリアリティ無いけど、楽しめた。
銀行員、やばすぎ
普段から桁違いのお金を扱うからか、
銀行員やばすぎと思わせる作品。
でも口座情報を普通にみられて、自らの借金なんてできないじゃん。
てか、行方不明の石本さんと支店長、そんなすぐにいっしょに行動したら課長や滝本にバレるやん。なんか緊張感のない悪党ばかりで、あまりドキドキはしなかった。
一回、手に染めたらもう終わりよという教訓ムービー。
日本アカデミー賞脚本賞受賞・・・え?まじ?
2024年の日本アカデミー賞で優秀脚本賞を受賞した本作品、脚本は新人のツバキミチオさん。
カンヌで脚本賞を受賞した怪物を抑えて見事ノミネート!ってツバキミチオは池井戸潤さんのペンネーム・・・数々のヒット作を手がけてきた池井戸さんだが。
本作、本当につまらない!
映画じゃなく、2時間ドラマだったとしても全然ダメ。
こんな作品が何故脚本賞にノミネートされたのか疑問、ありふれたどんでん返しにどこかで聞いた様な決め台詞、セリフも肝心なとことがわかりにくいってダメダメ。
アカデミー賞ノミネートされたので試しに見たが、つまらなかった。
なんで石本は銀行に来れた?
タイトルがネタばれですが、というか話の概要がわかった上でのストーリーなので
あんまり問題ではないと思うが。。。。
石本(橋爪功)がなんで、後半銀行に出入りできたり、西木と顔合わせできている?
支店長とセットで動いている時点で、不良債権回収できないの?
なんでなんでなネタバレ要素なので、だれか教えて。。。
池井戸潤はどうしても同じに見えてしまう
嫌いじゃないし、全体的には楽しめた作品でした
が、池井戸潤の映像化作品は銀行モノがとくに同じように見える
偉くなると銀行員てみんな悪いことしてるんだぜ?私腹肥やすことしか考えてないんだぜ?って言いたいのかな?
その場しのぎでくすねた100万の帯封や証拠を行内の食堂に捨てたり落としたり、後先考えずに気に入らない同僚のかばんに入れて罪を擦り付けたり…
浅!あり得ん!と思っちゃうんですけど銀行でもまれてるうちに理性や常識もなくなっちゃうくらいストレスフルな職場なんですよってことなのか?
と、ツッコミどころはありましたがそれらがうまいこと絡み合って進んでいくのでストーリーは楽しめました
西木さんを演じた阿部サダヲさんは安定のオモシロさでした!
最後にエレベーターで爽快な表情だったのはなによりの倍返し
個人的に柄本明さんがただの悪役ではなく正義の側の悪だったのは気分よく見られました
倍返しのあとのほろ苦さ
Amazon Prime Videoで鑑賞。
原作は未読。
倒叙ミステリの体裁を取りつつ、単純な倒叙物に終わらない展開だったのが面白かったです。クセ者だらけのキャラの中を泳ぐ銀行の名探偵・阿部サダヲの演技に魅せられました。
他のキャストも重厚感溢れる面子が勢揃い。特に橋爪功と柄本明の共演が良かった。同じ画面にこのふたりが収まっていると云うだけでシーンがキリッと締まるからすごいです。
あの名セリフも登場し、池井戸ユニバース全開。倍返しは痛快ながら、ほろ苦い余韻を残す結末が素晴らしい。脚本を書いているのが実は原作者だと聞いて驚いたと同時に納得です。
お金って、本当に怖い。札束は簡単に人の心を狂わせる。大金を目の前にして理性を保つのは難しく、たとえ保てても邪な考えが必ずと言って良いほど一度は頭の中を過るでしょう。
取り敢えず、ギャンブルは絶対にしない!
目には目を
シャーロックではなくシャイロックだから探偵ものではありません、冒頭からベニスの商人の舞台劇、シャイロックとは人肉抵当裁判で有名なシェークスピアの戯曲の主人公、ユダヤ人の高利貸だと説明される念の入れよう。
地方の銀行支店での不正融資事件が舞台なのですが出てくる人物は金の亡者ばかり、だから彼らはまるでシャイロックの子孫のようだということでしょう。
脚本のツバキミチオは池井戸潤さんの変名。目には目を詐欺師には詐欺で報復というプロットは単純明快。
銀行員だって人の子だから聖人君子では無いとしても、この極端な描き方は池井戸さん、かって務めた銀行への私怨もあるのでしょうかね。今では明らかな組織ぐるみのパワハラ三昧、怒鳴り声ばかりの演出には稚拙さを禁じえません。悪党ばかりの騙しあいだから、後味の悪さはひとしおでした。
ミステリー感はないが面白い
前提知識無しに見たんですが、面白かったですね。いかにも有り得そうな事件、ストーリー、規模感が絶妙。テンポよく進むストーリーが小気味よく、入り込めました。役者がとても良かった。演技がいかにも銀行マンでしたし、それぞれの配役も絶妙。真面目なはずが悪事を働いてしまう佐藤隆太さん、上下関係で態度の変わる杉本哲太さん、嫌味な行員の木南晴夏さん、人柄の良さが滲み出る課長代理役の主演阿部サダヲさん、銀行の息詰まる環境に耐えられない営業役の忍成修吾さん等などみんな良かった。
減点分は、規模感が小さい点ともう少し銀行の職場環境の問題点を掘り下げて欲しかった点ですね。そこが邦画の限界なのかもしれませんが。
全62件中、1~20件目を表示