劇場公開日 2022年9月30日

「ただただ、おもんない。」“それ”がいる森 fukunekohantenさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5ただただ、おもんない。

2022年10月2日
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見終わってため息が出るほど、おもんない…。
普段、ジャニタレ映画は避けている。
それでも見に行った理由は、松本穂香とホラーが合うんじゃなないかと前から思っていたのと、ムー案件との噂を聞いての2点。
しかし、もっとレビューを読み込んどけばよかったと後悔している。

ザックリ大筋は、サインと宇宙戦争とフォースカインド。
舞台は、その界隈で有名な山。
これだけ見れば、死ぬほど面白そうなのだがそうはいかない。

戦犯はスタッフ首脳陣でいいと思う。
このお話でよくGO出たな。
客寄せにあまり芝居のできない人を主役に置いて。
ジュブナイル映画でもないのに子役パートが多い、どうやってもチープになる。
予算が無いのが画面から伝わる、これが主演のギャラのせいならちゃんちゃらおかしい。
ワールドウォーZでブラピがゾンビ映画にでるの!?ってなったように、グレイタイプ宇宙人と嵐が!?とはならないので、そこはギャラのランクを落としてもっと適任者を。
あと予算無いなら無いなりに工夫を。
邦画でよくある、悪者が主人公達の準備ができるまで棒立ちで待っていてくれるのいい加減やめてほしい。
つらつら言った通りツッコミどころは多い、映画でツッコミどころが多いのは悪いとは思っていないが、それを気にさせない勢いや説得力もないので、ただのノイズ。
自分が直近で見たJホラーはきさらぎ駅で、これもツッコミ所あって手放しに良かったとは言えないが、話のギミックも工夫が見えて勢いもあってツッコミを抑え込めてた気がする。
ジャンルごった煮を狙ったのなら、ジェームズワンとか見習ってもらいたい。
セリフもとってつけたようで不自然、説明文。
ラストカットの可愛く飛んでくUFOはなに?トンマナがわからない。
この映画で喜んでるのは嵐フォロワーの映画弱者だけなのでは?
良かった点は、子供にも容赦しない所と、宇宙人がドアノックしたとこ。

女神の継承・呪詛など、アジアの良ホラーが出てくる中、日本のホラーの御大がこれで大丈夫か?
もう日本のホラーは白石晃士に任せたい。

−−−−−−−−−追記−−−−−−−−−
一晩経って、落ち着いて考えると自分の受け入れる度量の無さのせいかもと思い始めてる。
そもそも、ホラーってジャンク映画だよな…と。
アリアスターとかジョーダンピールの方が間違ってるのでは。
A級のなり損ないに見せかけて、実はゴリゴリのB級ジャンクポップコーン映画だったのか。
自分はB級〜Z級を何周もして楽しめるほどの猛者の域に達していない。
自ら捜索隊役で混ざって出てた位だし、恐るべし中田秀夫。

fukunekohanten