「良いものを作ろうという気概が感じられない」“それ”がいる森 能面さんの映画レビュー(感想・評価)
良いものを作ろうという気概が感じられない
町長と小日向さんの演技は見れた。
他は見れなかった。子役は特にキツかった。
演出にも言いたいことがたくさんある。
・冬の設定で夕飯を日の出てる夕方に食うな。
16時とかやん。
早めやね。学校終わりの平日なのにね。
・森の中で動くものに出会ったら熊だと思うじゃん。
走って逃げるな。
そんなに熊のでない地域で育った私でもなんとなく知っとる。
背中を見せて走って逃げるのだけはあかん。
・金髪を職員室のモブに置くな。
ブリーチ3回くらいした金髪の先生がいてたまるか。
英語担当の外人なのかなと思ったけど、正面から見たらゴリゴリに日本人。
多様性進みすぎやろ。
・「それ」はそれでええんか。
多分、大の大人が会議室で一生懸命考えた結果それで行こうと思ったんだよね。
分かるよ。
迷走した後に、なんかすごい発想をしたみたいなテンションになっちゃって、
これは面白いぞ!
って、会議室ではそうなったんだよね。
分かるよ。
分かるけどさぁ。
こういう小さい雑な演出が目につくし、
全てにおいて「良いものを作ろう」という気概を感じられない。
これが日本ホラーの巨匠の仕事だから笑ってしまう。
褒められる要素がない。
予告くらい。
予告めっちゃ良かった。
それくらい。
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