グッバイ・クルエル・ワールドのレビュー・感想・評価
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グッバイ・クルエル・ワールド
予告編映像を観た瞬間
お一人お一人が
素晴らしかったです
中でも
安西さんの立ち振る舞い
銃を持つ手、ファッション…
全てにおいて
言葉にならないくらい
かっこよくて
場面、場面に惹かれてしまいました
映画公開されたら
たくさん足を運ぶ作品がまた増えました
狂える(クルエル)奴らが集うイカしたムービー
タランティーノの『レザボア・ドッグス』やガイリッチーの『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』を彷彿とさせるスタイリッシュな映像と音楽のクライム群像劇。
西島秀俊と斎藤工(『シン・ウルトラマン』コンビ)の共演や、オープニングからワクワクする雰囲気。
…が、目指すものが大きすぎて勝手に期待値を上げていたせいかストーリー展開と構成はもの足りなかった。
「裏切り者は誰だ」というキャッチコピーだったが、早々にネタが明かされてしまい拍子抜けした。登場人物やそれらの思惑もあまり交錯せず、それぞれすぐに解決するか終わってしまった。
ガンアクションもかっこよかったが、日常に銃のない日本社会では現実に描きにくいか。
拝金主義の経済や汚職にまみれた政治の世界に切り込むテーマはあるが若干薄かった。
それよりもタイトルの『グッバイ・クルエル(残酷な)・ワールド』の通り、鬱屈とした世の中で映画の時間だけでも爽快な気分になれる作品。
『さがす』『死刑にいたる病』と大作が続く脚本の高田亮にも密かに注目。
邦画のマンネリに一矢報いるノワール映画爆誕
Filmarks独占最速試写会にて鑑賞。まだイメージすら付いていない、出来立てホヤホヤの作品。なかなか刺激的だった。
いわゆるティザーの段階なので、どこまで踏み込んでいいか分からないが、雰囲気が伝わるくらいまで語ろう。
様々なドラマを描いてきた大森立嗣監督が手掛けたのは、日本では稀有なノワール作品。日本らしい設定を主軸に置きつつ、考えずに体感出来るよう、怒涛の展開と圧巻のスケールで描いていく。覆面の内側、その顔に付いた汚れを剥ぐ、スリリングさがたまらない。
脚本は高田亮氏。意味ありげなサイレントカットも多く、どこに転がるか分からない暗さが作品の高揚感に繋がる。1つの事件をフックとしつつ、背景をチラつかせながら人間関係をあぶり出す上手さはお手の物。ただ、その分の緊張感がスリリングなテイストには繋がってなかったように感じ、これくらいの評価に。
キャストも申し分なしの強さ…だが、出ている人以外誰も言えない(泣)。やっぱり三浦友和さんの固さというか強さは光るし、玉城ティナさんと宮沢氷魚さんの美男美女な雰囲気は洋画を観ているような気分に。美しくて恍惚を覚える。
そして何より西島秀俊さんと大森南朋さん。定期的にヤクザかアウトローな刑事を演じているイメージはあるものの、やはりハマらない訳がない。少し負い目を感じるような表現力が作品の黒みに埃っぽい古臭さがいい塩梅にかかっている。
作品の公開は秋。きっと傑出した魅力に気づく人も多いはず。マンネリ化した邦画に一矢を報いること間違いなし。ぜひお楽しみに。
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