「映画館で観る没入感、狂乱世界に迷い込む楽しきエンターテイメント」グッバイ・クルエル・ワールド 甘酒さんの映画レビュー(感想・評価)
映画館で観る没入感、狂乱世界に迷い込む楽しきエンターテイメント
ただひたすらに豪快で
ただひたすらに残虐で
ただひたすらにダークで
笑ってしまうほどのバイオレンス!
アメリカ映画っぽい派手な王道さもあり
フランス映画みたいにシニカルなシュールさも醸し出し
日本映画みたいな縦の組織感の表現を強く残しつつも
まるで漫画みたいな強ぶっ飛びを存在させた世界観。
あえて一言で言うならば、
『下克上バイオレンス』!
ストーリー性も人生観も全てがcruel world 〜残酷な世界〜
でもラストカットを観終わった後、
この127分間の激しさが、じわじわと自分自身の血に肉に染み渡っていくような∙∙∙
そして妙な満足感に、帰り道 独りニヤッとしてしまう。
そんなシャレオツさがあった(笑
ストーリーを愉しむというより、映像色や音の迫力や音楽の選曲、台詞回しやトーン。
映画館という空間だからこそ、研ぎ澄まされた没入感で感覚で愉しむ邦画。
ありそうでなかった作品ではないかと思う。
そして音楽もこれまたシャレオツで。
サントラ欲しいと思う選曲。
カッコ良い作品でした。
コメントする