「居場所のない者たち」グッバイ・クルエル・ワールド uzさんの映画レビュー(感想・評価)
居場所のない者たち
クリックして本文を読む
登場人物に誰一人として共感できなかった。
それぞれが寄る辺がない状況というのは分かる。
が、そこに到る経緯が描かれていない、あるいは台詞のみのため実像感がない。
そんな記号たちが殺し合いをしてても何も感じることができませんでした。
ショットガンの反動がなさすぎたり、弾の詰替が手慣れすぎてたり、命中率が良すぎたり、覆面取るの早すぎたり、ガソリン撒いたとこでライターやら拳銃やら使ったり。
画作りばかり優先してしまった印象でツッコミ所も多い。
「互いに素性も知らない」「裏切り者は、誰だ」などの意味深な煽りも、ストーリーラインに活かされていない。
最後の銃声が一発だったが、西島サイドにも拳銃があり、誰が誰を撃ったのか。
・・・というのも、正直どうでもいい。
90分くらいでスピード感重視でつくるか、人物をしっかり描くかしてほしかった。
深みのない狂気には惹かれない。
コメントする