「行く所が無い人達」グッバイ・クルエル・ワールド 大翔さんの映画レビュー(感想・評価)
行く所が無い人達
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銃撃戦クライムエンターティメントって事で、隠れた名作である、マーティン・スコセッシ製作のフリー・ファイヤーの様な、全編銃撃戦の映画なのかなぁと思っておりましたが、全然そんな事なく、
むしろ銃撃戦も全編の3割ぐらいしかなかったのじゃないかって思うぐらい、アクション少なめでした。
大森立嗣監督作品で珍しくアクション寄りの映画だと思いましたが、いつも通りの大森立嗣チックな、ヒューマンドラマでしたね。
(って言うか大森立嗣監督って大森南朋さんのお兄ちゃんなのですね、ビックリ)
とあるヤクザのお金盗んだら、そのヤクザと裏切られた若者達が、その裏切った泥棒達をブチのめす。みたいなある意味復讐映画なんですかね?
全体的に演出面のセンスが良く、キャストの演技もよく、意外に読めないストーリーで、銃撃戦も手に汗握りました。
最後の西島秀俊さんと大森南朋さんがやっと会えて、お互いに大変な思いをした事を笑い合うシーンはめちゃくちゃ好きです。
ですが、やはり銃撃戦を楽しみたかった僕としては、期待ハズレな点。
前半がなかなか展開弱めで人によっては寝そうな点。(僕は大丈夫でした)
宮川大輔さんがあっけなくサヨナラしてしまい、もっと場の空気を読まない役として、暴れて欲しかった点。
そこら辺含めて、−1ですかね。
「行く所が無い」って言うのが、一つのキーワードなのかな。
アクション映画と言うより、ヒューマンドラマとして見たら楽しめます。
って言いながらヒューマンドラマにしては、少々グロいので気をつけて下さいませ。
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