「【感謝のない世界で、誰にでも起こりうる現実】」神は見返りを求める 芥さんの映画レビュー(感想・評価)
【感謝のない世界で、誰にでも起こりうる現実】
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一言で言えば、【狂気】ですね。
浅はかな感想で申し訳ないですが、良くも悪くも狂気なだけです。
簡単に言ってしまえば、少し物語構成が稀薄で陳腐だったかなと。題材自体は凄く興味深く、YouTuberという職業が認められた現代に作るにはぴったりな物語でしたが、作品のYouTuber像が2016年辺りの、過激なYouTuber像過ぎて、YouTuberを批判したいが為にメディアのオジサン連中が作った映画にしか見えませんでした。
そして、岸井ゆきのさん演じるユリの豹変ぶりがリアリティ無いようにも感じてしまいました。ユリは少し有名になり、関わる人達が変わり、良くしてくれていた田母神さんへの態度が分かり易く悪くなります。その様がリアリティに欠けているなと。見た人にしかわかりませんが、ちょっと天狗になるのはわかるけど、そんなに変わる?!って程人格をも変わっていました。
それにラストシーンですね。暴走した田母神が落ち着くと思いきや、他の迷惑YouTuberが彼の背中に傘を突き刺す。正直無理やりラストシーンを作った気がしますね。そのシーンを撮りたかっただけのようにも感じてしまいます。
俳優さんの演技、題材は凄く面白いですが、ツッコミ所の多さが否めなかったですね。2時間に纏めるのはやはり難しいですね。
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