「気持ちは分からなくもない」神は見返りを求める nakadakanさんの映画レビュー(感想・評価)
気持ちは分からなくもない
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善意を踏みにじられて、気持ちは分からなくもないと、世代的にもムロツヨシに共感しながら観てしまいました。
ブラックユーモアの挟み具合も良いと思います。
ムロツヨシや岸井ゆきのの演技、自然に豹変してゆく振り幅や、言葉で全部説明せずに表情や佇まいなど映像で伝える演出も、やはり良いです。
その一言が欲しい、それで救われる、という思いにはグッときます。
タイトルは、神は物理的な見返りは求めないものの、信心や感謝などの見返りを求めているということでしょうか。
ラストは、笑っていいのかなんなのか、あの思い出が心の拠り所なのか、奇妙な不穏なビジュアルながら、切なくなりました。
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