劇場公開日 2022年5月13日

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教育と愛国のレビュー・感想・評価

全37件中、21~37件目を表示

4.0ゆでガエル、現在49℃(もうすぐ死ぬ)位か?

2022年6月21日
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教育基本法に「愛国心」、「パン屋」から「和菓子屋」に、閣議決定の内容が教科書に、等々。一つ一つは新聞の一面を飾らない程度のトピックかもしれないが、それらを時系列で並べて見せられると、いつの間にか遠くに来てしまったという危機感が迫ってくる。

映画には、歴史教育で子供達に「日本人の誇り」を持たせようと考える人々が登場するが、彼らは「歴史」「教育」「子供」を舐めているとしか思えなかった。教育は学問の内容を伝える場であると同時に、「なぜ?」と問う力を子供が身に付ける場なのだと思う。〝日本は誇るべき国である〟という答えが最初にあり、その答えに合致しない事実は弾圧する、これは学問や教育から最も遠い行為である。国を愛する行為ですらない。

私に戦時中の中国大陸で女性や子供を殺した祖父がいたとしよう。しかも、その祖父は私にはとても優しく、企業家としても成功して、多額の寄付によって地元自治体から表彰もされたような人物だとしよう。その場合、戦時中の残虐行為はなかったことにして、祖父をひたすら誉め称えることが祖父への愛情なのだろうか?そうではあるまい。孫に優しく、周囲から尊敬されるような人が、なぜ残虐行為をしてしまったのか、それを誰にも言えずに戦後数十年を生きてきたことに苦しみはなかったのか、等々に思いを馳せ、優しさや功績だけではなく、弱さ、ズルさ、苦しみ、罪悪なども含めて祖父を受け留めようとすることが愛情ではないだろうか。またそうした事に思いを馳せ、「なぜ?」と問う事が学問や教育の出発点の一つになるのだと思う。

他人(他国)に自慢できる〝立派な〟祖父(祖国)しか愛せませんというのは(育児が楽な〝良い子〟しか愛せませんという毒親と同様)、愛情ではなく、人間(国)の私物化だろう。

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taro

2.5ドキュメンタリー

2022年6月20日
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冒頭の話は検閲する側がしょぼすぎるとしても
肩入れするわけでは無いが、負の面を知ることが自虐的になるとは思えない。

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あふ

3.5過度な演出はなかったけれど

2022年6月18日
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過度な演出はなかったけれど、ちょいちょい結びつけるタイプの演出が目についた

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タカシ

2.0左な感じの映像は新鮮でした。

2022年6月17日
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教育関連は、どちらかというと左側の勝利かと思ってたけど、左側の考え方だとそうでもないんだなあということが分かった。
東大の先生へのインタビュー、インタビュアーの聞き方が面倒くささ爆発してて、ああ左だなあという感じだったね。あと、菅さんとか桜井よしこさんの映像の切り取り方も悪意に満ちてて何だかなあという感じでした。

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khapphom

4.0反日左翼が好きな人達

2022年6月6日
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鑑賞方法:映画館

教科書に載せるのはパン屋ではなく、和菓子屋。
これぞ、日本の愛国心です。
でも、和菓子を作ろうにも、そもそも原料を輸入しなければ作れないのではないでしょうか?それに、最近老舗和菓子屋の倒産が相次いでます。愛国者さんがこだわる和菓子屋とかの以前に、食糧自給率37%というのをもっともっと上げないといけませんよね。あとは、国民に和菓子が買えるだけの経済力をつけさせないといけません。

経済も給料もずっと右肩下がり、税金や社会保険料だけはずっと右肩上がり。格差は更に広がり、円は安くなりました。これは明らかに自民党政治の無策のせいです。悪夢の様な自民党政権。日本の経済力がこれだけ落ち続けているのに、私達の税金である国家予算が、権力に都合の良い企業に流れていて、権力に忖度しない教科書の出版社は倒産してしまう時代。

学問が権力と結びつけば、それは学問ではなくなります。全体主義が蔓延り、国民は疑心暗鬼となり、国は停滞し滅びます。学問と言えば、劇中に登場した東大名誉教授の伊藤先生が、「まともではない人間」を「反日左翼」と言ってました。このネトウヨ言葉を恥ずかしげもなく使う方が、ヤフコメ民ではなく、東京大学名誉教授という事に日本の文化的な凋落も大きく感じてしまいました。教育とは?教養とは?

そして、安倍さんのキャッチコピーである「日本を取り戻す」。そもそも、日本を何から取り戻すのかを私は知らないのですが、これも安倍さんが大好きな反日左翼ですか?

安倍一派、日本会議、保守論壇は、ほとんど存在し得ない反日左翼の脅威と闘っているらしいです。そして、歴史を改竄して、教科書にも口を出し、素晴らしい大日本帝国主義を復活させたがっています。つまり、恐ろしいほど壮大な妄想に取り憑かれた人達なのです。戦争に反対する人を反日左翼、人権のことを言えば反日左翼。彼らの言動は、反日左翼の妄想に取り憑かれたそこら辺のカルト集団と何ら変わりはありません。私は日本のモラルを下げた安倍一派こそ、反日カルトだと思います。

もうこれ以上、日本をカルト集団に乗っ取られたくはありません。だから、なんとなく自民党に投票している方には是非本作を鑑賞して、投票先を考え直していただきたいです。

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ミカ

3.0東大教授の意見があまりにも無茶

2022年6月6日
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教科書の問題で、なじみが無いので新鮮でした。
東大教授の意見があまりにも無茶があり(歴史からは学ばない)
なぜあなたは教えるの?と聞きたくなりました。

出版社の方々のインタビューと沖縄の共同自決を生き延びた
方のインタビューはとても学びが多かったです。

名誉教授がたくさん出てきて、名誉教授にもいろいろな意見が
あり、政治と絡むと政治家になるのかな?と思いました。

顔を出すとまた炎上、たたかれたりあるので勇気をもって
出演した方々に敬意を表したいです。

今の時代、右翼左翼、よりみんなで未来を良いものにしたいと
最近よく思うので、そんな未来が生まれたら良いです。

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クッキー

5.0もうダメかもしれない、でも

2022年6月4日
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本当に心打たれました。もうここまで来てしまった。ダメかもしれない。でも、まだ、こんな作品が見られる。今だから出来ることを、子供達のために憂いているだけではだめだと心から勇気をもらいました。ありがとうございます。

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ia

5.0イヤな顔の政治家やタレントといった魑魅魍魎達が教育現場を焼け野原にするある意味怪獣映画

2022年6月4日
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鑑賞方法:映画館

教科書検定制度の下で魑魅魍魎達が蠢き、あからさまな圧力によって教科書が子供達に伝えるべきことを強引に捻じ曲げていく様を抉り出したドキュメンタリー。権力者達が吹く犬笛に呼応した人達によって歴史的事実が無かったことにされることに果敢に抵抗する編集者や執筆者もいるが、当たり前のことをありのままに伝承することをよしとしない勢力の方が遥かに強大な力を持っている現代社会に対して激しい怒りが募ります。安倍、菅、杉田、小林よしのりといった個人的に大嫌いな人間達の顔をイヤというほど見せられるのは苦痛でしたが、この悲惨な現況を知るために広く知られるべき作品です。

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よね

3.5真正面から質す かわされても 繰り返す

2022年6月3日
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いつもの映画館で
大竹まことのラジオで
深澤真紀さんが紹介していて
予告編をチェックし是非観たいと思った

金曜日以降は時間が変わって昼の回しかない
今日まで1時間早退すれば観れると
まぁ明日は休暇だし…(運転免許更新があるが)

うーん ちと真面目過ぎかなと
パンケーキとか香川一区みたいなユーモアが欲しかった
監督のインタビューなどを観ても確かに真っすぐで
直球の人なんだなと
その人柄がそのまま出た映画なのだと思う

オラとしては なんだか権力があって気味が悪いヤツらを
笑い飛ばしてほしいという欲求があったのだが
丸腰で殴り込みだからなぁ
東大の名誉教授へのインタビューが象徴的

そうはいってもこういうテーマを正々堂々と問う姿勢
爽やかだし 見習いたいとも思う
嘲笑ばかりではダメなのだ
真正面から質す かわされても 繰り返す

オラは大学3年にゼミに入るまで
教科書に書いてあることが正しいと
無批判に受け入れるような人間だった
ゼミの先生が教材の学説などにいちいち難くせをつける人で
目からウロコが落ちた その先生には感謝している

君が代の斉唱とか国旗掲揚とか
ちゃんと根拠を質す人たちがいる
昔は いいから黙ってやればいいのにと思っていた
今でも正直なところはどうでもいいと思っている

一方で 細かく言う人がいないと
権力者のいいようにされるという危惧を感じるようになった
だからそういう細かく言う人に敬意を示すようになった
オラたちの代わりに一生懸命になってくれている
自分ができることではないのだが
せめて敬意を示すのだ(共産党の人とか)

それにしても相手側の陣営の知性のなさよ
アベスガマツイは反知性だよなぁ
橋本だの大阪府知事(名前忘れた うがい薬の人)などの面々は
反知性主義の勢いを利用して成り上がろうとしている

映画終了後はいつものごとくベンチでビール
この上ない自由な時間
350を2本飲って 2次会は久々のラーメン花月嵐を堪能
店を出たら土砂降り cats & dogs
でも大丈夫 明日休暇だし…(運転免許更新があるが)
電車に乗っている間に雨は晴れた
天は我に味方した

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北枕寝二

3.0どっちなのかな?

2022年5月30日
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つゆくさを見たついでに拝見。
けっこう人入ってて。

どちらの考え方なのかな?
と思い見てました。

ドキュメンタリーで、丁寧に取材されてて

記録映画としては、面白かった。

教科書に頼る事なく、自分の頭で考えられる子供達が増えるといいなと思いました。

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ラムちゃん

4.0愛国心はならず者の最後の逃げ場

2022年5月28日
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鑑賞方法:映画館

この映画を見る者は斉加氏の同名書を読むべきだし、また映画の解説パンフをも読むべきだろう。
映画では「匿名」化された人物の一人ひとりが、同書では実名を挙げて記載されていることや、地方都市の首長たる松浦何某のその後の「敗北宣言」を同書では挙げてはいるものの、映画では取り扱っていないことを考えてみても、映画は書籍とは異なりソフトランディングさせているようにも思える。

映画のパンフで白井聡氏は「愛国心はならず者の最後の逃げ場」というサミュエル・ジョンソンの言葉を援用し、「愛国心は劣等感に苛まれ者の最後の逃げ場」とまで喝破した。
全くその通りだと思う。
彼らが繰り返す「反日」や「自虐」という言葉は、実は彼らが最も恐れる自らのアイデンティの崩壊を他罰によって回復しようとする手っ取り早い方法であると。そんなことは、おそらくは彼ら「以外」の者たちは誰もが知るところのものだ。

しかし、このような一部の人間を外部化してしまっては、思考方法が彼らと同じになってしまう。彼らを「反知性主義」者として追い込むことは簡単なことだ。しかし、それをしてしまっては遂行矛盾に陥ってしまう。では、どのように彼らに対峙すべきなのか。

「政治は教育に介入すべきではない」と言う。
そうだろうか。
政治が教育に口を出すのはいつものことで、教育のあり方は政治そのものだ。
だから「政治は教育に介入すべきではない」としいてるだけでは無力で、そのままでは政治は必ずや教育に「介入」してくる。

それがあまりにもお粗末な「政治」であるということを誰もが理解しているのであれば、それについての異議申立てを諦めてはいけない。同書の中で斉加氏は、かつて時代の寵児ともて囃された首長の矢継ぎ早の「改革」に対して声を挙げた、当時の生野照子教育委員長の言葉を引用している。
「相手が政治でやってきたら、政治でないと返せないんです。」(p.113)
教育を通して「政治」にしっかり向かい合うこと。教育への政治介入をただ嘆くのではなく、彼らが用いるその政治の未熟さを、彼らとは違った「政治」の手法でしっかりと指摘してやることだ。

映画では牟田前大阪大学教授の研究を「捏造」とまで言い切り、自分の厚顔無恥ぶりを余すところなく発信続け、桜井何某に媚び諂う杉田何某という国会議員をも映像化していたが、自分としては、このような小さき者をとりあげることに加え、平井教諭の従軍慰安婦に関する授業に対して行われた大阪教育員会の愚劣で執拗な「攻撃」の前段のコンテクストをなす(同書第2部にあたたる)大阪府及び大阪市と教育「現場」との攻防をも、もう少し取りあげてもらいたかった。

そうすることで、
この一連の「大阪」ムーブメントの流れに棹さし蒙昧でいられる輩の驕り昂る不遜さを、またその者たちに重ねる者たちの狐仮虎威をも手に取るように見えてくるドキュメントになったのではないか。
そして、そうすることでまさに彼らの「政治」を徹底して暴きたてることになったのではないか。

そう短くはないこのドキュメンタリーからそんなことを考えてみた。

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critique_0102

0.5最初の投稿が消されました。

2022年5月26日
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鑑賞方法:映画館

「教育と愛国」のタイトルで、さも子供たちの事を考えているようだが
日本人の子供たちの事は、考えていないと感じる内容でした。

内容の8割以上が、正論ではない証拠がぞくぞく出てきた案件に関してで
最初の投稿に、その案件の逆証拠を書き連ねたら
投稿が消されてしまったので、再投稿のこれには書きませんが
ここまで映画を利用して、世論を作るだなぁと感じる映画です。

「愛国」という語彙を、日本人なら使わないと思います。
これは、消される時の為に、スクショ取って、各方面に送っておきます。
言論弾圧と思うので。

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suzy6

0.5見る価値あるんですか、これ?

2022年5月26日
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元々、自虐史観が過ぎるってことで教科書を見直すってのが現実の動きだったと思うんですけど、この映画は逆張りにそれがおかしい!と声高にプロパガンダしてる映画なんでしょう。反論を反論でひっくりかえず、典型的なド左翼のお家芸。

国家が愛国を「強制」はどうかと思う。
とはいえ、別に糾弾することではない。
事実は事実として捉える事は大事だと思いますので、一切合切日本は悪くなかったという論に私は与しませんが、この手の作品は結局日本悪いに終始してる。
それは糾弾すべき。

事実は事実として捉えることは大事です。
人間だもの。色々な人はいる。
それを一緒くたにして、良い悪いとは言えないと思います。
盗みや乱暴をした兵士がいたかもしれない。
いや、中にはいたとは思う。
とは言え、その一部を捉えて、日本が全部悪い!事実を隠蔽!と喚き散らすのはどうなんでしょう。
とりあえず、従軍慰安婦と南京の出来事を日本が悪いで決めつけてる段階でこの作品も単なるプロパガンダに過ぎないと思います。

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きなこうどん

4.0愛国心再考

2022年5月21日
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国家と聞いただけで、アレルギーを起こす人がいる。私もそうでした。でも、日本国が我々を日本国民と認めてくれているからこそ人権が守られ、人間らしく生きていられる。これは事実です。私は五十歳過ぎてから、この事に気付きましたし、この事から目を背けている人も余りに多いと思う。これは甘えじゃないんでしょうか?色々な考えはあるのでしょうが、この事実は国民一人一人が受け止めるべきだし、教育にも反映させるべきだと思う。

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koozyy

4.0愛国心は錯覚に過ぎない

2022年5月16日
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 随分と控えめな内容だったというのが第一印象である。井浦新の滑舌のいい落ち着いたナレーションが教育現場の危機を淡々と伝える。

 第二次大戦中に日本軍が行なったことをきちんと教えることは、戦争を反省する上で重要なことだ。戦争は兵隊の精神を破壊して理性を奪う。欲望のままに他国の女子供をレイプし、非武装の民間人を容赦なく殺す。従軍慰安婦や徴用工は実際にあったことである。もっと言えば、従軍慰安婦は病気になったり怪我をしたら捨てられるか殺されるかして、新しい従軍慰安婦が補充された。女性の使い捨てだ。まさに人権蹂躙だが、戦争というのはそれ自体が人権蹂躙であり、犯罪の正当化である。
 平時に人を殺せば殺人罪に問われるが、戦争で沢山の敵を殺せば英雄と呼ばれる。つまり英雄とは無慈悲な殺人者のことである。それを戦争の大義名分によって、罪人ではなく功労者だとするのが国家主義者だ。そして戦死者を英霊などと呼んで靖国神社に奉る。

 本作品に関連するドキュメンタリー映画で、当方が鑑賞した作品を紹介する。
 沖縄戦で沢山の民間人が自死したのは、陸軍中野学校出身の将校が住民を煽り、誘導したためである。その経緯は、映画「沖縄スパイ戦史」に描かれている。
 沖縄県民の7割以上が反対しているにも関わらず、強行されている米軍基地建設については、映画「戦場ぬ止み」に描かれている。
 従軍慰安婦の論争については、映画「主戦場」に描かれている。
 第二次大戦で日本軍(関東軍)が中国で行なった残虐行為については、映画「日本鬼子」に詳しく描かれている。
 安倍政権の悪行については、映画「新聞記者」に描かれている。

 本作品では、国家主義者が愛国心という錯覚を国民に強要するために教科書を改変しようとする経緯が詳しく紹介されている。「愛国心という錯覚」の意味は、たまたまそこで生まれたに過ぎない国を「祖国」や「母国」などと呼んで、あたかも「自分の国」であるかのように錯覚するということだ。

 本作品の骨子は、日本学術会議の任命から外された6人のひとりである岡田正則教授の「世界はグローバル化していて、国民や国家という概念が意味を成さなくなっている」という言葉に集約される。人間は自由な選択をすることができる。どこに住むこともできるし、住んでいる場所を愛するかどうかについても、その人の自由である。

 日本の義務教育には日本国憲法の時間割がない。日本国憲法には、国民主権や法の下の平等、基本的人権の尊重や平和主義など、なるべく早い段階で子供に教えたい内容が満載である。映画「誰がために憲法はある」では、新しい憲法ができて、日本国民はこれからは戦争のためではなく平和のために生きていける、国のためではなく自分たちのために生きていけると喜んだことが紹介されている。日本国憲法の時間割がないのは、国家主義者にとっては教えられて困る内容ばかりだからに違いない。
 個人の幸福追求の権利を捨てて、国家のために死ねる人間を作りたいのが国家主義者だ。日本国憲法の理念が戦後の日本の発展につながったことを理解していない。不自由な状況では人間はポテンシャルを発揮できない。小泉政権から安倍政権に至る国家主義教育で日本の産業や技術がどれほど衰退したかを考えれば、国家主義が経済的にも国を滅ぼすことは明らかだ。
 一日でも早く、日本国憲法の時間割を義務教育に設けなければならない。家庭でも、絵本と一緒に憲法も読み聞かせてほしい。子供に条文を説明することで、大人も憲法についての認識を新たにするだろう。

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耶馬英彦

5.0愛国の本当の意味を考えたことがあるのだろうか。

2022年5月15日
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まあ内容は全部知っていることでしたが、教育に介入する政治権力の酷さが増しているのを再認識させられました。教科書検定とか、授業への圧力とか、学問への介入とか。

安倍晋三一派が何を考えているのかちょっと驚きでもありました。科学的、論理的思考とか全く無視です。

中国が攻めてきて日本が日本でなくなることを何としても防がねばならないとか、そういう「脅威」に備えたいようです。

そんな弱肉強食の、時代に逆行することを前提にしているとはちょっと信じられない思いでした。世界の歴史から学んだ人類の叡知も人権の尊重も無視、ただ力を信奉するだけならいずれ世界は滅ばざるを得ないです。
想像力の欠如、人類の未来への信頼のなさには呆れました。日本が第二次世界大戦後76年間戦争をしていない事実は教育と平和を願う国民の努力によるものです。

力のみを信奉すると言う意味においては安倍晋三もプーチンも同じですね。習近平もしかり。他にもたくさんいるでしょう。
長い歴史の中で多くの犠牲を払い「力の強い者が得をする」ことを克服してきたのに。ため息しか出ませんが、でも心ある人々もたくさんいます。頑張っていくしかないですね。

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たこ姫

1.0上映前、舞台挨拶

2022年5月14日
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プロデューサーと2人で挨拶に来たのに監督がずっとあいさつし続けていたことにあきれました。
普通、プロデューサーの自己紹介、一言あいさつは先に行いますよね? なぜ、スタッフも何も指摘しなかったの?
最初よかったけど、慰安婦からなんだか繰り返しで長かった。
中学校教諭の平井先生よかったです。
エンドロール後のラストカット、意味不明です。
60分作品ですね!

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かん