かがみの孤城のレビュー・感想・評価
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監督の優しさとかしたたかさというか粘り強さみたいな
仕事納めの日にTOHOで
水曜日で割引料金 ラッキー
2時間早引きして16時過ぎにスタートの回
まぁまぁの入り 若い人が多い印象
大好きな監督の作品で2時間全く飽きることがなく面白かった
何度か涙が滲んだ
エンドロールで辻村深月の原作モノだったと知る
しかも本屋大賞を獲っているんだと
辻村深月の小説は何作か読んでいたかと思う ツナグとか…
あと朝が来るもそうだったか
どうりで話の骨格がしっかりしているわけだ
カラフルに通ずるテーマで
この監督の優しさとかしたたかさというか粘り強さみたいな
女性原作者と相性がいいのかも
2時間では登場人物の一人ひとりの背景が描き切れていないような
例えばリオンと母親の関係とか将棋好きの男子とか
少し間を置いて原作を読んでみたいと思う
朝が来ると同じ印象で いい映画体験だ
この監督作品は俳優声優の問題があると思っていた
今回は主人公はプロ声優と思いきやそうでなく
おおかみさまは微妙によかったので
一概に俳優声優を否定出来ないかなとも思った
酷いことをする男の顔がその瞬間に
ボールペンで描いたような線で塗り潰して見えなくなる
表現手法として興味深くどんな意図があったのか知りたい
作者や監督のメッセージを
はす向かいの家の子に語らせている
いじめられたとしても しょせん学校の中の話だ
いやぁ今年最後のスクリーン鑑賞はよかった
帰りにひとり忘年会 しみじみと映画を反芻して幸せな気分だった
お城に集められた7人の若い男女。願いを叶えてくれるカギがお城の中になるそうなのだが…。観た後に優しい心になれるお話です。
原恵一監督作品です。 久しぶり。
辻村深月原作です。「ハケンアニメ」以来。
観ない訳には… ということで鑑賞です。
鑑賞スタート。 (2時間経過) …終了。
感情を揺さぶられる、なんと心地よい作品。
期待を遥かに上回る秀逸の作品でした。 はい。
大満足です。
原作を知らないで観たのですが
ちゃんと理解できました。 そして
色々な伏線があるのに、
それらは見事に回収されて終わっている
ことに驚きました。
原作はかなり長い小説のようですが
2時間の枠に良くまとめられていたと思います。
原恵一監督の会心作 かと。 うん。
※この作品は、予備知識を仕入れないで観て欲しい
そう感じましたので、エピソード紹介的な内容は
書くのを控えようと思います。
一つだけ。 (…書くのか)
カギを用意した者が7人に望んだのは
「何が願いとなること」 だったのかなぁ と。
原作を読むと理解が進むのかな。
で。
観ようか迷っている方がいたら
是非劇場でご鑑賞ください。
私には充実の2時間でした。
幸せな気分にまだ浸っています。
#入場者特典、いいですね。 何種類ある のかなぁ。
◇余談
こころの衣服
お城に来るときは私服なのですが
毎回違う服を着てたような気がします。 (他の子も かな?)
今度はこんな服だ~ と、楽しんで見てました。
◇最後に
この作品の対象年齢って何歳くらいなのでしょうね。
就学前のお子さん等の小さな子が観たら、
トラウマになりそうな場面もあったなぁ …と。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
演出がいまいち
シナリオは問題なし、子供たちの抱えてる問題と対応を見せていくところは違和感なし。
全員に時間をかけることはできなかった分は、人数合わせではなく映画の尺の都合で主人公が絡むとこだけに絞ったということかな。
演出が気になる。
BGMの選曲でシーンに対して盛り上げすぎる曲を選んだり、ミスマッチを感じる。
BGM以外も、もう少し色をたすとか特別感が欲しいシーンがある。
・主人公が友達と仲直りして、立ち向かうことを決意するシーンは
・クライマックスで主人公が秘密の場所へ進むとき
ここは盛り上げる場所だと思うが、画が動かない&表情やしぐさの演技が少なくていまいち乗れなかった。
重大なネタバレになる子供たちのファッションについて誰も突っ込みがないのは気になった。大人にならないと気にならないものなのかな
主役がへたくそなので演技は点数をつけれれない。
もっと話題になっていいと思う
時間があったので観ましたが、観てよかったです。
いじめや不登校、家族の問題などなかなか重いテーマが入っていますが、真摯に向き合い、乗り越えていく姿は見ていてとても気持ちが良かったです。
作中、嫌な人物も出てきますが、ほとんどの人が優しく温かい気持ちを持っていることも良かったです。
また特典のカードは視聴後に開けるように書かれていましたが、中身を見るとなるほど〜と思いました。
おすすめです。
受難の子供たち。
本作の主人公たちは中学一年生から三年生と、統計的に見ても不登校の生徒数が突出して多い世代の子供たち。
小学生から中学へと上がる時期は思春期にさしかかり、また環境の変化や受験などなにかと精神的に不安定になりやすい時期でもある。
自分自身の経験でもこの時期はかなり精神的に不安定な子が多かったと記憶していて、正直人生の中で一番辛かったような気がする。何よりも小学生の頃の友人が豹変してグレたり、酷い状況になっていくのを目の当たりにして本当につらかった。彼らはそれぞれ家庭の事情などを抱えていたのだろう。
さすがに私の頃よりも不登校が社会問題化している今ではフリースクールなど子供たちの受け皿もあって、子供たちに選択の余地があることはよいことだと思う。
そもそもいじめで自殺するほどつらいのに無理して学校へ行くことに何の意味があるのか。命よりも大切なものはこの世にはない。学校へ行けないほど悩んでるのならいっそいかなくてよい。学校に行けない自分を恥じたりする必要もない。
日本の学校教育は旧態依然の代物。最近話題のギフテッドの子供たちの問題なんかを見ていても、いかに日本の学校教育が遅れているかよくわかる。
明らかに時代遅れの日本の学校教育制度をあえて選ぶ必要もないのかもしれない。本作でも経済的余裕のある家庭では海外留学なんて道もあるし。もちろん経済的に余裕のない家庭では無理だがそれでも進学を望むなら大検という道もある。
本作は家庭や学校での居場所がなく、誰にも悩みを打ち明けられない中学生たちが一つの場所に集められ、願いが叶うという部屋の鍵を探す物語。それぞれが個々の願いを待っていてそのために鍵を探すがいっこうに鍵は見つからない。
結局、鍵を見つけた主人公は仲間を救うためにその鍵を使う。しかし、その鍵で救った仲間こそがいずれ自分たちを救ってくれる存在だった。
悩みを抱えて孤立してしまうことがなにより危険だ。それこそ最悪な悲劇となってしまうことがある。自身の悩みを互いに打ち明け他人と共有しあうことでその重荷から解放され連帯意識も生まれる。
本作は悩みを抱えた少年少女がお互いの悩みを分かち合い、助け合うことで自身が救われる様を描いている。君は一人ではない、悩みがあるなら打ち明けてほしいと本作は訴えている。
学校や家庭での悩みを抱える子供たちに是非とも見てもらいたい作品。そして自分はけして一人ではないのだと知ってほしい。
意外と
面白かったです。ストーリー展開もキャラも伏線も上手く出来ていると思います。みんな同じ中学なのにまったく気づいて無いのは違和感があったので、カラクリは何となく途中でわかった感じはしました。
綺麗な物語です
原作未読、前情報ゼロ、息子が原作は読んだことあると言うことで鑑賞。
7人の中学生がそれぞれの理由から不登校になったり親元を離れていたり。
不思議な城へ招かれた彼らが、心を通わせる相手をみつけ、時間をかけて癒しを得ていく。
孤城は海の中にそびえ立ち、7人はここには誰もこない、孤立した場だと感じている。
つまりは7人と狼さんだけの場が整えられている。
中学生という年代に焦点をあてているところがキモ。まだ親に養われ義務教育期間であり、でも学校という社会生活を送らなければならないという観念にはしばられている。
不思議な城という「子供らのための場」は実は現実世界に作成不可能ではない、フリースクールの先生も登場するし。けれど現実世界ではそこは子供も親もたぶん逃げ場と認識してしまい、まったく異世界という場だからこそ孤城が機能していくのはみていて納得。
物語的には7人いるのでそれぞれのエピソードはあっさりしている。時間が経過していくことも大事な要素なのを提示しているのに好感をもつ。予想できることもあるんだけど、こころが動いて、7人の生きる世界が動いて、クライマックスを駆け抜けていくの、よかった。泣いてしまった。映画館のほかの方もすすり泣きがきこえてきた。
ラストはまあ主人公だしね?
エンドロールは優里の歌でまた泣いた。
家に戻って確認したらポプラ社の作品。
納得。
驚きとか派手さとかはない、でも中学生や小学生にみてほしい。
人間の弱さがオブラートに包まれながらファンタジーとして描かれていた。
中学生の息子と観れたことを忘れないとおもう。
帰り道の空がみたことない色で。
夕焼けがはじまるところ、下から
青がグラデーションで3色くらい、紫から赤、桃数種類のオレンジへ。黄色くなったさきには空色がまだ残っていた。
帰宅後入場特典開封。素敵。
優しさ溢れるストーリー
原作の大ファンです。「かがみの孤城」は、仲間との絆を頼りにつらい経験を乗り越える成長物語です。映画化されると知って少し不安になりましたが映画を観て不安が消え去りました。小説を映画化するとなると所々カットされてしまいますが、本作では原作を忠実に再現していました。主人公が涙を流すシーンは感動しました。涙なしでは観られないステキなストーリーです。全ての人におすすめできる映画です。私の一番好きな映画です。おすすめ!!
思ったより良き! 孤城を通して成長する
最初のシーン、引きこもり?の少女たちが出会い、絆を育んでいく、、、。見ていて和むし良きでした!
中盤以降は、鍵や願いの話。
一人一人の想いのために、鍵を探していく、、、。
ラストまでは、結構怒涛な感じで最後のみんなの出来事を知るところはうるっと来てた。
リセットしてからアキを見て、心にくるものがあったし冒頭のシーンに戻るところはかなり熱い。
しっかり見た上でもう一度見たいなと思えた。
徹頭徹尾ストーリーがしっかりしていて、最後のところではグッと来るものがある。
とても辛くなるとこや、疑問点もあったけれど、綺麗に纏まっていてすごく良き!!
特典のアフターストーリー?は感動ものです。
エンディング後少しでもストーリーあったらもっと良かったなぁ、、、
原作を読んだ方には
私は原作は読みました。私の好きな本だったので映画化されると聞いた時から見ようと決めていました。見る前から結構原作を削り取られるとは分かってはいましたが削る部分としてはいいとは思いました。ただそれぞれの墓標からこころがみんなの記憶を見るシーンは原作を読んでいないと少し理解しづらいかなと思います。アキに関しては学校ではどんな感じなのかということは説明されませんでした。この小説の1番泣けるところはこころがアキを助けるところです。なのでアキがどんなところで消えたいと願ったのか、なぜルールを破ったのかそこをはっきり描写するべきだったかなと思います。ここまで批判的な意見を書いてきましたがあの長い小説をここまでまとめられているのはとても素晴らしいです。ただ原作を読んだ方には少し足りなさを感じる映画かもしれません。まあ某探偵漫画のセリフをその声優さんが言っていたりしていて面白さもあったと思います。
Escape from reality!
現実と鏡の中の世界観が丁寧に描かれているのが良かったです!
中学生の登場人物が、それぞれ現実で生きづらさを感じていて、孤城だけが現実を忘れられる空間というのが悲しかったです。
鍵の謎解きが完了して、こころが全員の回想シーンを見る場面はとても感情移入してしまいました…
最終的に平和な願いを叶えて、オオカミ少女の正体が明確になる場面が個人的には1番心に沁みました😭
話は淡々と進んで特に何も起きずに半年が経つ。事件はどん詰まりで大きく動くが·····。
不登校になったこころ(當真あみ)が、理由も分からず「孤城」に招かれるところから始まる。
うーん、流行りの異世界ものに近いなあ。
7人集められるんだけど、意味深にも「オオカミさん(芦田愛菜)」が登場。「ようこそ!」
うーん、召喚した側は「ようこそ!」って言うよねー
鍵探して願いの叶う部屋で願いを言うと言う、これもまた合理的な説明もなく悪い予感しかない。
オオカミさんとは誰か
しばしば登場するフリースクールの喜多嶋先生とは?
同じ学校と喜多嶋先生(宮崎あおい)からなんか気づきそうだけど、マサムネ(コナンくん/高山みなみ)の推理に引っ張られてパラレルワールドに行っちゃうんだね。
マサムネくんが将棋の相手をしているスバル(板垣李光人)は会話からゲームプログラマーになるみたいだから、そのへんもヒントになっている。
そんなわけで7匹のヤギ達よりも先に時間差トリック(トリックではないか)には気づいたよ。
ドラマとしては大した盛り上がりもなく進むので少々退屈。
特に見せ場もなく半年経つところが逆に驚く。
設定も展開もテンプレ通りなので、私にはあまり刺さらなかったよ。
ほかの皆さんが仰られているように、現実世界に戻った7人がどうなったのかはもう少し見たい気もしたねー。
北村匠海くんや板垣李光人くん、梶裕貴くんはさすがだし、声優陣はみないい雰囲気出していた。
當真あみさんは「し」の発音が「スィ」に聞こえるのが残念。「すずめの戸締り」の同世代原菜乃華さんに比べると経験不足は否めないっすね。
あと、歩くシーンがたくさん出てくるんだけど、恐る恐るでは無いがなんだかみんなゆっくり歩くので、そんなところもいらいらさせられましたね
さて、来場者プレゼントは見てから開けとの事。一部のその後に関係してました。
名作
本屋大賞は伊達じゃない。
良い映画観たな感がとても高い。
解りやすい構成、丁寧な伏線。
萌えに振らないキャラデザ。
拙い演技だが、キャラクタの個性と噛み合った声。
弱い人、強い人、良い人、悪い人が上手い具合にちりばめられている。
それら全てが絶妙なバランスで取れていて脱帽する。
小学校中学年くらいから、全ての年齢の人にオススメできるが、アキのトラウマシーンだけは幼い子どもには厳しいか…。
以下つらつらと
七匹の子やぎ以外の伏線はすべて読み解けただけに、少し悔しい。
子どもの頃に赤ずきんとの親和性には気付いていたのになぁ。
こころの痛みを吐露するシーンでうるっと来た。
痛みは耐えるものじゃなく、訴えるものなんだよ。
序盤の母ちゃんがキツく当たってくるのでムカムカしたが、味方になってからの心強さにほっこり。愛されてるなぁ。
入場者特典がありがたい。これは嬉しい。
総評:原作未読。読むかー。
メリーゴーランド
原監督久々の作品という事でウキウキで鑑賞。
かなり心にズシっとのしかかる、けれど考えさせられて、感動して、笑える、そんな作品になっていました。
今作の城に招待された子供たちは、実際の生活でいじめや虐待などを受けている子供たちで、"願い"を叶えるためにオオカミさまから指示をもらいます。この子供たちのいじめられている描写、特にこころの描写は本当に生々しいです。
タヒねやブスは連呼するし、家に凸ってくるし、仲間外れなんて当然、先生の前では良い子ぶる、とにかく被害者に優しくない世界が強く展開されていました。作中でそれぞれの年代が違う事に気づいた際にも、"未来でもいじめる奴らはいるんだな"というセリフが重くのしかかりました。
しかも加害者ばかり庇う世界、ここまでのものにあった事はありませんが、自分もいびられていた経験があるので少し苦しくもなってしまいました。
その中で子供たちが絆を深めていく、その最中で衝突したり、自分の思いを吐露したりと、ギスギスしすぎず、ベタベタしすぎずのまま進んでいくのでテンポ感も良かったです。キャラクターも全員しっかりと立っていたのでそれぞれの役割も、その後進むべき道もしっかりと定められていたのもスッキリする要因になっていました。
伏線の殆どを回収していくのは映画の尺に収めるためには仕方なかったんだとは思いますが、多少思わせぶりなまま終わっても良かったのかなとは思いました。ある程度その流れが分かるとなるほどねと思ってしまったので、インパクト不足に陥ったのは少し残念でした。あとわりかしのんびりしすぎじゃないかなとは思いました。最初の半年を交流に使うとはこれ如何に。
あと声優陣は本職と俳優が入り混じっているので、上手な人と下手な人の差が浮き彫りになっていた印象です。あとこれは中の人繋がりだとは思うんですが、某有名探偵のセリフが作中に入ってきたのは少し冷めました。そこまで培っていた緊張感が一気に崩れてしまったので、あぁいう内輪ネタはやらないで欲しいなと思いました。
気になる箇所こそありましたが、それでも扱うには度胸のいるテーマを真正面から描き、原作に沿いつつも、監督なりの答えを出して物語に終止符を打ったのはとても好感を持てました。ぜひ原作やコミカライズ版にも触れたいと思います。
鑑賞日 12/23
鑑賞時間 14:30〜16:35
座席 H-2
うっかりタイトルでネタバレしそうになった
原作未読。
最初はちょっとモヤモヤだけど、話はストレス無く進む。
全員が辛い体験や問題を抱えている。どれも辛い。
個人的にはアキの体験が一番嫌。
だけど、こういう嫌な体験が一つも無い子なんているのだろうか。
なんて思いつつ、
病室の風景や喜多島先生の細かい描写(微妙に若かったり老けたり)で
全員の関係性が解ってくる。
お見事。
途中、「真実はひとつ!」の声に全部持ってかれました。
謎解きには外せないですね。得意そうに語るのが可愛かった。
シュタゲ??
あと、5時45分という時間帯なのか、学校が休みなのか、映画の題材的にターゲット層なのか、
高校生くらいの子のグループが多くて騒がしく、特に男子、
映画が始まってもお喋りは止まらず、着信音は鳴るわ、スマホは光るわで、、、この映画がこの子達に響くのかなぁ、、などとおばちゃんは余計な心配をしてしまった。
意外に奥深い
中学生のこころはある事から不登校となり、部屋に閉じこもる日々を送っていた。そんなある日、部屋の鏡が光り鏡の中に吸い込まれるように入っていくと、そこには城のような建物と、6人の見知らぬ中学生がいた。狼のお面をかぶった少女が現れ、7人は選ばれた人で、城のどこかに秘密の鍵が1つ隠されており、見つけた者はどんな願いでもかなえてもらえると言った。鍵は見つかるのか、7人の共通点とは何か、という話。
オオカミと7匹の子山羊に例えたカラクリや、同じ中学の不登校生徒だが7年ごとに年齢差がある設定などがだんだんとわかってくるストーリーに引き込まれた。
意外に奥深い作品だと思う。
こころの声優を當真あみがやってたが、彼女は声だけでも良かった。
タイトルなし(ネタバレ)
ストーリーはすずめの戸締まりよりよくできていたと思う。いじめられっ子など学校に通えない中学生7人が城に集められ、願いが叶う鍵を探す、という話なんだけど、鍵を見つけるまでに主人公こころの学校での仕打ちが描かれて胸が痛い。
大どんでん返し的に、最後の方で次々と謎が明かされるんだけど、しっくり来なかった。
まず集められた7人の生年が7年おき。この内のアキが、こころが信頼する喜多嶋先生だった。なぜアキが周りから信頼されるような先生になれたのかはよくわからない。
またオオカミさまはリオンのお姉さんだった。何故姉がオオカミさまをしていたのかはわからない。
お姉さんが出てくるのが唐突過ぎなのだが、元々お姉さんは病気で亡くなっているから、不幸な姉を想うと心が揺さぶられてしまう。
最後に狼に皆食べられたのに、何故アキを救ったら皆復活したのか分からなかったな。
映像が映画と思えないくらいにお金をかけていないのが残念でした。
🔞です。少し刺激が強い。論理の飛躍あり。
40代男性です。こころとアキと訳あり留学生ホティの楽しいラブコメディ。青春時代の甘酸っぱさに社会への風刺が織り込まれた、混沌とした令和時代を象徴する作品。
自分には合わなかった
子どもたちがそれぞれ違う時代を生きてるというのは服装や会話から推測しやすいので、この作品の謎解きのメインではないんでしょう。
オオカミさまの正体ですが、終盤までオオカミさまにスポットが当たることがないので、観ている人の関心を引きづらいと思いました。
もう少し中盤で謎を解こうとする様子が描かれていれば良かったのですが、ギリギリまでほとんど遊んでいるだけなので駆け足感が否めず…
主人公とリオンは同じ時代を生きているので、孤城の記憶を失っても前向きに過ごせそうですが、他の子たちの悩みは解決できているのか疑問に感じました。
リオンだけ記憶が残っているのも都合よく感じて、感動できませんでした。
今年の劇場納めがこの作品で良かった
たいへん良かったです。
今年自分が見たアニメ映画で1〜2を争うくらい良かった気がします。この映画.comレビューをしだしてからは最高点です。
実は冒頭から30分くらいは「あ、つまんないかも?」と思いはじめてました。が、話が進むに連れてじわじわと物語に惹き込まれていきましたね。エンディングではちょっと涙ぐんだりしましたよ。
見終わったあと、思い返せばあの冒頭のつまらなさも必要だった伏線のように思えてきました。
脚本、構成がしっかりしているんだと思います。
物語の全てのつじつまが合っています。
そりや何度も見返して重箱の隅を突けば何かしら荒があるかもしれないけど、初見一回見ただけなら充分納得できる仕上がりではないでしょうか?
オオカミ様ときたじま先生の声優良かったです。
ほんま芦田愛菜は何やっても優等生やな。
宮崎あおいの「大丈夫」と言うセリフのあの柔らかさ、落ち着くと言うか、安心します。
作品として誰かにお薦めしたいなと思える良い映画でした。ただし見た目は冒険ファンタジーぽいけど、大人から子供まで楽しめるファミリー向けではないので小さい子連れには向きません。
実際に子連れ家族は途中で帰っていきました。
やっぱり中学生以上かな?
実は子供のころ主人公と同じように自宅を取囲まれて嫌がらせされたこともありました。
自分には良い先生がいたので不登校にはならなかったけど、この作品がいじめや不登校で苦しんでいる子どもたちの癒しや勇気になれば良いのですが。そしてその子の周りの大人たちの気づきや対応の参考になれば良いなと思います。
たぶん今年の映画館で観る作品はこれが最後になるだろうけど、シメがこの作品で良かったと思える映画でした。
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