かがみの孤城のレビュー・感想・評価
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赤頭巾ちゃん御用心♪
「赤頭巾ちゃん」という言葉がが「オオカミと7匹の子ヤギ」へと向けさせないミスリード要素なのだろうか。いつおばあさんが狼に食べられるのか、狼退治で締めくくられるのだろうかと勝手に勘違いし、次第に物語にハマっていってしまいました。
「願い事が叶う」というおとぎ話要素たっぷりな設定のため、映画好きおっさんにとっては「中学時代に戻りたい!」と考えながらの鑑賞だったため、案の定、頭の中が中学生レベルになってしまいました。主人公安西こころが夏休みの宿題が大変だというのもよくわかり、お母さん(麻生久美子)が通信講座くらい用意してあげればいいのに・・・などと教師目線にもなっちゃいました。
不登校に対する寛容と、「学校に行かなくてもいい」という優しい言葉。イジメや教師の心無さといった問題も提起するところは、さすが辻村深月!と膝を打ったり、号泣してしまったりと忙しいお一人様鑑賞となりました。いや、ジジイでも泣ける!実際、会社勤めのときには不登校ならぬ出社拒否もしてたし・・・給料がマイナスになったことも経験してます(怒)。仕事するっきゃないじゃん。
何の予備知識もなく観たけれど、時間差というトリックは早い段階で気づいてしまったし、フリースクールの喜多嶋先生が誰なのかも分かってしまいました。早く苗字を名乗れ!と自分の推理の正しさを確認したくてたまらない。もう「オオカミさま」が誰だって構わない!嬉野温泉に行ってみたい!支離滅裂・・・
ここだけの話。映画を観る前にパチンコしてたんですが、虹色に光る鏡とか、クライマックスで赤く光る鏡だとか、パチンコの激アツリーチアクションにくりそつ。当たれー!と叫びそうにもなりましたヨ。しかも、「7」という数字ばかり・・・確変決定です。
閑話休題
こころ、リオン、アキ、スバル、フウカ、マサムネ、ウレシノという7人の中学生。名前やら苗字やらとギミックを使い、しかも、テレビゲームという時間差トリックも秀でていた。マサムネは名前じゃないのかよ!という驚きもありましたが、「真実はいつも一つ!」というギャグにしてもエンドクレジットで名探偵コナンの高山みなみの声だと知ると驚きも倍増。凄い仕掛けじゃん!悔しい、わからなかった。願い事を何にするかとか、喜多嶋先生が誰なのかわかった喜びで細かいところに気づかなかった・・・
そして気にかけていなかったオオカミさまの正体を知るや号泣(ドールハウスで気づけよ)。鑑賞後、トイレへ駆け込み涙を拭くのに集中してしまいましたが、冒頭から伏線張りまくりだったのですね。特に「久しぶり」と声をかけてくれる友人の夢なんてのは最高でした。
あきの義父の顔のもやもや
原作が良かっただけに、期待が大きかっただけに
残念でした。
YouTubeの映画の舞台挨拶で監督だけ
ちょっとズレた意見を言っていたので
少し不安な気持ちはありましたが、
残念ながら不安的中。久々に途中で席を立ちそうになりました。
初めの半分は
登場人物たちが突っ立て話しているだけのシーンが多く
ストーリーの進行も原作を読んでいる方しか
わからないシーン展開が多くあるように感じました。
そのくせ、城の床の鏡面加工、海の波のCGには気を使っていたようで
集中してみることができませんでした。
登場人物の衣装
原作ではオオカミ様の衣装変化の描写が多くありましたが
映画では、赤一辺倒で違和感を感じました。
その他の人物の衣装がヤケに色とりどり、バリエーションが豊富で
全ての人物が陽キャに感じられました。
いやはや、原作読んだ方にはお勧めしません。
私が映画館で見た時、平日レイトショーということもありましたが
1割に満たない観客だったのに、こちらでの評価がヤケに高いので
私と同じ思いをされる方が少なくなって欲しいので
最低点にさせて頂きました。
小説も出演者もとても好感を持っていたので
本当に残念です。
映画って難しんですね。
失礼いたしました。
ひとりでありひとりでない
事前情報無しで観ました。映画中ずっと、「こころ負けるな、大丈夫だから、ひとりじゃないよ、みんな同じだよ」って心の中で呟きながら観てました。
本当のイジメの現場ではどうしようもない孤独と、誰も助けてくれないことへの疎外感をどれだけ感じることか。そんな時にもしこの映画の様に視点を変え、ひとりじゃないことを感じることが出来れば、きっと立ち上がれるに違いない。
最後の主題歌がとても合ってて、希望がつながっていくところ、人と人とのつながりに思いを馳せ、ジーンと来ました。
こんなふうにつながってたら、いいな
こころちゃんをはじめ、登場人物の気持ちが丁寧に描かれていたと思います。
仲間とそうじゃないやつって分けていく。
中学生という時期だからこそのしんどさ。
自分も今となっては、昔のことだけど、なんか心の中がチクチクするような息苦しさを感じました。
孤城でも、同じことが起こりそうになるけど、意見がぶつかったり、苦しさをぶちまけたりできる相手になったことが、大きいんだなぁと。
当たり障りのない関係のままでもいられるけど、そこから一歩踏み出したからこそ、ぶつかる。ぶつかっても、相手を知りたいっていう勇気。
胸にくるものがありました。
話のラストだけど、
あんな風につながれた仲間が、実は身の回りにいるかも??なんて思えたら、この世界で生きていくのも悪くないって思えるんなぁと感じました。
昔、学生だった大人にも
じんわり心に染みる映画でした。
辻村深月のファンだから思うところがある
本作品を観に行ったのが祝日ということもあり劇場は超満員で、辻村深月さんのファンとしてはその事がまず何よりも嬉しかったです。
映画の中身についてですが、
キャラクターの見た目も雰囲気も原作と乖離が全くなく素晴らしいと思いました。
内容も面白く描けている、と思ったのですが
こころの''いじめ''''不登校''の部分にブラッシュアップしすぎなのではないか、とは感じました。
もちろんそこがテーマの作品だとは思うのですが、人間関係とミステリー要素こそ辻村深月さんの面白さだと私は感じているので、すこし「よくあるいじめ・不登校がテーマの感動物語」に近付いてしまっている気がしてしまいました。
こころ以外の6人の関係も、2時間という時間の中だと仕方ない部分ではありますがすこし希薄に感じてしまいました。
こころの性格・心情を表現したいためかテンポが悪い部分もあり、また演出がやや大袈裟なのも少し残念に思いました。
しかし、劇場を出る際に周りからは「面白かった〜」「今度本かして〜」という声が聞こえてきたので、これは辻村深月さんのファンだから細かいところが気になるのと、原作既読だからテンポが悪く感じてしまっただけで初見の方からみたら全くそんなことはないのかもしれません。
ただ、声優だけは悪かったと断言できます。
俳優を使うことは悪いとは言いませんが、下手な俳優を使うのは納得できません。
こころ、オオカミ様、アキがとくに棒読みが酷く、せっかくこんなに丁寧にキャラクターを原作に寄せて作っているのに非常に残念でした。
ファンだからこそ、穿った目で見てしまいましたが、辻村深月さんの作品を面白いと思ってくださる評価が多く嬉しく感じています。
ぜひキャラクター達に興味を持った方々は原作を読んでみてください!
原作のすごさ
面白かった。すごく。
良い意味でハードルが低かったので、より面白く感じたのかもしれない。
すごく面白かったのだが、それだけに細かいところの矛盾点が気になってしまった。おそらく原作はもっと緻密に構成されていて面白いのだろうなあ…。映画にする限界だと思うのだが、ディティールが省かれた部分はかなりあるのではないかと想像できる。
ストーリーとして巧みなところは、孤城に集められた7人の共通点が段階的に明らかになっていくところ。
中学生→不登校児→同じ学校→7年ごとにずれている
最近の映画としては展開がゆっくりすぎな気もするが、登場人物の心の動きを自然に追える親切な速さだと思う。
7人の中学生の年代がずれていることは、「どんな時代になっても、子供は人間関係で悩んでいる」という隠れたメッセージがこめられているように思う。おそらく原作では、それぞれの年代での時代背景や不登校の理由が異なることなどももっと詳細に描かれているのではないか。
もったいないな、と思うところは、「7人の時間がずれている」「フリースクールの先生とアキが同一人物」というこの物語の大きな仕掛けが、かなり序盤で分かってしまうところ。だから登場人物の気持ちに共感するというよりは、早く気づけよ~、とイライラした気持ちになってしまう。
もう少したくみに隠して(ミスディレクションやミスリーディングを使って)、「あっ! そうだったのか!」という驚きをもたらしてほしかった。
終盤の展開も???な点が多い。「×印を回る→階段が現れる→時計に行く」という手順がなぜこころに分かったのか? それまで城の中で一番怪しいと思われる時計について調べてなかったのがそもそもおかしい。これも原作では語られている部分が映画で省略された結果なんだろうと思う。
さておき、この映画(物語)が本当に優れている点というのは、ファンタジーと現実をつないでいる、という点だと思う。
ファンタジーの世界と現実の世界の関係というのは、ファンタジー文学にとって非常に重要な部分で、そこに作家の思想がこめられる。たとえば「果てしない物語」では、ファンタジー世界に入って帰ってこれなくなる人間と、ファンタジー世界で成長して現実に戻ってくる人間がある、としている。
「いじめ」「不登校」という現実の深刻な問題に対して、ファンタジーの中での救いを示したところで、現実の問題は解決しないわけで、「現実には鏡の中の世界は存在しない」ことに現実の子供は逆に絶望してしまうかもしれない。物語の世界に没頭することは、一時的な現実逃避になっても、現実の解決不能な問題は何一つ変わらない。
しかしこの物語では、「アキ」の存在がファンタジーと現実をつないでいる。現実の世界でも、全部の大人が信用できないわけではない、中には頼れる大人がいるかもしれない、という救いを残している。この物語は、子供には「頼れる大人もいる」ということを、大人には「救いを求めている子供がいる」ということを教えてくれている。
この映画の感想とは直接関係ないのだけど、最近、「対人恐怖症」というのが日本における「文化依存症群」なのだと知って、すごく気が楽になった。
「文化依存症群」というのは、特有の文化環境にだけ発生する精神障害のことで、「対人恐怖症」(他人が自分をどう考えているのかを異常に不安に思うこと)というのは日本にしかない病気なんだという。
いじめは日本だけにあるわけじゃないと思うけど、対人恐怖症的なものがいじめを深刻にさせているところはあると思う。対人恐怖をメタ的にとらえることで対人恐怖は多少やわらぐ。他人が自分をどう考えているのかってのは、「思いやり」という意味では必要な気持ちだけど、過剰になってしまうと、自分の本当の気持ちを言えなくなってしまうという意味で有害だ。
闘い続ける・・・
原作未読
久しぶりに真っ直ぐな作品を鑑賞した 観客は圧倒的に子供、特に中高生が多い中、今作品を選択した昨今の学生達に多大なる賛辞を贈りたい 映画というものはこんなにストレートで爽やかなメッセージをスクリーンから届けているんだよと…
只、すれっからしのオヤジの自分から言えば、一服の清涼剤としての要素としての作品の意味合いになってしまっているのが自身の情けない限りなのだ それはジュブナイル作品としての模範性を要していて、だからこそ過ぎ去ったその時代の不可逆性に対する甘酸っぱさを得た、いわゆるノスタルジーを貰った印象に留まってしまった寂しさかもしれない
今作のキモは二つ 先ずは『赤ずきん』と『狼と七匹の子山羊』との混同 そして、敢えていじめっ子との和解を行なわない醒めたリアリスティック
前者は、似ているグリム童話を敢えてミスリーディングさせることでミステリー性を増幅させる装置を設置したのだが、今イチこれが半減してしまったように思われる 今作に於いて一番のショッキングポイントである、二つの事件(未成年暴行未遂 家への押しかけいやがらせ)が余りにも強烈過ぎ、本来ならばミステリー要素が題材である筈がヒューマンドラマに喰われてしまっていることを感じてしまった 要はバランスが揺らいでしまったのではないかと
後者は、その現実的である、いじめっ子といじめられた子は、一生解り合えないという極めて当然の関係性をきちんと落とし込めた点に評価点としての最高値を付けたい 攻撃する側(観て見ぬ振りをする奴も含む)は直ぐに忘れる された側は一生の刺青となり、例え皮膚を代えてもその痕は消せない 国レベルであっても同じだ 出来るならば未来永劫謝り続けて欲しいと願う気持を、今作ではきちんと表現されていると思う
伏線回収系といってしまえば強すぎなカテゴライズだが、そのスッキリ感を学生達に"基準値"としてもたらした今作は充分評価されて然るべきだと思う内容であった
後、もう少し作画を丁寧(ガラス張り等、反射表現の大変さを充分高評価)に、もっと言えばライティングに影を落とし込んでくれればより没入感を得られたと思うのは、汚れた大人の戯れ言か・・・
城に集められた同じ学校の中学生
それぞれに登校できないでいた
興味深いのは皆年代が違っていたこと
そしてそれぞれに生きる力を身につけていくだろう
お姉さんのドールハウスに物語世界が収斂するのが切ない
母親と喜多嶋先生のたたかい
この映画は主人公(こころ)の視線で描かれる。
心に深い傷を負い、そこから回復するまでの「闘い」の物語だ。
でもそこで闘っているのは、こころだけではない。
直接は描かれていないが、母親と喜多嶋先生も闘っていた。
そういうことが感じられるストーリーになっている。
特に喜多嶋先生は、実はずっと前から闘い続けてきたことが最後にわかる。
深い心の傷を救うためには、どう手を差し伸べるべきなのか?
それをつかむために、すごく長い間努力を続けてきた人。
彼女の表情に一切の迷いが見えないのは、
そういう長い努力の表れだったのだ。
そして母親にもきっと「語られるべき闘いの物語」があったはずだ。
こころは、救われるべくして救われた。
そういう風に世界はなっている。
もちろん、引きこもりは、辛く孤独な闘いだ。
そこには「誰も助けてくれない闘い」が間違いなくある。
でも、別の場所で「本気であなたに手を伸ばすための努力」をしている人がいる。
それも間違いのない事実だ。喜多嶋先生のような人は実在する。
だから、きっと大丈夫。
見終わった後、そういう気持ちになれる作品でした。
原作既読で観ました。
※賛否混合です。
・既読で観たからこそ、特に最後の時間軸のずれを確認するシーンは、あまりにもあっさりしている気がします。もう少し、この場面は内容を濃く長くしても良かったのではと思いました。
逆に、必要のないところで間がありすぎたり、沈黙が多かったりしたことも気になりました。
・こころやアキのシーンは、もはやホラーです。怖かったです…。(批判ではありません)特に、途中で顔が黒塗りになるところ、その人の目に(アキの目にも)ハイライトがないところ、追いかけてくるのがリアルに伝わってくるところが、原作にはない恐怖でした。
・マサムネの唐突な有名ゼリフには驚き&笑ってしまいました笑 製作者の遊び心が伝わりました笑
・原作にあるはずの台詞がないことが多くて、端折りすぎていると感じました。
・個人的に、こころ役の當真さんと、フウカ役の横溝さんが、繊細な感情を丁寧に演じていて、適任だと思いました。上手でした。
逆に、演じ方が違えど俳優であるはずの宮崎さんの演技は、素人でありながらも微妙でした。とはいえ、柔らかい雰囲気が大半だった中で演じ分けるのは難しいことだと思います。また、芦田さんが、オオカミ様のイメージと違いました。私の中ではもっと低い声で、感情が感じられなく、尊厳のある声です。芦田さんだと高くて、感情が感じられ、キャッキャしすぎていると感じました。
・(ものすごく個人的に)こころが可愛かったのと、リオンが格好良かったです笑
最後に…余談?注目ポイント?
この映画の主題歌である優里さんの「メリーゴーランド」の終盤、サビ前で、鏡が割れたと思われる音が入っています。
また、歌詞を見ると、「バスタブの中」→×があった場所、バスタブのバスをひっくり返すとスバ。確かスバルが隠れたのはバスタブだったはず。わざわざバスタブと表現したのも…?(記憶が確かではありませんが、原作を確認した限りでは合っています)「声も顔もこころも」→わざと心を「こころ」と平仮名で表記している。 など、所々にこの作品を感じられる表現があります。
是非その部分も注目してみてください(^-^)
良かった(注意:感想にすずめの戸締まりのネタバレも少し含みます)
とにかく伏線が張り巡らされていた。普段よく色んな映画を見ているおかげか、これは時間軸がズレているんだなとすぐに気づくことが出来た。しかし、そこは分かったが、最後のミスリードまでオオカミ様がお姉ちゃんとは気づくことが出来なかった。病室のドールハウスが、城になっている。これは気づきたかったが、そこまでの観察力はなかった笑
そして、何よりもこころのイジメ描写は、心の底から怖さが溢れ出るほど、臨場感がすごかった。あまり他の映画の名前は出したくないが、「すずめの戸締まり」の環さんがサダイジンに取り憑かれた時と、同じような怖さを感じた。いじめがリアルかと言われたら、家に攻めてくるなどはあまり少ない(あるにはあるのだろうが)と思うので、ちょっと過激すぎると感じた。が、実際にこういうことが行われているのも事実であることが、何よりも悲しいことだとも思った。そして、凄いなと感じたのは、何かしらの悩みがある7人が集まって起きたイジり。自分達も、いじめられたりして、苦しい思いをしたのに、ウレシノの恋愛等の部分をイジって、嫌な思いをさせる。これは、どんなことがあっても、人が存在する以上"いじめ"は起こることを、体現しているのではないか、と自分は考えた。それらの点から、この映画はただいじめや、様々な困難な問題に向き合い、乗り越えていくというテーマだけでは無く、今の人間社会をも表している映画なのでは無いかなと感じた。とにかく、感動できていい映画だった。是非、皆さんも映画館でご覧になってはいかがでしょうか。
そもそも2時間にまとめるのが難しい長編の映画化としてはよくがんばっ...
そもそも2時間にまとめるのが難しい長編の映画化としてはよくがんばった。上映後泣いちゃったの声が多く聴かれたように、
・こころがアキに不登校の訳を吐露するシーン
・以降こころ母が理解者となり応援するシーン
・家庭訪問の担任がわかってないシーン
・北島先生は寄り添ってくれるシーン
など現実世界の主題描写には良い演出が多く、脚本&キャラクタ全般は及第点だった。しかし1番の疑問は、アキときたじま先生のストロベリー紅茶好き一致の件。あまりにも間隔が短すぎてイージー問題になりすぎ。最後まで取っておくべき真相をこんな前半に明かしてはいかん。この設定改悪だけはホントにもったいない。
涙が
仕事始め
会社帰りに鑑賞してまいりました。
新年、始めの映画とても良作で満足して
います。
かなり、早い段階で喜多嶋先生は、てわかった
んですけどそこにたどり着く過程が素晴らしい。
むしろ、伏線が回収していくのにゾクゾクと
感動の嵐でした。
中学不登校7人の心情の心情を嫌て程、
見せられた終盤。
人間の嫌な部分を見ました。
と同時に仲間を助けたいという7人の結束が
良かった!
この映画、親子連れの方が多かったのですが
見て何か感じてもらえるととても嬉しいかなと
私は思いました。
しかし、こころのイジメ描写はエゲツないです。
特に自宅に取り巻きを引き連れて押しかける
シーンはホラーより怖いです。
終盤、メインのこころ以外にメイン伏線が
回収されるんですけど涙涙でした。
こんなにも泣かされるとは、凄いぜ。
最後のこころとリオン+アキの今を回収して
エンディングになるんですけど他の5人も
見たかったなあ。是非みたい!
最後のかかる曲も良かったしキャストの皆様も
素晴らしかったです。
ツボったのは、高山みなみさんのあのセリフ
でした。流石、日テレがかかわってるだけ
ありますね。
この映画予備知識ナシで鑑賞した方が何倍も
感動できると思います。
公開中ですし映像配信はまだまだ先だと思いますがその前にもう一度見る前に原作を読んでみたい
と思わせる良作な映画でした。
面白かった
設定に奇抜さはないが、ストーリーがよくできていたように思う。
現在はいろいろ倫理的なものでNGが昔より多くなったが、やはりその当時にありがちな背景を少しだけだが、描写しているのは、作中の時間のズレをうまく描写していると思う。
逆に小説が読みたくなりました
原作の小説未読でしたが、劇場版アニメをみて、逆に小説が読みたくなりました。ファンタジーではあるけれど、現実との交錯が魅力で、小説で読んだときに今度は言葉によってどのようなイメージが湧くのかが興味湧きました。
いじめは子ども社会が学校という同世代の均質かつ閉鎖的であるが故に、必ずといっていいほど起きてしまうもの。そうしたときの対処法、こころの持ち方、といったものをイメージとして持つことができるアニメになっていると思いました。
小、中、高校生と思しき若いひとたちもちらほら来ていたし、日々の学校生活にも影響与えるものではないかなと。あと、リオンのお姉さんがこうした孤城に弟や世代の違う中学生を呼び寄せた動機というのがもっと知りたいとの思いがあって、小説を読みたいと思います。
孤独の世界からの一歩
学校で悩むナイーブな中学生の女の子が、突如入ることになる鏡の世界。2つの世界で過ごす時間が彼女の世界を少しずつ変えていく。
散りばめられた伏線が集められた7人の問題とリンクしてるため伏線回収と友好関係を築くことに合わせて進む。
伏線はそれほど難しくはないが、鍵を見つけるキッカケのくだりはかなりこじつけられている様に思えた。
また最後彼女が友人のため鏡の世界に入るタイミング、その行為が条件(9〜5時)という縛りを無視することがどうしても納得出来なかった。それは最終日である翌日で良かったんじゃないかと思えた。
けど思春期に抱える問題を上手く捉え、歩み出すキッカケとなる様に作られてる点は良かったと思えた。
別れと再会と見事な回収に感激!
この作品は観れば観るほどに、魅力が溢れてくる不思議な作品です。つまり、だんだんと濃度が増していくような見事な映画です。別れがあり、再会があり、いろんな出来事が全て回収される巧みさは、言葉では言い表せないほどです。物語は生きる時代がそれぞれ7年違う、不登校に悩む中学生たちです。舞台の中学は同じ学校ですが、7年ずつ違う世代ですから、実際は会うことができないのが、鏡の中にある断崖絶壁に建てられた弧城で会うことができるという設定です。中学生の不登校との予告を聞いた時は、あまり食指は動きませんでしたが、評価が高いのはなぜと思い、新年早々劇場に馳せ参じました。鑑賞するにつれて、その繊細な感情の表現やストーリー構成に、心が持っていかれました。鏡を連絡通路にして弧城の中で繰り広げられる告白タイムで、それぞれが学び、成長していく姿は美しいです。基本、いじめなどの不幸は必ず克服できるように人生はできているとは思いますが、当事者にとってはトンネルの中のようなものです。大人にしても、パワハラの苦しさは筆舌に尽くし難いものです。そんな時に祈りが起こり、祈りを叶えたいと人間は思います。でも本当は叶えるのではなく、人間が愛の存在である限り、もうすでに叶っているというのが、正しいのかもしれません。私たちはワンネスです。すでに神であり、仏であり、大いなる意識であり、宇宙そのものなのですから、必ず幸せになるのでしょう。 追記 原作の凄さもあるのでしょう。まさに神がかっています。新海監督作品とはまた違った独特の味わいのある作品でした。
最初の違和感が…
オチがある程度の想像できてくるが、
その想像を与えてくれるヒントが、
上手く散りばめられていてる。
例えば最初の違和感に思った、
スマホやケータイを持っていなかったり、
ゲーム機がちょっと古かった部分、
ファッションなど、
ちゃんとヒントになっている。
勿論、ちょっとチグハグな部分もあるが、
それも気にする暇がないほど、
少年、少女たちの頑張りに、
目頭が熱くなる。
このストーリー後、
それぞれが出会えるか、
見てみたい気もするが、
そこは想像でニンマリします。
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