「低評価ですが、これでもほぼ4.5の評価」アイ・アム まきもと みなともさんの映画レビュー(感想・評価)
低評価ですが、これでもほぼ4.5の評価
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生と死を扱う映画はたくさんある中、この映画において素晴らしい点がある。
故人が過去の回想シーンなどでも動いて出てこない。
なんなら免許証や履歴書の写真でしか画面に映らない。
だからこそ今を『頑張った、頑張った』と生きてる人たちとの対比が明確に表れて生死のコントラストとしてより深みが出て秀逸なのだ。
それなのにも関わらず!
ラストの3分はなんだ?一体なにをしたかった?
今まで牧本が関わった身寄りのない故人が実像として現れて無縁墓地(牧本)に対して合掌する為にぞろぞろ集まってくる。はっきり言ってクソゴミのシーン。
この演出がなきゃ伝わらない事などあるはずがない。
【牧本こうなってました】ばりに牧本と共にスクリーンを通して色んな人と真っ直ぐ向き合ってきた我々の目には、例え誰も映ってなくても無縁墓地の画角に牧本の事を迎える故人たちが見えているのだから。
それまで4.5の評価を一気に3.0
にまで引き下げる効果。その前に満島ひかりや宮沢りえと共に号泣したオレの涙を返せ。
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