「どう考えてもラストの辻褄が合わない」アイ・アム まきもと やまちょうさんの映画レビュー(感想・評価)
どう考えてもラストの辻褄が合わない
これ説明出来る方がいらっしゃったら是非、コメントいただきたいのですが、最後どうなっちゃってるんですか?
私はラストで牧本さんが遭遇した悲劇以降の脚本の流れがどう考えても辻褄が合わないのですが。
・蕪木さんの葬儀を牧本さんが主に取り計らったとするなら、皆、牧本さんの不在になぜ無関心なのか。特に塔子さんは、葬儀の後に話たいっていってたのに。
・牧本さんは身寄りが無いようなイメージでしたが、仮にも市役所に在籍する人間。彼の最期になぜ役所の人間や一部を除く関係者は知らんぷりなのか。孤独死と同等ってわけじゃなかろう。
最後の最後で???が並び、感動的なシーンがそうでなくなりました。
kazz様、コメントありがとうございます!
死者の参列?については、おっしゃる通りですね。とりあえず印象的な感動的なシーンで締めたい、みたいな制作の意図が表面に出過ぎでむしろ余韻が欠損してました。
どうしても最後は死者たちに見おくらせたかったのでしょうが、いささか強引でした。
後は、満島ひかり以下の人々が牧本の死にどう対処していくのかを想像して、余韻を楽しめればいいのですが。
亡くなったマキモトの扱いについては、他の方が仰るように現実的ではないと思いますが、まあ、それ言い出すとそもそもマキモトがやってたこと(私費で他人の葬式を出すとか無断で個人情報に踏み込むとか)は、公務員としてあり得ない行為だとなってしまうので…
そこは本作に関しては「こんな男がいたよ、誰にも見送られなかったけど、ちゃんと見てる人がいたよ」でいいかのかなーと自分は納得しました。
おたま様、コメントありがとうございます!
確かにマキモトさんの死を無視したっていうより、何らかの事情で知らされてなかったという理解が正しいと思いました。ただ、何らかの事情が当方、まるで思いつきません(笑)。
マキモトの死を、最後の墓地のシーンの時点では蕪木家関係者は知らない、という設定ではないでしょうか。→松下洸平刑事の歩みと、満島ひかり娘の視線が絶妙なタイミングでズレていたのがその示唆だと理解しました。
ただ、それがマキモトの死にまつわる時系列や市役所職員死亡時の事務処理に関わる規則、蕪木家関係者が葬式にマキモト不在を不審に思ってなさそうな描き方と辻褄を合わせる解答にはならないかもしれません。
グレシャムの法則様、コメントありがとうございます!
確かに牧本さんの存在自体がみんなの記憶から消えてしまった様な印象を受けましたね。
いっそのこときちんと設定に盛り込んでファンタジーにしてしまうのもアリかなと考えました。
やまちょうさんの疑問点、ごもっともです🤗
実はマキモトさんは、この世の存在ではなく…、いつの間にかみんなの記憶から消えていく…?
なんてファンタジーな終わり方でもないし。ウムムな感じ、確かにありますね😃
満塁本塁打様、コメントありがとうございます!的確な分析で大変納得いくものですね。私は牧村さんのお墓が御影石で立派に作られて、塔子が命日に子供?とお参りに行くラストくらいが丁度良いくらいの奇跡、ファンタジーと思ってました。
イイねありがとうございました。フィクションとはいえ、おっしゃる2点はごもっともですね。会社、役所の現役職員ですから少なくとも、直属の上司と、同僚代表1名、市長、役員クラスの計3名は葬儀、通夜に分担して出ますね。どんなに嫌われてても・・それと牧本さんに直前まで世話になってるわけですし、物理的に可能な距離感ですから蕪木さん関係は全員、併せて参列が常識ですね。結婚式ではないですから掛け持ちするのが現実には当たり前ですね。長文すみません。