劇場公開日 2022年9月30日

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「孤独死」アイ・アム まきもと ジャーニーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0孤独死

2022年10月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

これからどんどん増えると思うが、こんなに親身に「おみおくり係」をやってくれる人なんてどこにもいなさそう。
葬儀代は自腹…それを異常とまで言い放つ上司。
マキモトさんには申し訳ないけど、自分も異常とまでは思わないけど、頑張りすぎだなぁ、と。
そこまで求めてる人(本人も遺族も)ばかりではないと思う。
最後の人はたまたま運が良かっただけだと思うし。

阿部サダヲのキャラが際立ってた。
会話も結構笑えた。
ただ、ストーリーの展開は淡々とし過ぎてちょっと眠くなってしまった…。

自分の周りにも孤独死予備軍が何人もいる。
身内が引き取りを断ることも十分ありえる。
国がなんとか考えないといけないの問題ではないかと。
ドナー登録ではないが、遺される誰かではなく本人の希望を伝えておく必要があると思う。

遺骨と遺影をデスク周りに並べて、遺族探しをする環境はどこか異常だと思うのである。
マキモトさんの善意なのか信念なのかわからないが、それは100%感謝されるわけではないだろう。
孤独死した人達がみんなマキモトさんには感謝している、という設定にする事でしか浮かばれないのだから。

「私のお墓の前で泣かないでください。そこに私はいません」という考えなので、マキモトさん、そんなことまでしないでください、と言いたかった。

Still Life、これから鑑賞予定。

ジャーニー