「命とか魂とか満島ひかりとか」アイ・アム まきもと ニコラスさんの映画レビュー(感想・評価)
命とか魂とか満島ひかりとか
試写会に行ってきました!なのであまり内容には踏み込まず感想を。
最初に伝えたいのは「川っぺりムコリッタ」を見てから本作を見るべき!ですね。
孤独死について、川っぺりで、部屋の中で亡くなる位置で自死かどうかがわかるというシーンがあって本作で「ははぁ、なるほど」ってなるとか、お見送りをする役所の立場とか色々と対比すると理解が深まると思いました。
本作では、阿部サダヲ扮するお見送り係のまきもとの行為が無縁仏となる方たちの魂を浄化しているのでしょう、それは素敵なことだし、ロードムービー的に繰り広げられる人との関わりがまきもとの内面も変えていったのでしょうね。
ただ、発達障害の子を持つ(持っていた)人間からすると、そんなに簡単じゃあないよね、と、そこは今ひとつ共感できなかった。
それでも満島ひかりの両作品での演技の違いを感じたり、本作も豪華出演陣の安定した演じ方を堪能できることは間違いないですね。
余談ですが私にとっての最大のサプライズはサプライズ登場の阿部サダヲさんの真後ろで撮影に写り込んだことでした。
はじめまして、ニコラスさん。
みかずきです。
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本作、やはり阿部サダヲの演技が際立っていました。どんな役柄でも、らしさを発揮して熟してしまうところが演者としての阿部サダヲの凄さだと思います。
-以上-
今晩は
今作はエディ・マーサンが主演した”Still Life"のリメイクですが、仰る通り本音を言えばもう少し深掘りして欲しかったかなと思った映画でしたね。
「川っぺりムコリッタ」には、生と死に対する想いが食を通じて上手く表現されていましたが、今作は牧本が最初はおかずを作ってご飯をジャーから直接食べるシーンから,最後はご飯とおかずをキチンと分けて食べるシーンが彼のやや発達障害と思われる部分が改善されたかなとは思いましたが。
只、オリジナルを見ているので、ラストは沁みましたね。では。