月の満ち欠けのレビュー・感想・評価
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1980年の高田馬場が渋い
一番印象に残ったのは、1980年の高田馬場の街並みです。早稲田松竹が話題に上がったりと渋かったです。スピリチュアルなお話でしたが、輪廻転生を皆が信じているのが不思議でした。でもずっと人は神秘的なこういう話は好きですよね。大泉洋は相変わらず表現力抜群でした。
ホラー
この映画をファンタジーととるかホラーととるか、自分はホラーでした。ただただ気持ち悪くて、ラスト30分は苦痛でした。
生まれ変わりのサイクルが早過ぎるし、皆も理解が早過ぎる。歌っていた歌を聴いただけで、生まれ変わりを断定出来るなんて。
なんかなぁ〜、ついていけない
割と映画観て、感動して泣くほうだけど
全然泣けなかった。小山内さんの境遇、気持ちはわかるけど…
瑠璃さんがそこまでアキラくんが好きだったと思えなくて、何回も生まれ変わって会うという気持ちが理解できない。
再会したふたりに共感できない。
別の映画「僕のワンダフルライフ」は、犬が飼い主に会いたくて生まれ変わる話で、これは名作!何回観ても号泣です。
最後のあれは もう、、、いらんよね
子ども全員 誰か(大泉の家庭寄りで)の生まれ変わりでこの世に魂は100個くらいか?その使い回しか?
って思っちゃうラスト。
ほんとに あそこは蛇足だわーー。
輪廻転生は いくらなんでも確率として身近につき一人でお願いしたい。
が 題名があれなんで いっぱいくるくる何度でもって事なのか。そういう体質?的ななんかあるとか、
何にしても説得力にちょっと欠けてて 安っぽい。
有村架純と目黒蓮のベッドシーン(さわりのみではあるが)あるから小学生用って言うわけでもないだろうけど、ちょっと子ども用だったなあ おばちゃんには 鼻白む感じ。
ジョン・レノンの事件の時 実は私もちょうど子を産んで三か月くらいだったと思う。
なんでジョンレノンで、なんでアンナカレーニナかっていうところはどうでもいいらしく 目黒蓮があの頃の私とほぼ同年代なら 今はめっちゃジジイやで?という思いはどうしても払拭できないし。
田中圭が 元妻って気付く粘着男の描写も唐突。
原作が佐藤正午なのだと知り、ああなるほどね
と思う私もおりました。
いや、ありえないでしょ
輪廻転生。こんな身近で皆?!笑
生まれ変わりは自分自身信じたい気持ちあるけど‥前世の記憶があるのは完全にSF。
不慮の事故で家族を失うなんて、ごまんといるでしょう。この人たちだけが特別なんて、そうやって家族を失った人が見たらどう思うだろう。胸糞悪い。
てか田中圭どうなったの?間接的に3人も殺してお咎めなし??奥さん殺された時点で反省しろ。改心しろ。
あと奥さん完全にストーカー笑 自分の親からそんな話聞いたら引くわ。聞きたくなかったーって思うわ。
唐突過ぎる話の展開
大泉洋扮する小山内堅は八戸で有限会社八戸水産を営んでいたが事故で柴咲コウ扮する妻梢と娘瑠璃を失っていた。
ちょっと話の展開が唐突過ぎるんじゃない。るりと言う名前が一緒だからってさ。有村架純の瑠璃が何だっていうのかな。単に浮気相手にされただけだよな。聞いた父親は頭にくるだろうね。まあ普通に謝ってるから良しとして、それにしてもキャストの割に話が酷くないかな。まともじゃないな。乗り移ったにしても次々亡くなるとは呪われてる様で極めて残念だ。
泣かせどころを意識しすぎ
観てる人を泣かせようとしているなってシーンがいくつかあるんですが、そこまで登場人物たちに感情移入できなかったので、ちょっと冷めた気持ちになってしまったかも。けっこうしつこく描かれていたそういうシーンがなければ、もうちょっとテンポが良くておもしろく観られたかも、という気がしました。
映画化とはこういうものかもしれませんね
だいぶ前に、原作は読んで、記憶も曖昧だけど、こんな単純な話ではなかったように思う。もっと時系列と構成が複雑で、大長編小説だった。映画化にはわかりやすい構成にする必要があったのだろうと思うと、原作者の佐藤正午先生はどう思ったのだろうか。もともと、複雑な構成が持ち味の作家さんで、鳩の撃退法の映画化は、その辺がうまくできていたけど、今回はがっかりされたのではないでしょうか。映画化とはこういうものかもしれません。
転生モノの
失敗作?
あんな豪華なキャスト陣に関わらず、最後まで誰一人感情移入できず。
時折流れるジョンレノンの劇伴もすべり倒し、終始一体何を見せられてるんだろう感を拭えず。
貴重な有村架純のベッドシーンくらいが見せ場。
いいテーマなのに惜しい
タイトルは月の満ち欠けを人の生まれ変わりに例えたもの。
忘れえぬ恋を叶えるため3代に渡って生まれ変わるヒロインを描いている。
胸がキュンとなる純愛ドラマになるはずが構成・演出の不味さで中途半端な作品に。
いいテーマなのに惜しい。
どら焼き
主人公家族が幸せだった頃の大泉洋の演技が昭和のCMみたいで笑えます。しかし有村架純が登場すると中学聖日記で見せた童貞殺しの演技で目黒蓮を振り回す辺りは演出は古臭いけどもしかして名作なのかな?と期待させますが田中圭が出てきたあたりから無茶苦茶な映画になります。
酷すぎてレビューも書きたくないのでここまでにします。
感動ポルノ
これは作品性よりも人を感動させることに主眼を置いた感動ポルノだと思う。
このポルノという概念はごく最近オーストラリア人が提唱したことで世界に広がったもので、他にはパンケーキの上にたっぷりとクリームやバターなどが乗った映像を提供するフードポルノや、映像を見て興奮する戦争ポルノなどがある。
輪廻転生というモチーフを使って同じ男性を追い続ける物語となっているが、構造上破綻している。
そして2度も死に追いやった正木龍之介が途中でいなくなってしまう。
この作品に対して有効なセリフが主人公の小山内ツヨシがホテルのラウンジでユイに言った言葉だろう。
「何を信じようが君たちの勝手だ。でも俺は、自分の娘が他の人間だったなんて話は、冗談でも受け入れられないんだよ。だったらその娘にありったけの愛情を注ぎ込んで、その娘を失った傷をずっと抱え込んで生きてきた俺の人生はいったい何なんだ? ましてや瑠璃と一緒に命を落としたコズエの人生は…」
作品性よりも人を感動させたいがために作った作為的なものになってしまったのは少し残念だった。
☆☆☆★★(ちょい甘) 日々の忙しさに忙殺され、劇場へと赴くのは2...
☆☆☆★★(ちょい甘)
日々の忙しさに忙殺され、劇場へと赴くのは2ヶ月半ぶり。
当たり前だけども、上映前の予告編は全てが初めての予告編ばっかり、、、あら?『アバター』と『Dr.コトー』は以前から有ったな。
あんな彼にな〜
おもいでの夏(冬っぽいが人妻だからね)
直木賞を受賞した原作は読了済み。簡単に。
原作は13に分かれているが、1〜4までを敢えて第1章。5〜8を第2章。9〜11を第3章。12〜13をその後の2っのエピローグと言って良いだろうか。
話の1章めにあたる部分は読んでいてゾクゾクする程の面白さだった。「一体この先どんなサスペンスが起こるのだろう?」とゆう感じだった。
…のだか、、、
その後の第2章にあたる三角と初代瑠璃との、80年代の高田馬場周辺での恋愛グラフィティーから、段々と読んで行きながら少しずつ様相が怪しくなって来る。
とは言え、この青春グラフィティー部分が、映像版だと観ていて1番胸が熱くなって来る場面が多いのは、おそらく映画を観に来た人達の共通点になるだろう…とは思い至る。
何故ならば、それくらいにこの部分は(原作には無いピデオカメラを通して映される)有村架純の表情といい、数多くの(当時の高田馬場を中心とした街並み等で)おっさん連中の胸をチクチクと突いて来るのだから。
個人的には、BIG BOXよりもムトウレコード店の看板の方が懐かしい。
でも、早稲田松竹は今でも存在するが(勿論、内装は当時と違う)原作にチラッと話に出る東映パラスは映らない。(原作には無いから当然高田馬場パール座やACTミニシアターも残念ながら登場しない⤵︎)
ないものねだりをしても止むなし、、、
あ?脱線しました。
原作はこの辺りまではまだなんとか付いていけた。
しかしながら、原作は輪廻転生と言うか、とにかくどう考えても理解がし難い話が続く。
◉ 合計でも4回生まれ変わる女性の話なのだが、原作自体の人物相関図が入り組み過ぎており。読んでいても「今、誰と誰の話だったっけ?」と、何度も考え込んでしまうことが幾度も起こり、頭が混乱を来たす。
それだけに、第3章にあたる正木を中心にした話に至り、混乱は更に増すこととなってしまった。
映像だと《画》が有り。演技者・声や音等を通じて、今は誰と誰が話をし、画面を通しての理解が簡単に付く…から。
原作だと当たり前だけど、目の前には文字しか存在しない。
「今、誰と誰との会話からどんな話に至っているのか」
…それを理解するのが、少なくともこの私には理解するのが(この原作だと)難かしかったと言わざるを得ない。
生意気な意見を言わせて貰うと、各人物の描きこみ(キャラクター等)が足りないと感じてしまった。
(おい!仮にも直木賞作品だぞ!…と言われたら「はい!そうですね!」…と返すのみだ)
…と貶しつつ、映画版を観たら!
「あら〜!めっちゃめっちゃ分かりやすい!」
つて、言うか。黛ジュンはジョン・レノンへ。
レンタルビデオ屋はレコード店へ。
希美や清美・正木のその後etc、、、と言った様々な要素は一気にカット。相関図に於ける数多くの《混ざり合い》も最小に留め、田中圭1人を悪人に仕立て上げ。これで一見落着…とばかりに、観に来た観客の混乱を(おそらくは)きたさない様に…と努めている脚本・演出と思える。
、、、ところが、、、
分かりやすい程に分かりやすい。
それが何故だか〝 大いなる安っぽさ 〟に繋がってしまっている様に、スクリーンを見つめながら感じてしまうのは何故だったのだろう?
鑑賞後に、原作本をパラパラとめくる。
人物相関図を(映画版はかなりの変更点は多いものの)少し反復させながら、「今1度読んだならば、しっかりと理解出来るかも?」…と思いつつ、「いや💦ちょっとな〜」…とも。
…って事で今回の映像化は、ある意味では分かりやすいので。一応は出演者のフアンならば、(そこそこ)満足出来る内容には有ると思いつつ。
(その変更ってどうなのよ?と言っても良さそうな)
「いや〜!その分かりやすさこそ、大いなる薄っぺらさに繋がっているなあ〜!」…と。
2022年12月12日 TOHOシネマズ錦糸町オリナス/スクリーン1
◉ 小説版に於ける登場人物
(wikipediaを参照)
小山内堅(おさない つよし)
青森県八戸市出身・在住。60代。宮城県仙台市に住んでいた15年前に妻と娘を交通事故で亡くす。
緑坂るり(みどりさか るり)
7歳の小学生。4番目の生まれ変わりの「瑠璃」。
緑坂ゆい(みどりさか ゆい)
緑坂るりの母。女優。小山内堅の娘瑠璃の高校時代の親友。
小山内梢(おさない こずえ)
小山内堅の妻。八戸市出身。旧姓は藤宮。15年前に娘の瑠璃と共に44歳で交通事故死する。
小山内瑠璃(おさない るり)
小山内堅の娘。高校の卒業式を終えた後に18歳で交通事故死する。2番目の生まれ変わりの「瑠璃」。
荒谷清美(あらや きよみ)
小山内堅が現在付き合っている女性。40代。
荒谷みずき(あらや みずき)
荒谷清美の娘。中学生。小山内堅に懐いている。
三角哲彦(みすみ あきひこ)
大手ゼネコンの本社総務部長。50代。八戸市出身。姉が中学・高校時代に小山内梢の友人だった。
正木瑠璃(まさき るり)
三角哲彦が東京に住んでいた34年前の大学生時代に恋に落ちた人妻。地下鉄の電車に轢かれて27歳で交通事故死する。
正木竜之介(まさき りゅうのすけ)
正木瑠璃の夫。瑠璃の死後、8年前に小沼希美に関係する「ある事件」を起こす。
小沼希美(おぬま のぞみ)
妻を亡くした正木竜之介が再就職した小沼工務店の三代目社長の娘。生まれる前は瑠璃と名付けられるはずだった。8年前に7歳で交通事故死する。3番目の生まれ変わりの「瑠璃」。
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