「生まれ変わりの生まれ変わりの生まれ変わり‥」月の満ち欠け emmeさんの映画レビュー(感想・評価)
生まれ変わりの生まれ変わりの生まれ変わり‥
クリックして本文を読む
これはもはや【世に奇妙な物語】では、、、、?
と疑わずにいられない。
ここはあえての役名無視でお名前を挙げるが、
田中圭が疫病神すぎる。
有村架純の魂が強すぎる。
大泉洋が不憫すぎる。
伊藤沙莉は冷静すぎる。
目黒蓮はある意味ポット出。。
これだけでこの物語の感想を語れた気がする。
初めに、瑠璃が大人っぽすぎる気がする…と疑い出したあたりは、これって東野圭吾さんの原作だったっけ?と、少し疑った。
東野圭吾さんの小説「秘密」が連想されたからだ。
その物語は、事故にあった妻が幼い娘に時々乗り移るというものだった。
ただ、これは東野圭吾さんの物語ではない。
話を今作に戻そう。
今作で一番話の先が見えそうで見えない面白かったところは、有村架純演じる瑠璃が帰らぬ人になってしまったのは本望ではなかったという点と、田中圭が高校生の瑠璃を尋ねたところだろう。
冒頭に書いた通り、田中圭は疫病神すぎるが、
自分から逃げた人が事故に遭う運命を二度も目の当たりにしてしまった彼には同情する。
最後の最後に梢の生まれ変わりを用意する必要があったのか、、?そこだけは何だかしっくり来ない。
ジョンレノンが亡くなった日や、ビートルズの楽曲を何度も持ち出すのなら、ジョンレノンの生まれ変わりが出てきてもよかったのではないか?
なんて、ふざけた閃きが冴えてしまう作品だった。
これはそのくらいふざけた気持ちで観た方が楽しめる。
ある種のホラーであり、ある種のコメディと捉えて
もう一度観たら、笑いどころ満載かもしれない。
もしかしたら、有村架純の瑠璃も、彼女がこのサイクルの始まりではなく、どこかの瑠璃の生まれ変わりだった。という裏設定があったりして、、
コメントする