「すみません。これは「良い話」なのですか?」月の満ち欠け rodori86さんの映画レビュー(感想・評価)
すみません。これは「良い話」なのですか?
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原作未読。
役者が良いので観に行きましたが、これを所謂「良い話」として捉えるのは、個人的には無理です。
気になる点を箇条書きしていけば、
・いくら親友が死んだとしても、自分の娘に同じ名前つける?
・子が親を選んで生まれてくるって話がお花畑すぎる。
・お前何でそのこと知ってるの?が多い。例えば7歳の瑠璃がレコード店に行ったことを田中圭が知ってることとか。
・輪廻転生を何の抵抗もなく受け入れている伊藤沙莉が(田中圭も)とにかく不自然。瑠璃の転生についての説明もほぼ伊藤沙莉によるものなので、やばい女にしか見えない。
・死んだ自分の娘の自我が他人のものだったって話を美談にしようというのはどうしても無理がある。
・ラストのオチもご都合主義すぎて。転生ってそんなに身近な範囲で起こっていくものなの?
このように引っ掛かりポイントを挙げればキリがないが、原因が、そもそもの原作にあるのか、それなりの文章量の原作を2時間映画にしたことで生じた歪みによるものなのか、どちらなのだろう。
けど、役者の芝居は良かったです。全員良いですが、特に大泉洋と目黒連は大変素晴らしいと思います。
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