「執着であり、滅せなければならない」月の満ち欠け うさぎぐさんの映画レビュー(感想・評価)
執着であり、滅せなければならない
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想いを残して死んだため輪廻転生するのは、まぁ良しとして、もう一回死んで、また輪廻転生するのは、いかがなものか。現実に願いが成就するまで、やり続けるのか。それは、まさに執着であり、滅せなければならないのでは。
もっと静かな感動がある話かと思ってたら、全然違った。
子供から説得されるというのも、ホラー味があった。近所の子供まで生まれ変わりとは…。『自分以外全員転生』っていうホラーコメディを書きたくなってしまった。
あと、再会のシーンもナゾで、あれは現実には老人と幼女が抱き合っている、仲の良いおじいちゃんと孫のシーンになってるけど、そこは現実に映像化しちゃうとなんなんで、想像してね、という事でいいのかな。
そのほか細かくは…
一応親としては、7歳児を1人で、リーガロイヤルから高田馬場駅前まで歩かせてはいけない、とか(正木がここまで妨害するのにも運命性がありそうだから、心配すべき)。
1981年の名画座の椅子があんなに立派なわけないよな、とか(せっかく頑張って高田馬場駅前を再現してるのに)。
僕だったら、正木をとっ捕まえて、危険運転致死とかでつきだそうと思うだろうな(のうのうと葬式に来やがって、とか)。
色々思いましたが、もう関わらないでくれ!という大泉洋さんの心情が一番分かりました。
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