リボルバー・リリーのレビュー・感想・評価
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シリーズ化を祝す
今年は夏公開のこの映画だけを楽しみに上半期を生きてきたといっても過言ではないくらいであまりにも期待のハードルが上がりすぎてちょっと残念がっかりなシーンも多く、後半の陸軍小隊との霧のドンパチに至っては開いた口がふさがらなくて困った。唯一冒頭の秩父鉄道車内から草むらに至る格闘がかなり秀逸で、暴れはじめる綾瀬はるかが好きであることを再認識したしエンディングもまさにそれであろう。「奥様は、取り扱い注意」以降特殊工作員という役柄が彼女のはまり役となり、ワンピース姿からの立ち回りが様になる唯一無二の役者となった。綾瀬はるかにリボルバーを持たせて「緋牡丹博徒」の現代版シリーズをやろうという東映の企画は素晴らしくてそれだけで嬉しく、行定勲はどうなの?と思うが、続いてくれるのであれば一作目が多少こけようともかまわない。望むべくもないが松田優作と村川透の「遊戯シリーズ」的なテイストを目指して欲しかった。あやせさんは演技が多少アレなのでクールなぶっきらぼう棒読みゼリフもいいけれどさすがに限界が来るし最初からコメディ要素を入れてもらったほうがぐっと表現の幅が広がると思うのだ。今作のストーリーとしては「グロリア」や「レオン」的なちびっ子との道行設定を軸にしていてそれ自体は悪くないのだが羽村仁成はちょっと歳を取りすぎていて大きな映画になればなるほど事務所都合的なこともあるのだろうなあと想像されやるせない。東映セントラルの規模でいいのに。
日本映画のイヤなとこが出てる
行定監督の映像は本当に綺麗。今まで監督にアクションのイメージはなかったのでいい意味で裏切られました。綾瀬はるかもよかった。「ICHI」の頃からアクション向きの女優さんだと思っていましたが、全く衰えることなく、違和感もなく、素直にカッコイイと思えた。
この映画の一番の問題はストーリーにあると思う。上映時間は約2時間20分、この手の映画では長丁場。この映画はアクションを全面に推していたはずなのに、蓋を開けてみるとドラマパートが多い、かといって話が作り込まれてるわけでもなく、話の展開も遅い。これが重厚な人間ドラマならまだ良しにしても、これはアクション映画のはず。アクション映画に必要なスピード感がなく、肝心のアクションシーンは割とすぐ終わる。このスピード感のなさに、テンションが削がれ、途中幾度となく「飽きてきた」とゆう波がきた。こういったアクション映画もどきは、日本映画の悪い特徴だと思う。
綾瀬はるかはイイ!
原作は読んでませんが、内容がすごく薄っぺらいと感じました。脚本家や演出家…皆さん頑張ってるんでしょうが私が感じるものはありませんでした。
俳優陣はなんとも豪華でしたね。
この役に、この俳優を充てるんだと感心すると同時に勿体無いなと…
ストーリーの中心は勿論、主人公の綾瀬はるか。
スタイルや表情はバツグンですね。彼女でなければこの役は似合わないでしょう。
彼女が光りすぎて周りの俳優が霞んでしまったのが残念でした。
加えてこのストーリー、演出も何か中途半端
で最後にX!続編でも作る気なんでしょうか?
全体的に豪華俳優陣がとても勿体無い。
最後にリボルバー・リリーこの言葉が出てくるのは僅かな時間のみ
出演者が綾瀬はるかをリリーと呼ぶシーンがまるで無しなのはどうなんでしょう?
せっかくのリボルバーも何故リボルバーなのか?最後までわかりませんでした。
原作読まないと理解できないのかな?
しっかり作られてる
「職業婦人」が放つ弾丸と甘美
舞台は異国情緒あふれる大正時代の東京。
関東大震災から1年が経とうとしている頃、秩父でとある資産家が殺される事件が起こる。
犯人として報じられた男の旧知の仲であった元女スパイの小曽根百合はこの報道を不審に思い、単身秩父へと向かう。
現場へと向かうとそこには周辺を嗅ぎまわる帝国陸軍の姿があった。n
東京への帰り道、怪しい男たちに追われれている少年に遭遇。
その少年は今回の事件の被害者家族の生き残りであり、また少年は東京にいる小曽根百合に会おうとしていた。そうして、元スパイと少年の逃避行が始まる。果たしてこの事件の真相と結末は。そして、浮かび上がってくるその資産家と主人公小曽根の意外な接点とは。
本作は、見事に再現された大正時代の街並みで行われる丁々発止のアクションと銃撃戦が見どころだろう。ドンパチと繰り広げられる戦闘シーンはとてもエキサイティングだ。そして当時のファッションやヘアスタイルに身を包んだ登場人物たちのハイカラで紳士淑女たる佇まいは男ばかりの「戦場」に「彩り」を添えている。見事なバランスだ。
街並みもこの作品の作り方もどこかエキゾチックな印象を受け、「日本であって日本でない」「邦画であって邦画でない」という不思議な感覚を覚えた。
そして主人公演じた綾瀬はるかの美しさとアクションはずっと見ていられると感じたのは私だけではないはずだ。
雰囲気は好き
二朗さん
ネギ丸さーん!
荒れる波しぶき、無骨な岩肌!タイトルロゴ!
東映!!
ジャバーーン!!
そうだった東映アクションだ!思い出したぞコレ東映アクションだ!!
良かった、ちょうど良かった、休日昼下がりに入場チケットポケット捩じ込むのに最適の映画だ。
見てくれ、とりあえず見てくれ、日曜午後とか、出来ればVHSとかで見て欲しい。
ちょうど良いですよ、気楽に下向き気分をちょい乗せるんにちょうど良い。
たぶん昭和のヤクザ映画とか今ならジョンウイックに乗せたい気持ちを運んでくれるかも知れない。
映画泥棒に六発ぶち込んでから映画マナーうるせえよ!と、スクリーンに「いよっ!!待ってたー!!アヤちゃーーん!!」て叫びたいかも知れない。
映画料金分気持ちいいのよ、満足満足。これシリーズ化してくんねーかな?
季節毎スクリーンに応援したい。
仮面ライダー映画にやって欲しくて全然やってくれない事いっぱいやってくれてる、俺は支持しますよ、これで良いこれくらいがちょうど良い。
1日過ぎて気づいたけど、これジョンウイックと比較する映画じゃ無いコレ見やすいケルベロス地獄の番犬だ!
テンポ悪い
無敵の女小曾根百合
意外と悪くはない
荒唐無稽な話ではあるが大正時代の世相を酌んでアクションものを今つくるとこうなるのではないか。玉の井と陸軍省前のシーンは陸軍部隊の人数を半分にして時間も短縮すれば却って話に厚みが出たかも。リボルバー・リリーの二つ名をタイトルだけに止めて本編内で安易に使わなかったところが好意をもてる。
綾瀬はるかはさすがの貫禄。彼女の意図が良く分からないとのレビューがあったが、かってのボスであった豊川悦司への思慕と彼の子を失った悲しみ、そして彼と本妻?との間の子どもが現れた驚きとその子を守りたいという決意を説明は極力抑えながら表現できていた。女優としての円熟を感じさせる。残念なのはアクションの時も大正浪漫な衣服を身にまとっていたこと。美しい背筋をもっと観たかったな。
濃霧注意報
かっこいいよな
はるかさんは堪能できた
原作未読で鑑賞。女暗殺者として恐れられたが、今は引退してカフェを営んでいる小曾根百合(綾瀬はるか)が、幣原機関で同僚だった筒井国松(石橋蓮司)が一家惨殺の犯人とされたことに違和感を抱いて現場の秩父を訪れる。その帰りの列車内で、私服の陸軍軍人たちに追われる細見慎太(羽村仁成)と出会い、一家の生き残りと知って東京に連れ帰る。元海軍士官で今は弁護士をしている岩見良明(長谷川博己)の協力で、慎太が陸軍の巨額の裏金の鍵を握る存在だと突き止める。さらに、慎太の父親が、幣原機関時代の上官で唯一愛した細見欣也(豊川悦司)と知り、陸軍との暗闘にふたたび身を投じていく——といったストーリー。
はるかさんは『奥様は、取り扱い注意』で日本の人気女優にしてはキレのあるアクションを披露していたが、それは本作でも堪能できる。それでも、何か月もインストラクターにトレーニングを受けたうえで演技に臨むハリウッド女優と見比べると、ちょっと見劣りがする。
実銃を撃ちまくれる国のアクション映画を観なれてしまうと、銃撃戦も作り物めいてしまう。ハリウッドから特殊効果の専門家を招いて演出力の向上を図るべきじゃないかな。
だいたい、凄腕の特務工作員の割には自宅に慎太を匿う不用心さが気にかかる。慎太も拉致の標的になっているのに表を出歩くし、銃撃戦の真っ最中に赤の他人の幼児の命を気遣う余裕はないはずだ。
敵方の南始(清水尋也)が行田の工場で工員に化けて百合と少年を待ち伏せるが、なぜ2人がそこに現れることを予見できたのかも謎だ。
出演者は豪華で、戦前の銀座(?)のCGもよくできていた。はるかさんは初めのハードボイルドな感じがよかったので、そのトーンで最後まで突っ走ってほしかったな。
アクションが…
自動拳銃でなくリボルバー
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