リボルバー・リリーのレビュー・感想・評価
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ミッションインポッシブルの最新作より面白かった
2023年映画館鑑賞44作品目
8月23日(水)イオンシネマ石巻
ハッピーモーニング1300円
原作未読
監督は『贅沢な骨』『GO』『世界の中心で、愛をさけぶ』『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』『ピンクとグレー』『劇場』『窮鼠はチーズの夢を見る』の行定勲
脚本は『Pure Japanese』の小林達夫
台湾を本部に幣原機関という諜報組織が存在した
幣原機関の敏腕諜報員小曾根百合は世界の要人を次々と殺害し恐れられた
そんな百合も結婚し子供を産んだが組織の内部分裂に巻き込まれ赤ん坊が殺されてしまう
それをきっかけに諜報員を辞め東京玉ノ井でカフェの経営者に落ち着いた
時は関東大震災の翌年
秩父の屋敷で一家全員が殺され一家の主人が拳銃自殺する事件が起きた
唯一の生き残りの少年は百合を頼りに玉ノ井に尋ねてきた
少年の父親は百合の死んだはずの夫だった
帝国陸軍は資金源として少年の父が隠した大金を狙っていた
百合は昔とった杵柄で少年を守るため陸軍と戦う
ドンパチ映画は大好物
余計な理屈はいらない
理屈抜きで楽しめ
カフェ襲撃にやってきた陸軍との対決シーンにたぶんエノケンが歌う東京節またはパイノパイノパイは明らかに邪魔だった
なんの意図があったのか理解に苦しむ
せめてクラシックにしてくれ
細見少年を演じた羽村が羽生結弦または羽生ゆずれないに似ていた
山本五十六を阿部サダヲが演じたことに多少の抵抗感はあった
変な術を使う妖怪めいた老婆を演じていたのは緑魔子だった
1人だけ世界観から浮いていた
鬼滅の刃かな
陸軍に追われ屋敷に転がり込む女中が伊藤なのか葉丸なのか覚えていないが彼女の芝居は重要だ
恐怖に怯え泣き叫んだうえに射殺される設定を上手にこなしてこそ帝国陸軍=絶対悪が成立し小曾根百合との対決が盛り上がる
パヨクならそんな必要もないが自分はパヨクではない
「戦いで人は救えない」は百合というキャラが言うべきセリフではない
阪神ファンが甲子園で「他球団や他球団ファンに対する侮辱行為はやめよう」と言うようなものだ
けっこう仮面が「大人なんだからみっともないことするなよ」って言うようなものだ
小曾根百合の諜報員時代の仕事っぷりがあまり描かれていない
続編に期待したい
配役
元諜報員でカフェ「ランブル」のオーナーの小曾根百合に綾瀬はるか
元海軍で百合を助ける弁護士の岩見良明に長谷川博己
陸軍資金調達のための鍵を握るため陸軍に追われている細見慎太に羽村仁成
カフェ「ランブル」の従業員の奈加にシシド・カフカ
カフェ「ランブル」の従業員の琴子に古川琴音
元諜報員で陸軍少尉の南始に清水尋也
慎太を追う残忍な陸軍大尉の津山ヨーゼフ清親にジェシー
陸軍少尉の村田に葵揚
地元の暴力団組長の平岡に佐藤二朗
内務省警備長官の植村に吹越満
小沢の部下の三島中尉に内田朝陽
資金調達のため細見少年の捕獲を指示する陸軍の小沢大佐に板尾創路
百合を狙う暗殺者Xに鈴木亮平
細見家の女中の季代に伊藤歌歩
細見家の女中に楠緒に葉丸あすか
細見家の乳母に山村崇子
細見家の使用人の坂田に相島一之
妖術使いの老婆に緑魔子
元陸軍中将で絵描きを趣味に隠居生活をしている升永達吉に橋爪功
細見家から少し離れた小屋に住み細見を慕う老人の筒井国松に石橋蓮司
細見少年を匿うこになった海軍大佐の山本五十六に阿部サダヲ
百合の白いドレスを仕立てた洋裁店の滝田に野村萬斎
息子の慎太に陸軍資金調達の鍵となるものを託した投資家の細見欣也に豊川悦司
白は威厳。黒は復讐。
うん。煮え切らない可愛さたっぷりの岩見さんとか、とりあえず撃っちゃう馬賊とか、当て書き感抜群な琴音ちゃんとか、雰囲気最高な清水くんとか、とかとかとか。美味しくなる要素はたっぷりあったなぁ。原作知らなかったので、「なるほど、そーきたか!」と思う所はあったのだけれども、終始漂う「勿体ない感」。それでも個人的にはそれなりに楽しめたので、綾瀬はるかの新しいPVとしてどーぞ。
邦画アクションでは珍しくドラマパートの画作りにこだわった秀作
珍しく劇場で2回鑑賞。
予告で思った通り、映像美が素晴らしく、キャスティングが優秀で世界観の構築レベルが高かったので気に入った。
鈴木清順の『夢二』っぽい雰囲気と行定監督の『うつくしいひと』と任侠映画を混ぜた感じかと思ってたけど、思った通りだった。
あと宣伝でミスってるかなって思うのは、多分企画上部のスタッフはジャンル化したアクションとして撮ってないし、企画してない。
完璧な作品ではないけど、いい意味で変で良い。
邦画芸術系アクションジャンルの黎明期作品になってほしい。
以下ネタバレ。
◾️キャストについて◾️
キャスト陣については時代物の空気感を纏える人をきちんとキャスティングしていたので、この点が大いに作品を助けたと思う。
撮るだけで画になるオーラを纏えるキャストを、余計な味付けをせずちゃんと活かした撮り方だった。
主演の綾瀬はるかはCMやバラエティのキャラより、クール系の方が似合うお顔立ち&骨格なので、やっと映画でこっちの役が来たなって思った。
コン・リーや夏目雅子や小雪と同系統のお顔立ちなのに、ブレイク後の映画ではそっちの要素を活かされてこなかったのが本当に不思議。
今作での彼女は偉大なるキャンバスという存在感だった。
個性ある共演キャストの個性を殺すことなく、しかしいないシーンでもゆったりと百合の気配が落ちる。
理想的な主演女優の佇まい。
清水尋也と古川琴音は若手のうちにこの映画でその魅力をちゃんと映して貰えて本当に良かった。
綾瀬はるかと清水尋也の霧中の対峙シーンはこのキャストじゃ無ければおそらく画的に成立せず、寒い演出に見えただろうし、清水尋也は今までも他の映画で重要な役で見ていたはずなのに、この映画でやっとその存在の稀有さを認識した。
古川琴音は似た役を他でも見たけど演出演技指導は今まで見た映像で一番良かった。あのモダン着物のお衣装が本当に良く似合う。
二人とも今の日本でこの映画内の役を変われる若手演者はいないと思う。
ベテラン勢だと佐藤二朗の描き方は今までコメディイメージから出る造形で新境地だったと思う。
羽村仁成は今回初見だったけど、素朴さ愚直さがとても良かった。
好きなキャストが起用されすぎて全てのキャストには言及出来ないけれど、長谷川博己が岩見で本当に良かった。彼がこの映画の案内人だったような気がする。
◾️映像美や世界観について◾️
行定監督や撮影の今村圭佑、美術の清水剛は課せられた役割はきちんと達成しているし、時代物映画としては現代の邦画では最高レベルの映像美を作って貰えて好印象。
音楽も当時の流行歌を効果的に使われたり、大人の都合のJ-POPは無しでちゃんと映像に合った音を聴けてよかった。
そしてこれは嬉しい誤算だったけど、映像重視の娯楽性無しな映画になるかと思いきや、ミステリー要素もある西部劇という雰囲気で以外なほど真っ当な娯楽映画になっていた。
台湾時代の百合のシーンはフィルム時代の発光感に近い映像になっており、こういう映像部分のこだわりが好きな層には堪らない作品だった。
同日に『さらば、わが愛/覇王別姫』を見たので、高解像度化で当時の名作映画と全然異なった撮影環境になってるはずなのに、同種の映像を見れたことには素直に感動する。
素敵な画がいくらでも出てきて幸せだったので、このチームで時代物映画を定期的に撮ってほしい。
️◾️良くなかった部分◾️
肝心のガンアクションの集団戦ではガンアクション部分とCGの設計権限者の映像美的な部分の未熟さが出てたと思う。(一対一の時の体術のアクション設計は良いのに、団体戦のコンテが現代の映画レベルに達していない)
脚本が悪いという意見、よくよく見ると団体戦のコンテが悪いと言っているものが多数だと思う。脚本はわりと良い。2時間半飽きずに見れたのは脚本が優秀だから。ガンアクションのコンテが悪い。もしくはコンテ内部の人物の動きがコンテの情感を理解して振り付けしていない。
霧の部分は団体戦で大勢の敵が主人公側の都合に良いように攻撃を待つという不自然さを解消する舞台設定で好きだったけど、あれはどうやら行定監督が大枠を設定してたらしい。
特撮系やリアル系のアクション設計の弱点が映像美側視点(おそらく舞踏系の構想を持っていた。殺陣の発展系?)の監督アイディアによってカバーされた部分も結構あったのだと思う。
おそらく監督意図としては舞台やMV的なセンスがアクション動作にも欲しかったのだと思う。殺陣や体術の設計担当はおそらくこういう意識を理解していたはずだけど、ガンアクションはリアル寄り視点に人材が偏っている傾向がある。故に詩情的舞踏的コンテの内部の動きがリアル系だったりして、まとまっていない印象になっている。
時代劇の殺陣もアクションも本質は「舞踏」なのではないかという視点で撮られてるので、今作のアクション振り付けにはそういうセンスが求められていた。
映画の責任者はプロデューサーと監督ではあるけど、不評部分がどの権限者の仕事かと言われると時代劇系のご都合悪役の振り付けから出られないガンアクション設計にあったと思う。そしてそこの担当者が実は不在なのではないかと思った。(監督の絵コンテはあっただろうけど、アクションバイオレンス系をよく撮る監督すら銃のコレオ設計は多分出来ない)
アクション監修や監督はいたはずなので、ドラマパートが得意だけどアクションは初めてという監督のバランスをもっと調整出来ると期待していた。そんなに怖くて我が強い監督だという印象はないし。インタビュー集を見ると結構下からの現場意見は拾うタイプの監督っぽいし。
リアル系でなければならないシーンはコンテ設計やカメラワークに口を出すなりする必要性があった。アクションファンが言うような「監督のせい」という分かりやすい問題ではなく、ガンコレオの人材不足の都合でハーモニーが上手く設計出来なかったことが問題な気がする。
いない楽器(ガンアクションコレオ)を指揮者(監督)は鳴らせない。
CGは運搬船や海のシーンが全体的にダメだった…。
これはシンプルに制作費が足りてない部分が画に出たと思う。横浜港のシーンは直前のシーンと同じロケーションで撮っても良かったと思う。
◾予算の問題◾
色々書いたけど、「予算が足りない」「銃のリロードなどを魅せるコレオ設計が出来る銃器担当者がまだ育っていない」、この点だけで十分なのかも。
歴史物時代物の予算は最低限5-10億から、そこにアクションをトッピングすると全然足りてなかったというか。
予算を足して最後の舞台設計は突入ではなく脱出に書き換えて、大きなセット内で敵を削っていく設計にすべきだった。
あの野外で軍がしっかり固めてる門を目指して勝てる描写は文章でしか説得力を持たない幻想なのだと思う。
いくら監督が専門外だったとしても、そこは実写で構築不可であるとして設定変更を要請するチーム力がないぐらい大きな意味でアクション撮影が育ってない事実は見えたと思う。
◾️邦画アクションについての愚痴◾️
邦画アクション映画に出がちなダサい(舐められる)エロさを纏った女や、便所臭い下品な女(演者の悪口ではなく、アクション、バイオレンス、ホラーはそっちの下ネタシーンが高確率である)が出ず、『リボルバー・リリー』はこの点だけでも高く評価したくなる。
よく見る批判に「反動の演技がない」ってのが多いけど、ハリウッド作品も2:8(反動あり:反動無し)ぐらいで反動はついてない。
でも勢いやリズムがあるのはカットの重ね方やエフェクト的なカット構築の映像ノウハウがあるからなので、raw映像の問題だと思っているアクション業界人が多い時点でアクション好きの人の映像的批評能力に疑問を感じてしまう。
あとリアル系反動演技に一番近いのはジェシーさんなのに、彼を事務所で見て批判する人もアクション好きには多い。
反動演技しているけれど引の画で動きが潰れてる(視覚能力が弱い人は意識しないと視認出来ない)箇所などもあるので、この批判は批判ありきのコピペ批判なのだと思う。
型ごとの銃の扱いがよく分かってない人も言いやすい部分だし。
ガンマニアは装填シーンを省略しない部分は褒めてたりするし。
邦画のアクションは作る層も見る層も煮詰まってマニアックな方向に先鋭化してる印象。
アクション系を専門にする監督はなぜ中〜大規模予算のそこそこ気合いの入れた作品がアクション専門外の行定監督に任せられたのか考えてほしい。
話題性もあっただろうけど、「格」のある映画を撮れる監督というのは絶対条件だったと思う。
パンフレットにもイメージ作品として名前が上がっている『緋牡丹博徒』は60年代の作品だけど、高貴な女主人公像だったと思うし、『リボルバー・リリー』はそっちのヒーロー像をようやく復活させてくれた作品だと思う。
◾️最後に◾️
アクション作品で一般部門の国際賞を狙うなら文芸系監督とアクション設計が互いの足りてない部分を上手く補い連携しないと無理だと思う。
そっちの道があるとしたら、この作品は殺陣と特撮以外の舞踏芸術寄りアクションの黎明期的映画だった気はする。
良いところがいっぱいあったので、アクション設計側はたまに分野外の監督と組んでみてほしい。
邦画においてジャンル化して煮詰まった組織だと生まれないアクションコレオがこの映画には絶対あった。
その不死身をつくるのは肉体か、精神か。
ハードボイルドの傍らに艶と華が漂うようなタイトル、大正末期のモダニズムをイメージできる凝ったセット、演者がまとう衣装の美意識や粋な品が、映画そのものにある見知らぬ世界への誘い役のようにこの好奇心に指先をのばしてくる。
しかし、その繋がれた手に引き寄せられ近づくと見えてくるのは元諜報員・リリーの心の奥に沈む深い哀しみ。
その過去こそがリリーが封印したものを動かし、美しいウェーブヘアに仕立てたばかりの絹のドレスで流血に染まる宿命に立ち向かわせる。
後方から援護する仲間たちの存在とそれぞれにある命をかけて守りたい人への思いがリリーを奮わせ息をのむ朝霧の銃撃戦は成功、帰路の汽車の中からここまで伝わるような安堵感も束の間…
その空気を引き裂いた黒い眼帯の男の足音。
間髪入れず飛び出していくリリー。
またもや…続く。
その予感しかないエンディングまでを、スクリーンを香らせる女優・綾瀬はるかが華麗かつ迷いなきアクションで魅せる。
いくらなんでも?!のシーンのいくつかを超え、またこの先があるなら、期待も込めやっぱり自分の眼で確かめたくなるのは、彼女が放つ唯一無二の惹きつけ力ゆえなのだろう。
修正済み
説明不足な脚本
予備知識無しではこの映画は難しいのではと思いました
原作よりは少し簡単にしているようですが・・・・
皆さんのいう程綾瀬はるかさんのための映画とまでは思いませんでしたが、やっぱり魅力的です
ただ、ワンピースがごつかったのが玉に瑕
話を進めるのに必死で余裕が無い脚本が仇になってるのでは?
小説の様にもう少し子役の視点で欲しかった
また、この映画では綾瀬さん以外がスーパーアクションをするのは避けて欲しかった
それと悪役側?の若いのの演技が気持ち悪い(のか下手なのか)
好き勝手、失礼しました
大ヒットして欲しかったのにダメだった要素が多く、残念です
アクションがすごい
まずはこの映画は大人向けかなと思います。
アクションが素晴らしいのと、綾瀬さんはじめ迫力がありました。またジェシーさんの普段は見れない姿も見れたので素晴らしいと思いました。
血がかなり飛ぶので心臓の悪い方など事前に少し覚悟しといたほうが良さそうです。
海軍と陸軍の戦い
海軍はやはり強いのだと思いました。
アッ!赤ちゃんがっ!!!
な ん で よ
ゆりさんのトラウマを呼び起こす描写をしたかったのは分かる。しかし不自然に赤ちゃんが出てきて吹いた。撮影風景見せてくれ。意味わからんすぎた。一番のツッコミシーンです。
あと謎の白髪おばあさん…何……
・こ、琴子かわいい〜!
え〜!てか皆銃使えるの〜?!!そういう女の子好みです〜!どこでいつから仲間なの〜???それ知りたい〜!!スピンオフ無いかな〜??
・個人的に佐藤二朗(悪)がもう、結構キツイ。しんどい……。(※あ!悪役かも!と分かりやすいので良いんですが。笑えるコメディであって欲しいや。)
・縁日の空間好き。
・海軍贔屓なのかすごいかっこいい。
・国内のゴタゴタで戦力(軍人)を減らすのやめなよぉ!!!お金無いんでしょおぉ?!?
・陸軍をかいくぐって海軍にたどり着こうとするところ、バイクを走らせるシーンが、バリバリ別の日で気になっちゃって。霧の街中で撃ち合うシーンが美しかった分、よく晴れて暑そうな雰囲気が目立っていたように感じます。
・ラスト長谷川さんのべた惚れプロポーズが良いです。「先生〜♡」って慕われてた明治大正紳士が一気にかわいい。ゆりさんに振り回されるけどしっかりついて行って支援しちゃうスピンオフ無いかな??
明治大正時代の落ち着いた話し方が好みです。昭和くらいまでの会話口調最近全然耳にしないですね。現代日本語は砕けすぎていて幼い感じがします。レトロに憧れる趣向というだけなのか、賢く言葉を選んで思考して話しているなぁと感じるだけなのか。本当に私的な考えです。
衣装やセットが凝っていて、視覚でしっかりたのしめました!
アクションは、最高ですが……
綾瀬はるかは、最高だ。衣装やアクション、言うことない。?がつく内容になってしまう。清水さん演じる南は、以前、百合に傷をつけた人物なのか?そうであれば、疑問に思うことはたくさんある。水野は、百合が愛した唯一の人なのに、行方をくらまし、他の女性との息子を守れとは?
原作は、違うみたいだが、しょうがないのだろう。よし、原作読んでみよう。
アクション俳優 綾瀬はるか2023年バージョン
俳優・綾瀬はるかの特性の一つ、日本では数少ないアクション女優としての面を引き出した映画。
ストーリーは単調で、見ていて驚きはありませんでしたが、とにかくアクションがすごいです。「ICHI」、「八重の桜」、「精霊の守り人」、「奥様は、取り扱い注意」など他のアクション作品に負けていません。まだまだ現役のアクション俳優として活躍してほしいと思いました。
脇を固めるシシドカフカや長谷川博己も颯爽としており、アクション系の演技ができる格好良さを披露しています。
この映画における悪役を演じるジャニーズ事務所のジェシーは、最初から最後まで殺人鬼のキモさ炸裂で、事務所が人権問題で荒れる中、俳優としてのキャリアを着実に積み重ねた印象を持ちました。
(清水尋也の役は、メタファーなのか、現実なのか。役を設定した意義をあまり感じませんでした)
そして最後のシーンは007シリーズっぽくて面白い終わり方だと思いました。
もしかして続編あるんでしょうか。
大正時代を生きたスパイ
【アクションがかっこいい、ドレスが綺麗、銃の音が迫力がある】
評価がかなり厳しい本作。個人的にはそんなに酷くないとは思うけど‥人それぞれだからなー。
綾瀬はるかのアクションもかっこいいし、銃の扱いもかっこよかったです(^^)衣装も素敵なので注目です!
ただ観ててSixTONESのジェシーが残念だと思った。色白だし、男臭さがなく背が高いだけで迫力がなくて陸軍大尉には見えない。
実力派の俳優さんが集う中、なぜジェシーだったのか?残念です。
結構重要な役だったのでもっと実力派の俳優さんがしてたら良かったなーと思います!
シシドカフカがかっこいい。
佐藤二朗もやっぱりいい(笑)
かなりの攻撃を受けたのに死なない綾瀬はるか。。笑
恐らく謎のおばあさんに不死身にされたのでしょう。
鈴木亮平の無駄遣いやめてw
綾瀬はるかの美しさ
魅せ方という意味での演技が上手い役者さんたちが多くかなり見やすかった。ジェシーの演技を初めて見たがレベルが高かったと思う。
原作を読んでないのでなんとも言えないが男の子がもう少しなんとかならないものかとは通して思った。あの子だけ浮いてるように思った。今後の展開が楽しみ。
大正末期、関東大震災から1年経った頃。 秩父で一家惨殺の報が新聞に...
大正末期、関東大震災から1年経った頃。
秩父で一家惨殺の報が新聞に載った。
いまは東京・玉ノ井でカフエの女将をしている小曽根百合(綾瀬はるか)は、容疑者とされ、現地で死亡した人物に見覚えがあった。
百合には、台湾の幣原機関なる秘密組織で間諜として凄腕を発揮した過去があった。
嫌な予感がし、すぐさま現場視察のため秩父向かった百合は、一家の生き残り、慎太少年(羽村仁成)と出逢う。
少年は、玉ノ井の百合を訪ねよと、事件直前に行方を消した父からあるモノを預かっていた。
それは、巨大な陰謀のカギとなるものだった・・・
といった内容で、女性が主役のハードボイルドアクションは日本では珍しい。
監督は、どちらかといえば繊細な映画を撮るイメージの強い行定勲。
ですが、個人的には『北の零年』『春の雪』の骨太な作品の方が上手いんじゃないのと思っているので、本作も意外ではありませんでした。
また、主演の綾瀬はるかも、どちらかといえば柔らかいイメージの女優さんですが、これまでも時折見せるコワイ表情などでスタイリッシュな印象がありました。
本作では、絵に描いたような大正モガ(モダンガール)の装いで、拳銃をぶっ放す様子に痺れます。
映画は、ストーリー的には荒っぽすぎなんだけれど、カッコいい綾瀬はるかを魅せるための作品なのだからこれでよし、許容範囲。
多勢vs.少数の撃ち合いが数度登場するが、中盤の玉ノ井決戦は、エノケン(榎本健一)の陽気な『東京節(パイノパイノパイ)』が流れる中での銃撃戦は、映画演出としてはオーソドックスな対位法という手法で、行定監督のベテラン手腕が光ります。
クライマックスの日比谷海軍省前決戦では、海軍省の前がこんなに雑然とした林だったの?と疑念が湧きましたが、あとから当時の写真をみると、日比谷公園のあたりは現在ほど整備されておらず、なるほど、これぐらいの感じだったのかぁ、などと納得。
荒っぽいストーリーは許せるとしても、脇役の男優陣が弱いのには、ちょっと閉口。
キーマンの豊川悦司、百合を助ける相棒的役割の長谷川博己はまだしも、陸軍・板尾創路、海軍・阿部サダヲともにハマっていないのが興を殺ぐ感じ。
特に前者はただ怒鳴り散らしているだけで、なんだかなぁです(これは脚本のせいでもあるのですが)。
とはいえ、カッコいい綾瀬はるかに魅せられる映画としては上出来。
続編が出来そうならば、観てみたいです。
なお、大正期のアクションということで、実相寺昭雄監督『帝都物語』を思い出しました。
時間があれば、あわせて観たいところです。
綾瀬はるかさんの美しさが際立っています
かつて幣原機関のスパイとして各国要人57人を暗殺した
小曾根百合(綾瀬はるか)しかしそれから10年彼女の消息不明になる、
1924年(大正13年)
小曽根百合は玉の井のカフェ,ランブルのオーナーになっていた,その店には百合に好意を抱く,弁護士の岩見良明(長谷川博己)同じ好意を抱く組長の平岡(佐藤二郎)やら
元陸軍中将の升永(橋爪功),などがランブルの常連,百合は,
幣原機関時代に幣原機関に出資していた,出資者の水野寛蔵との間に子供がいたが,何者かに襲撃され我が子を失ってしまう
それから百合は暗殺をしなくなった,
水野寛蔵(豊川悦司)は細身欣也と名前を変え,別の女性と結婚し,家庭を気づいていました、細身は戦闘では日本を変えることができないと分かり,経済の力で日本を変えようとして,
日本政府の国家資産の一部に相当する金額を台湾の銀行に預けるしかしその口座は一年間更新が無いと,銀行の物となってしまう事を知った,陸軍はそれを独り占めしようと,細身一家を殺害してしまう,一家の唯一の生き残りである,細身慎太は、
父,細身欣也(豊川悦司)から銀行口座の暗証番号を示すタオル,書類と『小曾根百合に会え』と伝言を残し,息子,慎太を逃す為,細身欣也は、陸軍の囮になる,
細身慎太は,列車で陸軍?に拘束される所を百合に助けられ,
海軍に細身慎太を保護してもらう為,海軍の施設まで慎太を護衛することになる,百合と岩見,は海軍の門の前には陸軍が待ち構えいた,百合は陸軍,謎の男から襲撃され深手を負うも,慎太を海軍に保護してもらう、その際に,細身欣也が台湾に残した金をどうするのか?と聞く,海軍大佐の山本(阿部サダヲ)は
『これから10年再び戦争になる事がならない様にする』
八重の桜や奥様は取り扱い注意みたいに,綾瀬はるかさんのアクションシーンが多いのかと期待して観るとガッカリしてしまうかも知れませんが,内容(ストーリー)はそこそこ良いと思いました
スカッとするアクションくらいは楽しめるのかと思ったけど…!
体育会系女優・綾瀬はるかのアクションは
さすが華麗で、見事!
…なのだけど
アクションシーンとして観たら
地上での戦いばかりで、平面的、平坦的…
途中で、飽きてきた
特に、あえて「霧の中」に設定した戦闘シーンは
成功してると全く思えない
手に汗握る緊張感もあまりなく、
小曽根百合はアベンジャーズなのか!?
と、思えるほど不死身すぎる
ストーリー的にも
お金をめぐり、日本陸軍対海軍が闘うってところ自体、あんまり入り込めないし、
キーパーソンである「慎太」の演技が、
なんかストーリーの雰囲気とズレてて冷める
よかったのは、
作り込まれた大正時代感!
セットと衣装はすばらしかった
あと、キャストも豪華!
やっぱ、綾瀬はるかと長谷川博己の演技は
安定のハイクオリティだね
鈴木亮平が出てたところ、わからなかった〜
残念…
綾瀬はるかファンの方、どうぞ!
ポスター格好良い、綾瀬はるかのガンアクション、大正時代が舞台、といろいろ興味を惹くものがあったので鑑賞しました。
いや〜綾瀬はるかのアクションは良いけど、無敵だね。撃たれてもすぐに回復するし、刺されても不死身。地面に伏せるだけで銃弾を避けられる?いくら特殊部隊にいたからって、ちょっと説得力に欠けすぎないか?
豊川悦司はいい役でしたね。息子役にもう少し頑張ってほしかったなあ。長谷川博己はまあまあ、だけど最後、海軍が金を受け取って本当に良かったのか?豊川悦司の意志に反するのでは?
いろいろ疑問やツッコミ所が残りました。
シルベスター・スタローンのランボー以上に綾瀬はるかの不死身ぶりが気になりました。
もうちょっと説得力のあるアクションが見たかったというのが正直なところです。
るろうに剣心?
概ね原作通りのストーリーらしいので作者がるろうに剣心を参考に書いたのでしょう
映画の作りとしては一歩ずつ物語の深部に近づいていくので面白く鑑賞できますが
如何せん物語がアニメ並に薄っぺらい
難しい事や人の心の機微が理解できなくなっている日本人にはこれでいい
と思ったのでしょうが本作に期待して観に来る人たちは
子供向けのアニメやヒーローものに熱狂している人たちではありません
やはりターゲットに合わせて作品を作らなければ十分なヒットはしないという事でしょう
普段あまり日本映画は観ないのですが洋画が観る絶えないものばかりの上映になって
映画館に足が遠のいてしまうのも寂しいので少し目を向けてみましたが
もう少しちゃんとしたものにしないと日本映画のファンも離れてしまうのでは
自分が観た中ではICHI以来の綾瀬はるかさんによる
一切笑顔の無い本格派アクション作品でこの点についてはとても満足です
やはり失敗の要因は陳腐な大日本帝国陸軍やその銃撃戦
荒唐無稽なフィクションに実在の山本五十六を登場させたことでしょう
るろうに剣心を真似たのかもしれませんが
あちらは実在の人物も上手に活用出来ていて
原作コミックで斎藤一は剣心を凌ぐ人気キャラだし
後に新選組の諜報担当であった事実が証明されましたからね
原作は手に汗握るアクション小説の傑作と聞いているので
少し残念な仕上がりになってしまったようです
銃撃戦にかなりの違和感
女性がスパイや殺し屋を演じる映画は継続して製作される。全体的に突き抜けた名作は少ないがそれなりのレベルで楽しめる作品が多い(あくまで個人的な感想だが)。だから「ベイビーわるきゅーれ」の面白さが頭抜けていた。特にアクションが。
本作は期待していなかったが、アクションシーンだけは少し楽しみにしていた。綾瀬はるかだし。でも、タイトルで示されている通りガンアクションがメインだった。それは仕方ない。ただ、あれ程の陸軍兵士を前にリボルバーだけで立ち向かう姿に無理矢理感が拭えなかった。狙いを絞らせない素早い動きがあるわけでもなく、ただ棒立ちか歩きながらの銃撃。なぜだかたまに肉弾戦を仕掛けてくる兵士と少しだけ格闘アクションを繰り広げる。あれだけ兵士がいるのに弾が全然当たらない不思議。そりゃアクション映画の主人公は弾が当たらないし、多少撃たれたり刺されても元気に動くのが普通だけどこれは酷かった。後半、霧の中の銃撃戦もわかりづらいシーンだったし(原作がこうなのか?)。清水尋也との戦いはまだましだったけど、全体的には少し不満が残るアクションだった。
脚本もいいとは言えないが、そもそもそこに期待していなかったので我慢できる。嫌だったのはジェシーの演技。非道な将校を演じようとする気持ちが空回りしている印象が強い。表情は悪くなかったからセリフをもう少し減らしてもよかったんじゃないか。
ただ、綾瀬はるかはよかった。個人的には唯一の見どころだったと言える。これ、続編あるのかな。もし作るのなら、園村健介氏(ベイビーわるきゅーれのアクション監督)をアクション監督にしてほしい。それだけでかなり締まったアクション映画になるはず。
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