リボルバー・リリーのレビュー・感想・評価
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和製ミラジョボビッチ⁉︎
いつのまにかアクション俳優さんになってしまった、綾瀬はるかさんw
可愛らしい女優さんから、カッコイイ女優さんになりましたね!
この映画のユリコさん役は、最強の女性役で、
とにかく、死なないw
撃たれても、撃たれても、死なない!
綺麗で強い女性は憧れますが、ちょっと最強すぎましたw
まだまだ男性優位の社会の中で、強くたくましく生きてる様は、憧れる!
ジェシーの役が嫌な奴やったけど、凄く役にハマってたと、私は感じました。
個人的に最近、『山本五十六』さんの事知ったばっかりだったから、登場して『おっ!』ってなって、ちょっとテンション上がったw
自衛隊の人が見たら、また違う感想になるんだろうなぁ。
綾瀬はるかのアクションでシリーズ物できたらいいのになぁ〜!!
ひたすら退屈な2時間20分
悪くないけど面白くない
カッコいい快作
奇をてらわず(誤解を招くかもしれませんが)「普通に面白い」。
めっちゃ楽しかった。
特撮、VFXがカッコいい。
アクションがカッコいい。
キャストがまた豪華でしたし綾瀬はるかもよかったんですが、何より二人!
テーラーの野村萬斎と、元馬賊な主人公・百合のパートナー・奈加を演じるシシド・カフカが抜群にカッコいい!
物語が埋蔵金争奪戦的なのが『ゴールデン・カムイ』っぽく、スパイ・殺し屋が子どもを助けるのが『グロリア』『レオン』っぽく、「どこかで見た展開」ではあるものの。
全体に丁寧な物語づくりで、肉体の動きを美しく見せるカメラワークと編集が好感度高し!
大正時代や台湾の建物をミニチュアやCGで作り上げた街並みも、自然でよかった~!
ってか、室内以外のシーンには、ほぼVFXで手が入ってましたね。
すげーなーと思いながらエンドロールを見てたら、尾上克郎さんや鈴木啓造さん、三池敏夫さんら『シン・ウルトラマン』『シン・仮面ライダー』『仕掛人 藤枝梅安』『いだてん』などでおなじみの方々のクレジットを発見!
なるほど、と唸りました。
アクション重視も痛快さが弱い
長浦京原作の日本のスパイ・アクション小説を映画化した本作。大正時代を見事に再現されています。重要なのは、軸足がどちらになるかです。ストーリー重視として軍資金を巡る陰謀や謀殺といった重々しさで展開するのか、アクション重視としてストーリー展開よりテンポを良くするかとなります。冒頭では陰謀、謀殺からの不気味さ、陰湿さの重々しさが際立ってきますが、中盤からはそれが無くなりガンアクションに振れていきます。そして後半は完全にアクション重視となっていきます。綾瀬はるかの小気味よい動きを際立出せたくなるのはわかりますが、あまりにも無理な闘いシーンにリアル感がなく荒唐無稽に思えます。そもそも主人公の小曽根百合こと“リボルバー・リリー”の人物像が確立しておらず、スパイであるのにただの殺し屋となっています。そこまでそぎ落としたのなら、娯楽アクション映画のようにクライマックスはド派手な演出してほしかったです。豪華な出演陣の割りには地味な作品でした。
脚本が良くないのか…
久しぶりの残念な邦画大作
キングダム、わた婚、岸辺露伴など今年みた邦画大作はわりと全部当たりで、昨今の日本映画、大作と位置付けられる映画でもクオリティの高い作品が増えていることを喜ばしく思っていた矢先に、久しぶりに「これだから邦画は…」と思っても仕方がない脚本と演出の悪さが目立った作品だった。
一番お金をかけたのだろうキャスティングは本当に豪華だった。これだけの演者を揃えていれば当然素晴らしい演技の掛け合いが行われるわけで。特に主演の綾瀬はるかはアクションも含め素晴らしかった。しかし何故だかどのキャラクターもそこまで好きになれず…キャラの描き方がよくないのか、それぞれのキャラの行動原理が見えなかったのも入り込めない理由の一つだろう。説明的な台詞が多く、特に綾瀬はるか演じる女スパイ小曾根百合が護ることになる細見少年の演技が稚拙すぎるが故、台詞に頼らざるを得ないといった印象で、目も当てられなかった。
キャスティングだけでなく、美術セット、衣装などかなりの予算をかけていることが明かなルックに、冒頭はかなり期待したのだが、最後まで盛り上がることなく2時間ずっと抑揚のないストーリーに、結末もカタルシスが生まれなかった。というか、続編を匂わす終わり方にマジかよ…と落胆した。「こういう雰囲気の絵が撮りたい」の集合体で、ビジョンが全く見えない駄作だった。推し俳優が多く出ているため、だいぶ贔屓目で見ようとしたがダメだった。本当に残念。続編は、どこにお金と情熱をかけるか、もっと考えた方がよいだろう。そろそろ日本の観客をなめるのは辞めて欲しい。
ミッションインポッシブルの最新作より面白かった
2023年映画館鑑賞44作品目
8月23日(水)イオンシネマ石巻
ハッピーモーニング1300円
原作未読
監督は『贅沢な骨』『GO』『世界の中心で、愛をさけぶ』『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』『ピンクとグレー』『劇場』『窮鼠はチーズの夢を見る』の行定勲
脚本は『Pure Japanese』の小林達夫
台湾を本部に幣原機関という諜報組織が存在した
幣原機関の敏腕諜報員小曾根百合は世界の要人を次々と殺害し恐れられた
そんな百合も結婚し子供を産んだが組織の内部分裂に巻き込まれ赤ん坊が殺されてしまう
それをきっかけに諜報員を辞め東京玉ノ井でカフェの経営者に落ち着いた
時は関東大震災の翌年
秩父の屋敷で一家全員が殺され一家の主人が拳銃自殺する事件が起きた
唯一の生き残りの少年は百合を頼りに玉ノ井に尋ねてきた
少年の父親は百合の死んだはずの夫だった
帝国陸軍は資金源として少年の父が隠した大金を狙っていた
百合は昔とった杵柄で少年を守るため陸軍と戦う
ドンパチ映画は大好物
余計な理屈はいらない
理屈抜きで楽しめ
カフェ襲撃にやってきた陸軍との対決シーンにたぶんエノケンが歌う東京節またはパイノパイノパイは明らかに邪魔だった
なんの意図があったのか理解に苦しむ
せめてクラシックにしてくれ
細見少年を演じた羽村が羽生結弦または羽生ゆずれないに似ていた
山本五十六を阿部サダヲが演じたことに多少の抵抗感はあった
変な術を使う妖怪めいた老婆を演じていたのは緑魔子だった
1人だけ世界観から浮いていた
鬼滅の刃かな
陸軍に追われ屋敷に転がり込む女中が伊藤なのか葉丸なのか覚えていないが彼女の芝居は重要だ
恐怖に怯え泣き叫んだうえに射殺される設定を上手にこなしてこそ帝国陸軍=絶対悪が成立し小曾根百合との対決が盛り上がる
パヨクならそんな必要もないが自分はパヨクではない
「戦いで人は救えない」は百合というキャラが言うべきセリフではない
阪神ファンが甲子園で「他球団や他球団ファンに対する侮辱行為はやめよう」と言うようなものだ
けっこう仮面が「大人なんだからみっともないことするなよ」って言うようなものだ
小曾根百合の諜報員時代の仕事っぷりがあまり描かれていない
続編に期待したい
配役
元諜報員でカフェ「ランブル」のオーナーの小曾根百合に綾瀬はるか
元海軍で百合を助ける弁護士の岩見良明に長谷川博己
陸軍資金調達のための鍵を握るため陸軍に追われている細見慎太に羽村仁成
カフェ「ランブル」の従業員の奈加にシシド・カフカ
カフェ「ランブル」の従業員の琴子に古川琴音
元諜報員で陸軍少尉の南始に清水尋也
慎太を追う残忍な陸軍大尉の津山ヨーゼフ清親にジェシー
陸軍少尉の村田に葵揚
地元の暴力団組長の平岡に佐藤二朗
内務省警備長官の植村に吹越満
小沢の部下の三島中尉に内田朝陽
資金調達のため細見少年の捕獲を指示する陸軍の小沢大佐に板尾創路
百合を狙う暗殺者Xに鈴木亮平
細見家の女中の季代に伊藤歌歩
細見家の女中に楠緒に葉丸あすか
細見家の乳母に山村崇子
細見家の使用人の坂田に相島一之
妖術使いの老婆に緑魔子
元陸軍中将で絵描きを趣味に隠居生活をしている升永達吉に橋爪功
細見家から少し離れた小屋に住み細見を慕う老人の筒井国松に石橋蓮司
細見少年を匿うこになった海軍大佐の山本五十六に阿部サダヲ
百合の白いドレスを仕立てた洋裁店の滝田に野村萬斎
息子の慎太に陸軍資金調達の鍵となるものを託した投資家の細見欣也に豊川悦司
白は威厳。黒は復讐。
邦画アクションでは珍しくドラマパートの画作りにこだわった秀作
珍しく劇場で2回鑑賞。
予告で思った通り、映像美が素晴らしく、キャスティングが優秀で世界観の構築レベルが高かったので気に入った。
鈴木清順の『夢二』っぽい雰囲気と行定監督の『うつくしいひと』と任侠映画を混ぜた感じかと思ってたけど、思った通りだった。
あと宣伝でミスってるかなって思うのは、多分企画上部のスタッフはジャンル化したアクションとして撮ってないし、企画してない。
完璧な作品ではないけど、いい意味で変で良い。
邦画芸術系アクションジャンルの黎明期作品になってほしい。
以下ネタバレ。
◾️キャストについて◾️
キャスト陣については時代物の空気感を纏える人をきちんとキャスティングしていたので、この点が大いに作品を助けたと思う。
撮るだけで画になるオーラを纏えるキャストを、余計な味付けをせずちゃんと活かした撮り方だった。
主演の綾瀬はるかはCMやバラエティのキャラより、クール系の方が似合うお顔立ち&骨格なので、やっと映画でこっちの役が来たなって思った。
コン・リーや夏目雅子や小雪と同系統のお顔立ちなのに、ブレイク後の映画ではそっちの要素を活かされてこなかったのが本当に不思議。
今作での彼女は偉大なるキャンバスという存在感だった。
個性ある共演キャストの個性を殺すことなく、しかしいないシーンでもゆったりと百合の気配が落ちる。
理想的な主演女優の佇まい。
清水尋也と古川琴音は若手のうちにこの映画でその魅力をちゃんと映して貰えて本当に良かった。
綾瀬はるかと清水尋也の霧中の対峙シーンはこのキャストじゃ無ければおそらく画的に成立せず、寒い演出に見えただろうし、清水尋也は今までも他の映画で重要な役で見ていたはずなのに、この映画でやっとその存在の稀有さを認識した。
古川琴音は似た役を他でも見たけど演出演技指導は今まで見た映像で一番良かった。あのモダン着物のお衣装が本当に良く似合う。
二人とも今の日本でこの映画内の役を変われる若手演者はいないと思う。
ベテラン勢だと佐藤二朗の描き方は今までコメディイメージから出る造形で新境地だったと思う。
羽村仁成は今回初見だったけど、素朴さ愚直さがとても良かった。
好きなキャストが起用されすぎて全てのキャストには言及出来ないけれど、長谷川博己が岩見で本当に良かった。彼がこの映画の案内人だったような気がする。
◾️映像美や世界観について◾️
行定監督や撮影の今村圭佑、美術の清水剛は課せられた役割はきちんと達成しているし、時代物映画としては現代の邦画では最高レベルの映像美を作って貰えて好印象。
音楽も当時の流行歌を効果的に使われたり、大人の都合のJ-POPは無しでちゃんと映像に合った音を聴けてよかった。
そしてこれは嬉しい誤算だったけど、映像重視の娯楽性無しな映画になるかと思いきや、ミステリー要素もある西部劇という雰囲気で以外なほど真っ当な娯楽映画になっていた。
台湾時代の百合のシーンはフィルム時代の発光感に近い映像になっており、こういう映像部分のこだわりが好きな層には堪らない作品だった。
同日に『さらば、わが愛/覇王別姫』を見たので、高解像度化で当時の名作映画と全然異なった撮影環境になってるはずなのに、同種の映像を見れたことには素直に感動する。
素敵な画がいくらでも出てきて幸せだったので、このチームで時代物映画を定期的に撮ってほしい。
️◾️良くなかった部分◾️
肝心のガンアクションの集団戦ではガンアクション部分とCGの設計権限者の映像美的な部分の未熟さが出てたと思う。(一対一の時の体術のアクション設計は良いのに、団体戦のコンテが現代の映画レベルに達していない)
脚本が悪いという意見、よくよく見ると団体戦のコンテが悪いと言っているものが多数だと思う。脚本はわりと良い。2時間半飽きずに見れたのは脚本が優秀だから。ガンアクションのコンテが悪い。もしくはコンテ内部の人物の動きがコンテの情感を理解して振り付けしていない。
霧の部分は団体戦で大勢の敵が主人公側の都合に良いように攻撃を待つという不自然さを解消する舞台設定で好きだったけど、あれはどうやら行定監督が大枠を設定してたらしい。
特撮系やリアル系のアクション設計の弱点が映像美側視点(おそらく舞踏系の構想を持っていた。殺陣の発展系?)の監督アイディアによってカバーされた部分も結構あったのだと思う。
おそらく監督意図としては舞台やMV的なセンスがアクション動作にも欲しかったのだと思う。殺陣や体術の設計担当はおそらくこういう意識を理解していたはずだけど、ガンアクションはリアル寄り視点に人材が偏っている傾向がある。故に詩情的舞踏的コンテの内部の動きがリアル系だったりして、まとまっていない印象になっている。
時代劇の殺陣もアクションも本質は「舞踏」なのではないかという視点で撮られてるので、今作のアクション振り付けにはそういうセンスが求められていた。
映画の責任者はプロデューサーと監督ではあるけど、不評部分がどの権限者の仕事かと言われると時代劇系のご都合悪役の振り付けから出られないガンアクション設計にあったと思う。そしてそこの担当者が実は不在なのではないかと思った。(監督の絵コンテはあっただろうけど、アクションバイオレンス系をよく撮る監督すら銃のコレオ設計は多分出来ない)
アクション監修や監督はいたはずなので、ドラマパートが得意だけどアクションは初めてという監督のバランスをもっと調整出来ると期待していた。そんなに怖くて我が強い監督だという印象はないし。インタビュー集を見ると結構下からの現場意見は拾うタイプの監督っぽいし。
リアル系でなければならないシーンはコンテ設計やカメラワークに口を出すなりする必要性があった。アクションファンが言うような「監督のせい」という分かりやすい問題ではなく、ガンコレオの人材不足の都合でハーモニーが上手く設計出来なかったことが問題な気がする。
いない楽器(ガンアクションコレオ)を指揮者(監督)は鳴らせない。
CGは運搬船や海のシーンが全体的にダメだった…。
これはシンプルに制作費が足りてない部分が画に出たと思う。横浜港のシーンは直前のシーンと同じロケーションで撮っても良かったと思う。
◾予算の問題◾
色々書いたけど、「予算が足りない」「銃のリロードなどを魅せるコレオ設計が出来る銃器担当者がまだ育っていない」、この点だけで十分なのかも。
歴史物時代物の予算は最低限5-10億から、そこにアクションをトッピングすると全然足りてなかったというか。
予算を足して最後の舞台設計は突入ではなく脱出に書き換えて、大きなセット内で敵を削っていく設計にすべきだった。
あの野外で軍がしっかり固めてる門を目指して勝てる描写は文章でしか説得力を持たない幻想なのだと思う。
いくら監督が専門外だったとしても、そこは実写で構築不可であるとして設定変更を要請するチーム力がないぐらい大きな意味でアクション撮影が育ってない事実は見えたと思う。
◾️邦画アクションについての愚痴◾️
邦画アクション映画に出がちなダサい(舐められる)エロさを纏った女や、便所臭い下品な女(演者の悪口ではなく、アクション、バイオレンス、ホラーはそっちの下ネタシーンが高確率である)が出ず、『リボルバー・リリー』はこの点だけでも高く評価したくなる。
よく見る批判に「反動の演技がない」ってのが多いけど、ハリウッド作品も2:8(反動あり:反動無し)ぐらいで反動はついてない。
でも勢いやリズムがあるのはカットの重ね方やエフェクト的なカット構築の映像ノウハウがあるからなので、raw映像の問題だと思っているアクション業界人が多い時点でアクション好きの人の映像的批評能力に疑問を感じてしまう。
あとリアル系反動演技に一番近いのはジェシーさんなのに、彼を事務所で見て批判する人もアクション好きには多い。
反動演技しているけれど引の画で動きが潰れてる(視覚能力が弱い人は意識しないと視認出来ない)箇所などもあるので、この批判は批判ありきのコピペ批判なのだと思う。
型ごとの銃の扱いがよく分かってない人も言いやすい部分だし。
ガンマニアは装填シーンを省略しない部分は褒めてたりするし。
邦画のアクションは作る層も見る層も煮詰まってマニアックな方向に先鋭化してる印象。
アクション系を専門にする監督はなぜ中〜大規模予算のそこそこ気合いの入れた作品がアクション専門外の行定監督に任せられたのか考えてほしい。
話題性もあっただろうけど、「格」のある映画を撮れる監督というのは絶対条件だったと思う。
パンフレットにもイメージ作品として名前が上がっている『緋牡丹博徒』は60年代の作品だけど、高貴な女主人公像だったと思うし、『リボルバー・リリー』はそっちのヒーロー像をようやく復活させてくれた作品だと思う。
◾️最後に◾️
アクション作品で一般部門の国際賞を狙うなら文芸系監督とアクション設計が互いの足りてない部分を上手く補い連携しないと無理だと思う。
そっちの道があるとしたら、この作品は殺陣と特撮以外の舞踏芸術寄りアクションの黎明期的映画だった気はする。
良いところがいっぱいあったので、アクション設計側はたまに分野外の監督と組んでみてほしい。
邦画においてジャンル化して煮詰まった組織だと生まれないアクションコレオがこの映画には絶対あった。
その不死身をつくるのは肉体か、精神か。
ハードボイルドの傍らに艶と華が漂うようなタイトル、大正末期のモダニズムをイメージできる凝ったセット、演者がまとう衣装の美意識や粋な品が、映画そのものにある見知らぬ世界への誘い役のようにこの好奇心に指先をのばしてくる。
しかし、その繋がれた手に引き寄せられ近づくと見えてくるのは元諜報員・リリーの心の奥に沈む深い哀しみ。
その過去こそがリリーが封印したものを動かし、美しいウェーブヘアに仕立てたばかりの絹のドレスで流血に染まる宿命に立ち向かわせる。
後方から援護する仲間たちの存在とそれぞれにある命をかけて守りたい人への思いがリリーを奮わせ息をのむ朝霧の銃撃戦は成功、帰路の汽車の中からここまで伝わるような安堵感も束の間…
その空気を引き裂いた黒い眼帯の男の足音。
間髪入れず飛び出していくリリー。
またもや…続く。
その予感しかないエンディングまでを、スクリーンを香らせる女優・綾瀬はるかが華麗かつ迷いなきアクションで魅せる。
いくらなんでも?!のシーンのいくつかを超え、またこの先があるなら、期待も込めやっぱり自分の眼で確かめたくなるのは、彼女が放つ唯一無二の惹きつけ力ゆえなのだろう。
修正済み
説明不足な脚本
アクションがすごい
アッ!赤ちゃんがっ!!!
な ん で よ
ゆりさんのトラウマを呼び起こす描写をしたかったのは分かる。しかし不自然に赤ちゃんが出てきて吹いた。撮影風景見せてくれ。意味わからんすぎた。一番のツッコミシーンです。
あと謎の白髪おばあさん…何……
・こ、琴子かわいい〜!
え〜!てか皆銃使えるの〜?!!そういう女の子好みです〜!どこでいつから仲間なの〜???それ知りたい〜!!スピンオフ無いかな〜??
・個人的に佐藤二朗(悪)がもう、結構キツイ。しんどい……。(※あ!悪役かも!と分かりやすいので良いんですが。笑えるコメディであって欲しいや。)
・縁日の空間好き。
・海軍贔屓なのかすごいかっこいい。
・国内のゴタゴタで戦力(軍人)を減らすのやめなよぉ!!!お金無いんでしょおぉ?!?
・陸軍をかいくぐって海軍にたどり着こうとするところ、バイクを走らせるシーンが、バリバリ別の日で気になっちゃって。霧の街中で撃ち合うシーンが美しかった分、よく晴れて暑そうな雰囲気が目立っていたように感じます。
・ラスト長谷川さんのべた惚れプロポーズが良いです。「先生〜♡」って慕われてた明治大正紳士が一気にかわいい。ゆりさんに振り回されるけどしっかりついて行って支援しちゃうスピンオフ無いかな??
明治大正時代の落ち着いた話し方が好みです。昭和くらいまでの会話口調最近全然耳にしないですね。現代日本語は砕けすぎていて幼い感じがします。レトロに憧れる趣向というだけなのか、賢く言葉を選んで思考して話しているなぁと感じるだけなのか。本当に私的な考えです。
衣装やセットが凝っていて、視覚でしっかりたのしめました!
アクションは、最高ですが……
綾瀬はるかは、最高だ。衣装やアクション、言うことない。?がつく内容になってしまう。清水さん演じる南は、以前、百合に傷をつけた人物なのか?そうであれば、疑問に思うことはたくさんある。水野は、百合が愛した唯一の人なのに、行方をくらまし、他の女性との息子を守れとは?
原作は、違うみたいだが、しょうがないのだろう。よし、原作読んでみよう。
アクション俳優 綾瀬はるか2023年バージョン
俳優・綾瀬はるかの特性の一つ、日本では数少ないアクション女優としての面を引き出した映画。
ストーリーは単調で、見ていて驚きはありませんでしたが、とにかくアクションがすごいです。「ICHI」、「八重の桜」、「精霊の守り人」、「奥様は、取り扱い注意」など他のアクション作品に負けていません。まだまだ現役のアクション俳優として活躍してほしいと思いました。
脇を固めるシシドカフカや長谷川博己も颯爽としており、アクション系の演技ができる格好良さを披露しています。
この映画における悪役を演じるジャニーズ事務所のジェシーは、最初から最後まで殺人鬼のキモさ炸裂で、事務所が人権問題で荒れる中、俳優としてのキャリアを着実に積み重ねた印象を持ちました。
(清水尋也の役は、メタファーなのか、現実なのか。役を設定した意義をあまり感じませんでした)
そして最後のシーンは007シリーズっぽくて面白い終わり方だと思いました。
もしかして続編あるんでしょうか。
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