リボルバー・リリーのレビュー・感想・評価
全338件中、221~240件目を表示
シリーズ化を祝す
今年は夏公開のこの映画だけを楽しみに上半期を生きてきたといっても過言ではないくらいであまりにも期待のハードルが上がりすぎてちょっと残念がっかりなシーンも多く、後半の陸軍小隊との霧のドンパチに至っては開いた口がふさがらなくて困った。唯一冒頭の秩父鉄道車内から草むらに至る格闘がかなり秀逸で、暴れはじめる綾瀬はるかが好きであることを再認識したしエンディングもまさにそれであろう。「奥様は、取り扱い注意」以降特殊工作員という役柄が彼女のはまり役となり、ワンピース姿からの立ち回りが様になる唯一無二の役者となった。綾瀬はるかにリボルバーを持たせて「緋牡丹博徒」の現代版シリーズをやろうという東映の企画は素晴らしくてそれだけで嬉しく、行定勲はどうなの?と思うが、続いてくれるのであれば一作目が多少こけようともかまわない。望むべくもないが松田優作と村川透の「遊戯シリーズ」的なテイストを目指して欲しかった。あやせさんは演技が多少アレなのでクールなぶっきらぼう棒読みゼリフもいいけれどさすがに限界が来るし最初からコメディ要素を入れてもらったほうがぐっと表現の幅が広がると思うのだ。今作のストーリーとしては「グロリア」や「レオン」的なちびっ子との道行設定を軸にしていてそれ自体は悪くないのだが羽村仁成はちょっと歳を取りすぎていて大きな映画になればなるほど事務所都合的なこともあるのだろうなあと想像されやるせない。東映セントラルの規模でいいのに。
綾瀬はるかと長谷川博己に逢いにいく…⭐︎
綾瀬はるかと長谷川博己が出演するので、「はい、泳げません」のコンビと思い鑑賞。
でも、何だかなぁ…という映画。
もと、諜報機関の綾瀬はるが演じる小曽根百合が電車内で陸軍が資金としようとする金の
鍵を握る少年、慎太と遭遇しそれにからんで彼女の過去が蘇ってくる。
やはり、綾瀬はるかのアクションは素晴らしく、長谷川博己は紳士然とした佇まいが
板についている。
しかし、他の内容がなに⁇という感じ。
陸軍のメンバーのオーバーアクションの演技も今時?という感じだし、陸軍VS海軍の
状況も薄っぺらい。
わざわざ、野村萬斎とか豊川悦司をここにもってくる意味ってあるのか?
最後の鈴木亮平に至っては、誰かの友情出演なのかと思った。
病いを治す白髪の女性もなに?どうなってる?
極めつけは、あれだけ傷を負った綾瀬はるかが死なずにいること。
オイオイ!ないよ。
そんな中の救いは、娼館(?)ランブルに居るシシド・カフカと古川琴音。
シシド・カフカはもと馬賊という設定がすんなり来る雰囲気があって、すごく良かった。
古川琴音も、最初ちょっとパーっぽい可愛さが戦闘の場面で豹変して
面白い。
…まぁ、綾瀬はるかと長谷川博己に逢えたから良いか。
日本映画のイヤなとこが出てる
行定監督の映像は本当に綺麗。今まで監督にアクションのイメージはなかったのでいい意味で裏切られました。綾瀬はるかもよかった。「ICHI」の頃からアクション向きの女優さんだと思っていましたが、全く衰えることなく、違和感もなく、素直にカッコイイと思えた。
この映画の一番の問題はストーリーにあると思う。上映時間は約2時間20分、この手の映画では長丁場。この映画はアクションを全面に推していたはずなのに、蓋を開けてみるとドラマパートが多い、かといって話が作り込まれてるわけでもなく、話の展開も遅い。これが重厚な人間ドラマならまだ良しにしても、これはアクション映画のはず。アクション映画に必要なスピード感がなく、肝心のアクションシーンは割とすぐ終わる。このスピード感のなさに、テンションが削がれ、途中幾度となく「飽きてきた」とゆう波がきた。こういったアクション映画もどきは、日本映画の悪い特徴だと思う。
綾瀬はるかはイイ!
原作は読んでませんが、内容がすごく薄っぺらいと感じました。脚本家や演出家…皆さん頑張ってるんでしょうが私が感じるものはありませんでした。
俳優陣はなんとも豪華でしたね。
この役に、この俳優を充てるんだと感心すると同時に勿体無いなと…
ストーリーの中心は勿論、主人公の綾瀬はるか。
スタイルや表情はバツグンですね。彼女でなければこの役は似合わないでしょう。
彼女が光りすぎて周りの俳優が霞んでしまったのが残念でした。
加えてこのストーリー、演出も何か中途半端
で最後にX!続編でも作る気なんでしょうか?
全体的に豪華俳優陣がとても勿体無い。
最後にリボルバー・リリーこの言葉が出てくるのは僅かな時間のみ
出演者が綾瀬はるかをリリーと呼ぶシーンがまるで無しなのはどうなんでしょう?
せっかくのリボルバーも何故リボルバーなのか?最後までわかりませんでした。
原作読まないと理解できないのかな?
しっかり作られてる
Vermillion
日本製のバイオレンスアクション、中々久々ですし、雰囲気も良さそうなので日曜日のお昼に劇場特攻。8割くらい埋まっていました。
正直言って期待し過ぎたのかなと思いました。売りであるはずのアクションは見せ方に問題がありますし、一部俳優陣の演技の拙さにはかなりもどかしくなりましたし、なんせ話がそこまで面白くないというのが致命的な作品で、少しウトウトしてしまいました。
家族が殺され逃げ惑う少年と、それを守るために奮闘する女性の話がメインで展開され、そこに陸軍や海軍が絡んできて色んな陰謀が渦巻く…というTHE・日本な物語です。新鮮味は特に無かったかなと思います。
綾瀬さん自身のアクションのキレはとても良くて、パンチに回し蹴り、しゃがんで立っての回避、駆け回るスピードさ、ポテンシャルがとにかく高い綾瀬さんを起用しているはずなのに、アクションにそこまで反応できてない相手側に合わせてしまった結果、どうにも普通のアクションに成り下がっていたのが残念でした。
日本映画の中でもアクションのレベルは確実に上がってきているので、そこで弱めのアクションを見せられてもなという気分にはなりました。
荒唐無稽なシーンが多々あったのは好感触で、バイクで突っ込んだのちに、積んであった火薬に銃弾をぶっ放して爆発させて道を切り拓くというなんでそんな手間をかけた突破方法を思いついたんだろうとニヤッとしてしまいました。マンホールからの脱出の際に手榴弾を地上にポイっと投げてたのも無理がありますがなんだか好きです。
主人公が無敵なタイプの作品なので、どれだけ銃弾を体に受けようと、ナイフで刺されまくろうと関係無しに動き続けます。相手は基本1発でノックアウトなので、そこの辺りのバランスは悪かったです。
最後の突撃のシーンなんか、もう致命的なまでの傷を持っても突き進んでいきますし、連れた少年は逐一転ぶのでそれを助けては傷を負うの繰り返しなので、またかいと何度も思ってしまいました。
一部俳優陣の演技の拙さが今作をつまらなくしている要因だと思うのですが、ジャニーズ2名が豪華な役者陣に混じって、しかもメインの悪役を演じてるのもあって浮きまくっていました。なんでこんなに微妙な演技をする人を悪役に据えたのか。重要な役所のはずなのに、なんかふさげているような雑魚キャラにしか見えなくてガッカリでした。
羽村仁成くんも悪くはないんですが、どうにも緊迫感のあるシーンでの表情の変化や身振り手振りが弱いかなと思いました。先のジャニ2人に比べたら全然マシなんですけどね。
シシド・カフカさんと古川琴音さんの喫茶店コンビの立ち振る舞いは最高に好きでした。ザ・クールビューティーと奇天烈な強キャラな雰囲気を纏っていましたし、とにかく2人が立っていると絵になっていました。ただ出番が少ないのが惜しいです。この2人と百合のスピンオフが出来るならば見てみたい、アクション増し増しで見たいですね。
綾瀬さんの存在感がこの作品を辛うじて救っていたかなと思います。終わり方もなんだか続編を匂わせている感じがしていますが、これは作られても観に行くかな…と悩んでしまいます。もう少しうまくまとまっていれば、もしくはアクションのレベルが高ければ、とモヤモヤしてしまう作品になっていました。劇場で観なくてもいいかなと、観終わった後には思ってしまったのが残念でなりません。
鑑賞日 8/13
鑑賞時間 11:20〜13:50
座席 C-6
「職業婦人」が放つ弾丸と甘美
舞台は異国情緒あふれる大正時代の東京。
関東大震災から1年が経とうとしている頃、秩父でとある資産家が殺される事件が起こる。
犯人として報じられた男の旧知の仲であった元女スパイの小曽根百合はこの報道を不審に思い、単身秩父へと向かう。
現場へと向かうとそこには周辺を嗅ぎまわる帝国陸軍の姿があった。n
東京への帰り道、怪しい男たちに追われれている少年に遭遇。
その少年は今回の事件の被害者家族の生き残りであり、また少年は東京にいる小曽根百合に会おうとしていた。そうして、元スパイと少年の逃避行が始まる。果たしてこの事件の真相と結末は。そして、浮かび上がってくるその資産家と主人公小曽根の意外な接点とは。
本作は、見事に再現された大正時代の街並みで行われる丁々発止のアクションと銃撃戦が見どころだろう。ドンパチと繰り広げられる戦闘シーンはとてもエキサイティングだ。そして当時のファッションやヘアスタイルに身を包んだ登場人物たちのハイカラで紳士淑女たる佇まいは男ばかりの「戦場」に「彩り」を添えている。見事なバランスだ。
街並みもこの作品の作り方もどこかエキゾチックな印象を受け、「日本であって日本でない」「邦画であって邦画でない」という不思議な感覚を覚えた。
そして主人公演じた綾瀬はるかの美しさとアクションはずっと見ていられると感じたのは私だけではないはずだ。
雰囲気は好き
二朗さん
ネギ丸さーん!
荒れる波しぶき、無骨な岩肌!タイトルロゴ!
東映!!
ジャバーーン!!
そうだった東映アクションだ!思い出したぞコレ東映アクションだ!!
良かった、ちょうど良かった、休日昼下がりに入場チケットポケット捩じ込むのに最適の映画だ。
見てくれ、とりあえず見てくれ、日曜午後とか、出来ればVHSとかで見て欲しい。
ちょうど良いですよ、気楽に下向き気分をちょい乗せるんにちょうど良い。
たぶん昭和のヤクザ映画とか今ならジョンウイックに乗せたい気持ちを運んでくれるかも知れない。
映画泥棒に六発ぶち込んでから映画マナーうるせえよ!と、スクリーンに「いよっ!!待ってたー!!アヤちゃーーん!!」て叫びたいかも知れない。
映画料金分気持ちいいのよ、満足満足。これシリーズ化してくんねーかな?
季節毎スクリーンに応援したい。
仮面ライダー映画にやって欲しくて全然やってくれない事いっぱいやってくれてる、俺は支持しますよ、これで良いこれくらいがちょうど良い。
1日過ぎて気づいたけど、これジョンウイックと比較する映画じゃ無いコレ見やすいケルベロス地獄の番犬だ!
テンポ悪い
無敵の女小曾根百合
意外と悪くはない
荒唐無稽な話ではあるが大正時代の世相を酌んでアクションものを今つくるとこうなるのではないか。玉の井と陸軍省前のシーンは陸軍部隊の人数を半分にして時間も短縮すれば却って話に厚みが出たかも。リボルバー・リリーの二つ名をタイトルだけに止めて本編内で安易に使わなかったところが好意をもてる。
綾瀬はるかはさすがの貫禄。彼女の意図が良く分からないとのレビューがあったが、かってのボスであった豊川悦司への思慕と彼の子を失った悲しみ、そして彼と本妻?との間の子どもが現れた驚きとその子を守りたいという決意を説明は極力抑えながら表現できていた。女優としての円熟を感じさせる。残念なのはアクションの時も大正浪漫な衣服を身にまとっていたこと。美しい背筋をもっと観たかったな。
面白くなくてガッカリ
綾瀬はるかの衣装と立ち居振る舞いが素敵でした。
主人公について、人を殺さないと決めた(?)割には殺しまくっているようにも見えて、どっちなのかわからず中途半端でした。彼女の信念がどこにあるかわからないまま、結局軍人の言いなりになって少年を海軍に渡してしまう。それで故人の想いを遂げることになるんだろうか?と疑問です。強いのは武術だけで、キャラとしては弱かった印象です。
綾瀬はるかのたたずまいが良かっただけに、残念です。
アクションの酷さは、ガッカリを通り越して今後の日本映画が心配になりました。アクションではなく、ミステリー仕立てにすればもう少しよかったのでは…
あと必要かどうかわからないグロテスクなカットが多々あって、趣味が悪いなと思いました。ラストに白ドレスを血染めにするのも、それがやりたかっただけ感しかなくて興ざめでしたね。
濃霧注意報
長い。。。
唯一、好きだった、たった一人の男に
息子を託されて
リリーが健気に無欲に奮闘するなんて
切ない設定やし
長谷川博己が、バイクで突っ込んだとこなんか
めちゃくちゃ良かったけど。。。
岩見先生(長谷川博己)の「助けたいから、
助けに行く」
このシンプルな気持ちに、共感できたし
とても好きな登場人物でした。
ですが、私の目が悪いのか??
夜のシーンは暗すぎて、わかりにくいし
アクション映画やからアクションが
売りなんやろうけど
メリハリなく、多くて、寝そうでした。。。
雑魚キャラをバタバタ殺し倒すより、
登場人物の心情をもう少し丁寧に
描いてくれたら、感動したし
リリーが大好きになったと思います。。。
かっこいいよな
全338件中、221~240件目を表示