「時代設定は好きだけど」リボルバー・リリー ジュリエッタさんの映画レビュー(感想・評価)
時代設定は好きだけど
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なんていうか時代設定は好きだしハイカラさんがかっこよく戦うのは
いいんだけど、何もかもが中途半端だった。
もう以前から言ってることだけど、日本のアクションは緊迫感が全くないのと、
アクションの長回しが多いこと、やられ待ちが長いのと、わずか数人で大勢の敵を倒すのに
なんの対策もなくただ真正面から突入することなど、もうぐだぐだ感がひどい。
またジェシーの過剰な悪役感がゲンナリするし、南始とかいうその配役必要?みたいなキャラの登場も訳がわからない。とにかくバランスが悪く例えば百合がキャプテン・アメリカみたいな強さなら100対1でもおかしくないんだけど、百合は強いという設定でありながら強さは全く感じず、そんな描写もないもう少しリアルに振るのかエンタメに振るのかしないのが中途半端で残縁だった。
リボルバーリリーと言うタイトルであるにもかかわらず、何故リボルバーリリーなのか、そういった描写もこだわりもない。
映画よりスパイファミリー的な漫画や映画だったらもう少し振り切った展開や演出が生まれたんじゃないかなと思う。
正直百合が慎太の正体を知った時、普通の女性ならもっと彼に対して複雑な思いを抱くはずだと思うんだよね。
作品通してどうでもいい描写ほど長く必要な描写をカットするという監督の編集センスを疑う作品だった。
原作は読んだことはないけど作者は泣いていると思う。
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