「理屈が重たい。アクションを停滞させるばかりか、そのアクションのリアリティまで侵食してしまっている」リボルバー・リリー mac-inさんの映画レビュー(感想・評価)
理屈が重たい。アクションを停滞させるばかりか、そのアクションのリアリティまで侵食してしまっている
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ちょっと期待してたけど、ちょっと残念。もっとカラッとしたアクション映画を作れないものかな、と思う。この映画はスタイリッシュなアクションを見せるだけでいい映画だと思ったんだけど…。
理屈が重たい。アクションを停滞させるばかりか、そのアクションのリアリティまで侵食してしまっている。危惧していたけど行定勲監督はアクションセンスがない。
出だしはいいし、オープンセットなど諸々金かけているし、結構アクションも行けると思ったのだが(途中の銃撃シーンは「明日に向かって撃て」のラストシーンみたいでまるで西部劇で良かったけど)。
後半のクライマックスのアクションシーンが良くない。なんなんだろう、このウエット感は。
見方によっては面白く感じるかもしれない。私の好みからの感想なので、他の人にとっては面白い映画だったかも。
シシドカフカや長谷川博己や、トヨエツなど役者はいいし、当然ながら綾瀬はるかも結構いい。
銃声など効果音は迫力があるし、銃の扱いもいい。綾瀬はるかのリボルバーはS&W M1917(45口径)にエングレーブが入っているし、しっかりブルーイングされている。他の銃もしっかり作り込みされていたけど、もっと表面をエイジング(使用感)処理されていたら良かったのに。銃エフェクト関係は納富貴久男のよう。
もう一度、ウイスキーでも飲みながら、グチャグチャ文句を言いながら見てみたい気がする。
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