「綾瀬はるかにそろそろ傑作を!」リボルバー・リリー またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
綾瀬はるかにそろそろ傑作を!
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前宣伝も派手に行われるなか、どうしても行定勲がアクション大作というイメージが湧かず正直期待値はぼんやりしていた。悪い予感が当たってしまった。例えばハリウッドなら脚本も特撮もその道のプロを入れるのでクロエジャオもMCUを撮れるたりする。本作は美術も特撮も撮影も音楽も一つ一つの技術はよくできていたと思うが、脚本、シーン設定、間のとり方などが練り足りない。せっかくの綾瀬はるかが、技術陣が、勿体無い。こういう大きな映画なら監督に任せず会社側ももっと口を出してでも最低限ウェルメイドにまとめる責任がある。
綾瀬はるかは年々好きになってきた役者。大きな仕事もたくさんこなしていらっしゃるが、そろそろ三十代での当たり役が欲しい。本作はそれとなる可能性があり、事実本人は美しく凛々しく、求められるレベルの動きもできていたと思わるだけに、スジと各シーンの残念さが悔やまれる。トヨエツは綾瀬はるかとの子どもと息子と、時系列がよく分からなかった。霧のシーンはもはや誰と何を戦ってるのか分からなかったし、ランブル包囲網や海軍司令部前など、あまりに軍が弱すぎ綾瀬はるかが強すぎてどんどん覚める一方。もっと練ってくれ!日本には素晴らしいアクション監督も役者も居るんだから!
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またぞうさんのコメント
2023年8月27日
追記 集団戦闘も広場の銃撃戦では一人が勝つリアリティが無い。狭い路地や階段などで一人一人を倒して行くなど、スジを活かしつつアクションを魅せるやり方はいくらでもあるはず。