「いろいろ惜しい」リボルバー・リリー しんさんさんの映画レビュー(感想・評価)
いろいろ惜しい
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陸軍と海軍が国家予算の10分の1の秘密資金を奪い合い、その暗証番号を知る少年を綾瀬はるか扮するリリーが守る話。
綾瀬はるかさんのガンアクションは見ごたえありました。もっと見せ場多くてよい。
ジェシーの悪役ぶりも狂気があってよかった。
シシド・カフカさんもお見事です。
もちろん、他の俳優陣も。
惜しいのは、照明が暗いシーンが多くて、とくに銃撃戦が見づらかったこと。
加えて、脚本がまったりし過ぎて中だるみしたことと、凝りすぎた構成が、かえってストーリーをわかりにくくしていたこと。
リリーが戦う動機をさっさと提示して、あとはひたすら少年を守るアクションと、ピンチに仲間が助けに来る展開でよかったでしょう。
その方が、リボルバーリリーというタイトルから連想するスカッとするガンアクション映画になったと思う。いろいろ中途半端だった。
主要なキャラクターは全員魅力的で、すべて生き残ったので、思い切りカタルシスに振り切った脚本ならば続編を見てみたい。
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