「日本映画のイヤなとこが出てる」リボルバー・リリー hihinさんの映画レビュー(感想・評価)
日本映画のイヤなとこが出てる
行定監督の映像は本当に綺麗。今まで監督にアクションのイメージはなかったのでいい意味で裏切られました。綾瀬はるかもよかった。「ICHI」の頃からアクション向きの女優さんだと思っていましたが、全く衰えることなく、違和感もなく、素直にカッコイイと思えた。
この映画の一番の問題はストーリーにあると思う。上映時間は約2時間20分、この手の映画では長丁場。この映画はアクションを全面に推していたはずなのに、蓋を開けてみるとドラマパートが多い、かといって話が作り込まれてるわけでもなく、話の展開も遅い。これが重厚な人間ドラマならまだ良しにしても、これはアクション映画のはず。アクション映画に必要なスピード感がなく、肝心のアクションシーンは割とすぐ終わる。このスピード感のなさに、テンションが削がれ、途中幾度となく「飽きてきた」とゆう波がきた。こういったアクション映画もどきは、日本映画の悪い特徴だと思う。
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