「好きなところも多いがツッコミどころも多い映画でした」リボルバー・リリー しろみみさんの映画レビュー(感想・評価)
好きなところも多いがツッコミどころも多い映画でした
原作未読です。
美しいドレスや着物で戦う百合、ナカさん、ことこちゃんなど魅力的な女性たち。
主人公を支え続ける切れ者かつ度胸もある男、岩見さん。
レトロな建物や雰囲気。
脇を固める名だたる俳優さん方。
好きなところが多かったので個人的には満足度の高い映画でした。
ツッコミどころとしましては
※墨で鳥を描き、痛みを取り去るお婆さんは何者?
お婆さんの登場でこの映画はファンタジー要素もあるのか?このお婆さんが見える人は死ぬのか?…とか考えましたがそういう訳では無く。
百合が直ぐに戦えるようになるためだけの演出だったのでしょうか。
※陸軍と海軍の差がありすぎる
今回の戦いで陸軍は兵力や金を失った一方、海軍は損失なく大金を得ました。陸軍海軍ともに戦争をやっている立場ですし、慎太くんに言った約束を守らない(百合がそれを分かっているにしても)海軍側にも何かしら失うものがあっても良かったのでは?と思いました。
※百合が不死身すぎる。
刺されたり被弾しまくったので慎太との約束果たせないか…と思いきや半年後には全快してマロングラッセ食ってる。
ゴールデンカムイの杉元佐一かな?と思いました。
死ぬより生きてる方が個人的には好きなので生きてて良かったですが、2年後くらいの方が説得力出る気がします。
※佐藤二朗さん演じるヤクザと百合との取り決めは何?
あの感じからしてお上品な内容ではまず無いでしょうけれども。今後に影響がありそうなので知りたかったです(百合もヤクザも生き残ってるし)
興行収入が良ければ続編も出来るような終わり方でしたので
色々ツッコミどころを書きましたが、
続編が出た場合は映画館で観たいと思います。