「思ったよりも良好」リボルバー・リリー ConicalSpoon436さんの映画レビュー(感想・評価)
思ったよりも良好
この映画って、原作があったんですね。知りませんでした。今回、台風が来るので遠出を諦め、空いた時間に映画を!と思って「綾瀬はるか」さんを信じて見に行きました。結果は思ったよりも良好でした。
ハラハラもするし、どきどきもする。そして、1戦の格闘(戦い)が短時間で終わるのが良いですね。自分的に、戦う時間が長いとなんか萎えてしまいます。ある程度実力差があると、短時間で終わるのが普通だと思うので、流行(?)の1戦が長いのは、なんか嘘くさくて。。。
時代背景的には、大正のおわりから昭和の初めのころなのでしょう。背景となる建物もそれとなく時代感を感じさせてすごいよかったです。
ただ、邦画(予算)?の限界なのでしょうか、2点ほど気になりました。
一つ目は、霧中での戦いです。明らかに予算のために背景がほとんどカットされています。周りに敵の存在がいるかのような迫真の演技で綾瀬はるかさんが頑張っているのが救いです。
二つ目は、海軍省建物の前が野原になっていることです。映画中で「日比谷の騒動」と宣言されていました。さすがに日比谷が野原はおかしいでしょう。
あと、蛇足ですが、最後の戦いで、あの負傷で、小曾根百合(綾瀬はるか)さんが生きているのは無理があるような気がします。生き残らせるならば、もう少し負傷箇所を四肢だけにするとかして、ボディは軽傷にすべきだったと思います。まぁー白いドレスを着ていたので、白いドレスを血で赤く染める演出は予想できていたのですが、赤く染めたいがためにちょっと無茶な演出のような気がしました。服をちぎってけがの箇所を縛って血止めするとかする演出でも良かったと思います。
※:なんで「リボルバー・リリー」なのでしょうか。リボルバーを使う必然性も無いし、名前も百合だし。。。
<主な基準(今後のためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画