生まれゆく日々
劇場公開日:2022年3月12日
解説
「そうして私たちはプールに金魚を、」「ウィーアーリトルゾンビーズ」の長久允監督が森田剛を主演に手がけた「DEATH DAYS」の撮影の裏側を収めたメイキングドキュメンタリー。森田の素の表情や、撮影現場で自由奔放にダンスを披露したり、劇中曲をエネルギッシュに歌い上げたりする姿、また、部屋の片隅で静かにたたずむ様子などが映し出される。監督は、映画「彼女来来」を手がけた劇作家・演出家の山西竜矢。「そうして私たちはプールに金魚を、」「ウィーアーリトルゾンビーズ」などの長久允監督作品に出演してきた湯川ひながナレーションを担当。「DEATH DAYS」と併映で劇場公開。
2021年製作/50分/日本
配給:ギークピクチュアズ、ゴーストイッチ
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2022年3月16日
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鑑賞方法:映画館
映画「DEATH DAYS」のメイキング映像だ。これを映画と呼んでいいのかどうかは不明だが、「DEATH DAYS」の直後に上映されるので、観たばかりの映画のネタばらしみたいで、結構面白い。
撮影は4日間。ほぼひとつのスタジオのみの撮影だ。MOSSさんからの差し入れです、みたいな声があった。MOSSは宮沢りえと森田剛が新設した事務所である。つまり宮沢りえからの差し入れなのだ。それは嬉しいだろう。
ここでは石橋静河に注目した。身体能力がかなり高い。声も大きい。いわゆる通る声だ。大人しい芝居をする女優だと思っていただけに、爆発力があることがわかって嬉しかった。
映画は、上映されるシーンの順番では撮影されない。俳優は通しで脚本を読んで、それぞれのシーンを把握する。順不同の撮影では、脚本を理解する力とシーンを想像する力の両方が試される。森田剛の集中力は凄い。石橋静河も負けてはいない。
一発でOKになるシーンもあれば、監督が納得するまでテイクが繰り返されるシーンもある。集中力を切らさずに演技をするのは、もはや体力勝負である。誰も音を上げない。アイデア勝負に思えた「DEATH DAYS」だが、意外に緻密に作られているのだと感心した。