劇場公開日 2022年8月19日

  • 予告編を見る

「前回観た方にもお勧めします。」ももいろクローバーZ アイドルの向こう側 特別上映版 ももSONICメイトさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0前回観た方にもお勧めします。

2022年8月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ももいろクローバーZ(ももクロ)といえば、誰もが名前を聞いたことがある女性アイドルグループなのではないでしょうか。
とはいえ、4人の名前と顔が一致しないという方も未だ多いのではないかと思うのが正直なところ。

自分自身はモノノフと呼ばれるももクロファンのひとりなので、彼女たちのこれまでの活動やファンに対する思いやりなどそれなりに理解している部分は有りました。

全体としてはファンに向けた内容となっており、それ以外の方が観た際には普段の活動を追う映像が短すぎて肩透かしを食うかも知れませんね。
せめて1曲2曲はフルサイズで観られる場面があれば、より良かった気がします。

この作品はドキュメンタリーということもあり、モノノフならおなじみの舞台裏映像を挟みながら進みますが、独占インタビューを挿し入れることでこれまでファンにも明らかにして来なかったメンバー個々の想いをスクリーン上で吐露しています。
メンバーが4人揃っての座談会ではリラックスした雰囲気のなか、お互いの気持ちを良くも悪くも確認しながら答えを探る感じが見て取れました。
メンバー個々のインタビューでは質問によっては真逆の答えを口にしたり、緊張からか今一つまとまっていないかな?と感じるような印象もあり、観ているこちら側としても普段とは違う意味での見応えが有りましたね。

高城れにさんはファンへの愛が強すぎてか、ファンの期待に応えなきゃとかしこまった答えが多かった印象。
百田夏菜子さんはまったくぶれない強い芯を持つ、真にリーダーたり得る人物なんだなと感じました。
玉井詩織さんは受け答えするなかで自己評価が低いような印象を持ちましたが、そんなことはないよ〜と思いながら観てました。
佐々木彩夏さんは話し方こそ本人も別の機会で反省しなきゃと言ってた『〜じゃん』のいつものあーりん節(笑)ですが、考え方やコメントの内容全てから、覚悟あるいは矜持というものを感じました。
総じて思うのはファンを大切にする気持ちはしっかり持ちながらも、個人としての幸せについても前向きな考えを持っていて、自分はあらためて好感を持ちました。
追加映像もたくさんあり、ファンのひとりとしてスクリーンを観ながら過去からこれまでを振り返り、未来へ想いをめぐらせるのは至福のひと時でした。

ももSONICメイト