「この恋消えない派」今夜、世界からこの恋が消えても またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
この恋消えない派
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三木孝浩月間に敬意を表して遅ればせながら鑑賞、期待通り泣かせてもらいました。福本莉子にまつわる筋は開示されていたものの、事前情報無しでみたので、あれ?道枝駿佑とその家族にもこんな過去が現在がそして未来が…。難病+純愛ものながら、この種の物忘れ物は時間旅行SFにも通じるフックがかかり、うまく騙してくれるかどうかがポイント。おいらには丁度いい具合でした。夏への扉でも原作を一捻りしたラストで感心したけど、三木孝浩監督、学生映画出身とのことだがきっちりウェルメイドなエンタメ作家として存在感を増してますね。
役者は助演まで過不足なく、そもそもの二人の華奢すぎるスタイルすらも伏線となっていると言えるキャスティング。古川琴音も善か悪かわからない存在が、それとあの鼻声がはまっていた。
花火大会でのセリフ、道枝の古川への告白、古川の嗚咽。もうウルウルどころじゃなくてダーダーでした。
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