バーニング・ダウン 爆発都市のレビュー・感想・評価
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爆弾処理、潜入捜査、記憶障害の合わせ技
刑事・警官や探偵が主人公の犯罪サスペンスで定番要素と言えるであろう、爆弾処理、潜入捜査、記憶障害という3つの要素。本作に組み込まれたそれぞれの要素は、個別ではさして目新しくもないものの、3つすべてをかつて爆弾処理班に所属した元警官の主人公フォンの属性として統合したことで、ありきたりでない、ひねりの効いたジャンル映画となった。
犯罪がらみの謎を捜査/調査する主人公に記憶障害を持たせることで、“信頼できない語り手”の叙述手法もほのめかす点では、クリストファー・ノーラン監督の「メメント」を彷彿とさせる。この仕掛けによって、主人公、警察組織、そして彼が潜入したテロ組織の関係性が複雑化し、先を読ませにくくすることに成功している。
監督と共同脚本は香港出身のハーマン・ヤウ。市民のため体を張ってがんばっていたのに上層部から裏切られた、という主人公の思いに、香港の民主化が中国によって封殺された近年の状況を重ねた、とみるのは考えすぎだろうか。
マッチポンプ?
爆破テロ現場で発見された記憶を失った元香港警察爆発物処理班の主人公。
彼はテロリストなのか?
爆発物処理班としての活躍から始まり先述の展開になるが一部の時系列が跳ばされているため混乱する部分があった。
徐々に真実(主人公の思考・行動)が明かされていくが共感できるものではなく鑑賞後の爽快感には欠ける。
銃撃戦はそれなりな迫力があるが爆破シーンは少々CG感が強い。
前半、話を回すために警察の間抜け感を強めているのが鼻についた。
迫力ある
爆弾処理班のフォン、子猫🐈⬛を助けたことで爆発から逃げきれずに左足を切断。でも仕事に誇りを持っていて、必死にリハビリして復帰を目指す。しかし内勤を命じられる。ここでまず、納得いかない。本人はやる気満々なのに、障害者になったことで現場は無理と判断する上司達。体力試験も受けさせないって、そりゃ本人納得いかないよね。でも、フォンさん確かに卑屈になりすぎてた。
元恋人の計らいでテロリストに潜入することを勧められるけど、潜入した先のボスが旧友だったことや、警察(社会)に裏切られたと思っていたこともありテロリストの仲間になってしまう。もし、ボスが友達じゃなかったら、加担しなかったんだろうか?でも卑屈になってたからやはり加担したのかな?
テロ行為で怪我をしたことから、記憶障害を利用して、新たに潜入を画策する元恋人達。埋め込まれた記憶と、蘇る記憶の間で思い悩むフォン。このあたりがこの映画の面白いところ。
冒頭の空港の爆発はテロリスト達が起こす予定だった事件で、実は起きておらず、警官である自分を取り戻したフォンが食い止めた。でも実際は橋を壊したことによって川の水が街を飲み込む。街の人々、逃げきれてないよね。やはり犠牲は出ている。まあ空港爆破よりは少ないから良しってことなのか。フォンは自ら犠牲に。まあ、贖罪か!
それにしてもアンディ・ラウ、やはりカッコ良し🥰
幾つになっても衰えない体力、カッコ良し😍主演、制作、歌まで歌っちゃう。ウーン、カッコ良し👍
これはちょっと・・・
香港映画そのものじゃんといえばその通りでしたが、いろいろとツメが甘すぎて予想以上にすごい仕上がりでした。
実は、このポスターしか認知がない状態で鑑賞。そういえば、予告ティーザーとか一切観てないなかった。
爆弾処理班のエース、アンディ・ラウが優しさというツメの甘さで爆発処理を仕損じて左足を失いますが、楽天的な性格なのか周りの心配を余所に陽気にリハビリに取り組み義足でも健常時と変わらないほどの体力を取り戻しますが・・・という感じで話が進んでいきますが、シーン、シーンでぶった切り、その背景を後から追っていく組み立てで行きますので素直に観て訳が分からないよ~~~、が断片的にガンガンとつながっていきます。その設定が常に「後付」「ご都合主義」の印象しか与えず、映画として何でもありの卑怯じゃね?と思いました。
あと、ツメの甘さというか、設定をもうちょっとなんとかしてよ、と
・冒頭のCGからして中華特有の玩具っぽさ全開で笑いを誘う。掴みはOK!
・で、CGはアニメとCGの間くらいなんで分かりやすい。
・万能過ぎる耐爆弾スーツw
・雑すぎる爆弾処理
・音響処理の甘さ。いきなり爆音で引き込むのは全然いいのだが、最初がすごすぎて肝心なクライマックスで迫力を欠いちゃってました。音、耳慣れするんだよねえ・・・。
・前にも書いたけど、ご都合主義のシナリオの連続だろと思わせる組み立て。
・ということで、いつの間にか核爆弾(笑)
・クライマックスですが緊迫感に乏しいし、少なくとも「計算は」して欲しい。
・人権という価値観のギャップに困惑。これは日中の差なんだろうなあ。一般人満載の中でナチュラルに銃撃戦って・・・
その辺まで様式美として楽しめるなら全然OKです。
命を懸けて人命救助を行っていた元爆弾処理班の男が、なぜテロリストに...
命を懸けて人命救助を行っていた元爆弾処理班の男が、なぜテロリストになったのか。
極端過ぎるが、記憶を失ったことによって正義感を取り戻せたのはよかった。
アクションシーンもなかなかの迫力。
ラストも「実は生きていた」という安易な展開でなくて、物語に深みが出たと思う。
スケールでかいです!
久々の中国映画。
アンディさんと44億円ということで観ました。
爆弾処理中の記憶喪失…
映像が途中で切り替わり、なんだなんだと興味をそそられるストーリーの展開。
テロはテロでもそこには色々な問題があったということ…
展開が早いのでかなり面白い作品でありました(*^^*)
いくらなんでも
いくらなんでもあの程度のことでああまで振り切れちゃダメでしょ。共感できない。
そんなムリ展開をなんとなく良い話風に着地させるアンディ・ラウ力(りょく)とは…
CGはもひとつながら、アクションの迫力はヤバい。
1作目のショック・ウェイブと潔いくらい関係ないので邦題は別にしておいて正解だと思います…
アジア代表二郎系映画
2022年劇場鑑賞29本目 傑作 75点
わたくし生涯ベスト作品”インファナル・アフェア”主演アンディ・ラウ主演の作品。
まず、言わずもがな冒頭から迫力が凄まじい。
アベンジャーズエンドゲーム以来くらいの迫力でした。
すごい予算かけて、制作も技術も役者もスポンサーも、もっと言えば国を起こして作った大作なのがわかる。
すごく頑張っているのは伝わるけど、その迫力あるCGもどこか古い。
古いというのは技術が古いとかじゃなくて、時代の最先端のCGじゃないというか、どこか撮り方というか、アングルというか、CGの不自然さというかうまく伝えられないけど、言い換えるなら新しくない感がある。
あとは、大作にしようとしたあまり詰め込みすぎかな、当方はそんなに否定派ではないしこーゆーのがあってもいいと思うタチですが、見る人によっては胃もたれするかも。
昨年の中国映画のレイジングファイアや韓国映画のただ悪より救いたまえが比較対象かなあと思うけど、個人的には本当にそれぞれ良さがあって功をつけがたい。
役者さんの見分けがしやすいの良かったかなあ
まさかリアルタイムでアンディ・ラウを劇場鑑賞できると思わなかったので、それだけで嬉しかったです。
是非。
アンディ・ラウの爆弾処理班モノは前回が面白かったので期待したけど、...
アンディ・ラウの爆弾処理班モノは前回が面白かったので期待したけど、今回は記憶障害設定に無理があったので、アクションが良かったから、中途半端な展開が残念でした。
がっーと話が進むやつ
情報に対する漢字の字幕が多いし、展開早し、ぼっーとしてたら、あれっ?見過ごしたか?と思ったら後追いで補完。話自体は複雑ではないので、落ち着けば追いつく。
ラスト、007?
まあまあだった
テロ集団が核爆弾を何発も持っているのに飛行場しか狙わない。中国の締め付けでたとえテロでも行政機関などを狙う表現がNGだったのだろうか。
主人公が足がもげて努力しても認めてもらえず現場に復帰できない。その不満ですっかり怒りっぽくなってしまうのだけど、組織とはそういうものなので、それが嫌ならフリーランスになるしかない。しかし、爆弾処理の自営業はないので、危険な現場の解体業か産廃業者を営むのがいいと思う。あまりに怒りっぽくて、あの性格ではテロ集団でも怒りっぽくて人間関係を築くのが難しいのではないだろうか。
記憶喪失からの偽記憶の刷り込みもなかなかひどい。まるでいいことをしているような表現であったが、された方はたまらない。いくら怒りっぽいとは言え、真剣に怒ってやっているとしたら変なことをされて冗談でない。
「ショックウェイブ」(2018年)続編であり単発作品ではない
「SHOCK WAVE ショック ウェイブ 爆弾処理班」の続編で、原題にも「拆弾専家2」「SHOCK WAVE2」とあるのに何が「バーニングダウン」だよクソが!!
続編だと動員減るからと悪質な単発作品偽装許すまじ!(ケンシロウ風😅)
ぶっちゃけ予告が一番面白いよ…
主人公の行動がクズすぎて何一つ共感できない
冒頭の爆発シーンは見るからにCGなのだが、それなりの迫力。でも、それを防いだ者のお話って導入だから、結局嘘のシーンってことじゃん!なんだそれ!
爆弾処理班のフォンは、事故で左足を失い元の仕事に復帰できず異動させられることを不満に感じ自暴自棄になっていくってことなんだが、その過程がひどい。そして、爆弾テロ事件が発生した際に現場にフォンがいて、事件に関わりがあると疑われるがフォンが記憶喪失になっていたという話。
ここから、実はフォンが事件に関わっていたわけではなく、捜査をしていたって流れかと思っていた。ところがどう考えても事件に関わっているとしか思えない。どうやって覆していくんだろうと思っていたが、まさか本当にテロリストだったなんて!
中国や香港の映画って、2とうたいながら続編ではない映画を平気で作ってくる。本作も実はそうだった(前作は観ていないけど)。で、調べたら前作が潜入捜査の話だったからそこに絡めた流れにしたんだろうな。しかもそれがミスリード!すごい作りだ。
現場復帰を認めない上層部に反発し警察を辞めて自暴自棄になった男が幼なじみと再会しテロリストになったが、自分が設置した爆弾の爆発に巻き込まれたため記憶喪失になり、良心を取り戻した後、自分が計画した爆弾テロを命を投げ出して阻止する。なんじゃそりゃ!?自業自得でしかない。しかも大勢の人が亡くなってるし、核爆発で汚染された水が住宅街に大量に流れてしまうし。まったく救われない。警察に囲まれながらも逃げようとする姿は、なかなか面白かっただけに残念だ。
香港アルマゲドン?
社会から疎外された同級生どうしが企む、香港を一端崩壊させ香港再生を目指すストーリー。
気持ちは解らんでもないが、スケールがデカイ。現実的ではないけど、ワクワクドキドキさはある。恋愛要素も含めながら、スビーディにストーリーは進むが、なんとなく先が読めてしまう。何か物足りなさを感じる…。
カサンドラクロス…
アクション巨編ではあるけれど主人公のアンディラウの性格がひねくれ過ぎててどうにも同情できず納得いかず。もう少し爽快気分にさせてほしかった。爆破シーンは迫力ありとときおりみせる妙なチャチさが中国作品感ありでちょっと残念。あと中盤の記憶めぐりの展開が間伸び気味なのも気になりました…。
洗脳捜査
現場で負ったケガで復職を許されなかった香港警察爆弾処理班の男がテロリストになって巻き起こる話。
左脚の膝から下を失いながらも義足でトレーニングを積み、体力基準をクリアしたものの現場復帰を許されず…と始まって行くけれど、テロリストになった流れが急&唐突過ぎてちょっとついて行き難い。まあ、後からある程度は補完されるけれど。
そしてホテルでのテロで記憶を失った状態からの逃走劇は、何で?記憶戻った?とちょっと腹落ちせず。
しかしながら派手な銃撃戦や爆破シーンの連続だったり、記憶を失った主人公の立ち位置だったりと怒濤のハラハラドキドキ&ワクワクが押し寄せて来て、ご都合主義も勿論たらふくあるけれど、とても面白かった。
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