ヨナグニ 旅立ちの島のレビュー・感想・評価
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高校の義務教育化は昔から議論されている。不平等だ!
琉球処分の話をすると『てろりす◯』と思われ消されるので差し控えるが、それなら、無責任な発言をする。
どうせ島を離れるなら、青年は海外をめざそう。
日本は平和ボケしているだけで、東京は特にぬるま湯の様に平和ボケして、孤独なだけの街である。まぁ、普通にお金を持っていれば、生活に困らないかもしれないが、社会から外れると突然、孤独な死に襲われるかもしれない。それなら、海外へ行くべきじゃないかなぁ?!
極論を言えば、
高校なんて出ないで、通信高校通う選択肢もあるのでは。でも、生活を支える産業がないか。日本にはそう言った所に税金を投入してもらいたいものだね。だから、そのレベルの話になるなら、この島に高校くらい作らないといけない。尖閣列島の領土権も大事だが、国境の町なら、大学があっても良いと思う。
ないなんて、日本はナショナリズムに対する教育が欠如している。
【”少数言語の伝承と消失。”今作は、民俗学が好きな方には面白いのではないかな、と思うドキュメンタリー映画だと思います。】
舞台は沖縄・与那国で、高校が無いので中学生たちは卒業すると夫々の道を歩んで行く。多くは、沖縄本島の高校に行くようだが、中には東京に進む人もいる。
インタビュアーは、彼らに対し、与那国への想いを聞いて行くが、答えは様々である。
劇中、与那国の言葉”どぅなん”が字幕付きで紹介されたり、伝統文化が若い世代へと受け継がれていく様子も描かれる。
少し驚くのは、この映画を製作したのが、映像作家アヌシュ・ハムゼヒアンと写真家のイタリア人ヴィットーリオ・モルタロッティのコンビで、3年間もの間記録したという事である。沖縄・与那国の文化に惹かれるものがあったからである。
私は、高校時代に都会から東北の或る地域に父親の仕事の関係で引っ越し、最初はその地方の方言に慣れるのに苦労したが、徐々に愛着を持って行った事を、この映画を観て思い出した。
又、登山をやっていたので、東北地方だけでなく全国の山村に住む高齢の方々の言葉を聞いて来たが、日本には多数の言語がある事に改めて驚いたモノである。
沖縄の高校生達が、我社に入社した時に新入社員教育の担当をしたことがあるが、沖縄の高校生達はどこかノンビリしていて、あの独特な抑揚の言葉で”アイチの人は、マジメダネー。オキナワジャ、コンナニセカセカハタラカナイヨ。”とニッコリ笑って言われたモノである。
今作でも描かれているように、少数言語、文化は、日本から徐々に無くなって行くものなのかもしれない。それが時代の趨勢ならば、仕方がないと思う。
けれども、私は少数文化、言語が多数残る国と言うのは、文化度が高いのではないかと思っている。
国に住む全員が、共通語を喋るというのは、不自然だし、少数文化、言語を軽視する国は不寛容だと思うからである。
私は、民俗学者である、宮本常一の本が好きである。ご存じのように彼の先人は、自らの脚で全国を回り、その土地土地の人達が話す言葉を聞き取り、伝わる物語を聞き記録したからである。
<今作の様なドキュメンタリー作品は、地味ではあるが貴重なモノだと私は思う。
因みに高校野球で、沖縄代表の高校のブラスバンドが頻繁に流す曲に、嘉納昌吉&チャンプルーズの「ハイサイおじさん」があるが、私はこの曲が入っているCDを夏になると良く聴く。
だが、ある年に「ハイサイおじさん」は、酔っ払いの歌だからと沖縄の一部の人が言いだして、自粛した事が有った。愚かしい事である。
その国の文化度の高さとは、上述したように、少数言語の伝承にあると思っているからである。
幸い、今では甲子園でアルプススタンドから、「ハイサイおじさん」が演奏されるそうである。沖縄らしくて、良いじゃないかと私は思う。>
中学生の悩みと決断
ばちらぬんに続いて観た与那国のドキュメンタリー。
与那国島には高校がないため、中学校を卒業すると島を離れる必要がある。中学校卒業前の少年少女たちの学校生活や自然の中で過ごす放課後の様子をありのままに映し、島の言葉、どぅなんむぬい(与那国語)や伝統文化を若い世代に受け継いでいく姿を映した作品。
ばちらぬんと合わせて観たから、こちらはより深く人々に焦点を当てて与那国の現実がみれる。進学先は石垣か那覇か本土か、選択肢は多くないが、中学生で家庭の事情と相談し、決断しないといけない。トランペットの上手な子が印象的だった。空港から飛び立つ中学生を送る周りの暖かい人々も良かった。
やっぱり与那国島に行ってみたくなった。
与那国のリアルがわかる映画 訪問前に見たい
観光や2-3日の滞在ではわからない、与那国の今が、少しわかる。
方言を強制された表現は、「反日か?」と思ったが・・・
沖縄では、「1609年春、薩摩藩主・島津家久(いえひさ)が兵3000で琉球(りゅうきゅう)王国を侵略した」と、恨んでいるが
沖縄以外の諸島では、「琉球王国に侵略され、重税を強いられた」と恨んでいるし
江戸時代まで、日本全国どこの村でも飢饉や重税に苦しんでいた。
これは日本中、一緒ではないか。
子供たちが、少ない分、仲良くて、人間らしい遊びをし、
スマホに依存せず、よく勉強し、運動も、芸能も頑張っている!
子供たちが素晴らしい! 島の人々の愛情で、まっすぐ愛ある人に育っている。
子供達の教育に理想的な環境だと感じる。
都会の子達よりも、耐性のある、思いやりの出来る人材になるだろう。
懐かしい
10年以上前だが一度行ったことがある。
あの時は馬ばっかり乗っていた。
映画に出てくるのは、あの時見かけた子どもだった人たちなのかもしれない。
島の言葉、機織り、風、山、馬、断崖、校庭が芝生の学校(子どものまきば!)、飛行場。 また、行きたくなった。
ナレーションや字幕、テロップもなく淡々としたドキュメンタリーで、眺めているというよりは入り込んでいるカメラを感じた。
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