「まさかの落涙」アンビュランス またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
まさかの落涙
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配信と劇場の違いの一つに音響もある。今日は家では楽しめない派手なアクション物をと選択。数カ月ぶりのバイクで立川立飛まで。それがまさかの落涙となるとは…。
序盤からこれでもかとドローン撮影を駆使し、数秒に刻まれたカットで見せるアクションが続く中、一人ひとりのバックグラウンドエピソードが挟まれて深みが醸し出される。
白人と黒人ながら兄弟として育ちつつも志向の違いから離れた2人。物語の終盤まで言いあいが続き、やはり本心は打ち解けられないのかと想われるものの、互いに本当に思い合っていることが敵との争いの中で明らかになる。
車中でセイリングを二人でイヤホンをシェアし兄弟関係を改めて意識する場面。当初のアクションを聴くという狙いとは異なるものの、劇場の音響でこれを聴けたのは幸福だった。
ラスト、キャムが病院の建物に入るところで桜(恐らく)が映り込むのも良かった。そして彼女は最初のシークエンスで事故から搬送を担当した女の子を見舞いに向かう。あのときは運ぶのが仕事と言っていたのに。彼女が変わった。
ところでエンドタイトルが近来稀なほど短かったのを良いなと思ったんだが、もしかして配信対応なのか??ムムム。
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