「【"ジョン・レノン&オノ・ヨーコ作の美しくも切ない名曲”oh my love"が印象的な作品。様々な愛の形をアーティスティックに描いた、どこかノスタルジックな雰囲気が横溢する作品である。 】」柳川 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【"ジョン・レノン&オノ・ヨーコ作の美しくも切ない名曲”oh my love"が印象的な作品。様々な愛の形をアーティスティックに描いた、どこかノスタルジックな雰囲気が横溢する作品である。 】
クリックして本文を読む
- 劇中、三度流れるジョン・レノンとオノ・ヨーコ作の美しくも切ない、オリエンタル調の名曲"oh my love"が、印象的な作品である。
一度は、リウ・チアンが柳川のバーで歌っている・・。
オノ・ヨーコさんが、柳川と関係がある事は、本作で初めて知った・・。-
◆感想
・ドンとチュンの兄弟は、20年前にお互いに愛したリウ・チアンに会いに、日本の柳川(中国語でリウ・チアン)に来る。
- ドンは末期の癌を患っている・・。-
・彼らが柳川で過ごす穏やかで、昔の北京での生活を懐かしむ日々。
- ノスタルジックな風合いの、此の柳川のシーンの描き方が、私は好きである。-
・ドンとチュンの兄弟が訪れる居酒屋の女将(中野良子)の風情も良い。
ー 人生の全てを悟ったかのような、女将の発する言葉の数々・・。中野良子さんの畢生の演技であろう。-
・彼らが宿泊している宿を営む妻を亡くした男(池松壮亮)は、自分に馴染まない娘(新音)を愛しているが、上手くコンタクトが取れない。
- 彼が”娘からは嫌われている・・。”と語る、どこか屈折した姿を池松壮亮が見事に演じている。-
・一年後、”ドンが居ない”北京で再開したチュンとリウ・チアン。
- ドンが住んでいた家にチュン夫婦は、ドンが頼んでいた事もあり引っ越している。
その且つてドンの部屋だった所にポツンと置いてあるベッド。
ドンの様に身体を曲げ、ベッドに横になるリウ・チアンの姿が印象的である。-
<今作品は様々な愛の形をアーティスティックに描いたノスタルジックなテイストの作品である。
私は好きだなあ、この作品が醸し出す雰囲気が・・。>
コメントする