「見やすい。」スピリットウォーカー maruさんの映画レビュー(感想・評価)
見やすい。
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ふつうに見やすいです。ただのSFではなく、魂が移り変わるのに12時間というルールが利いていて、ランダムに魂が移動するのではなく規則性があったり、トイレで鏡を見て自分を確認するシーンはフェイス/オフを彷彿とさせましたが、監督がその映画好きなのかな?と思いました。
唯一わかりにくかったのは、「この組織なんの組織?」ということ。組織内の裏切りやいざこざで主人公が消されるという筋書きはわかるけれど、結局なんで殺されるの?という。明確な説明ではなくなんとなくのイメージで(あ、組織の意に沿わないことしたんだな)という見方で、主人公が追われてる理由を納得させて見てました。
そして、悪役がちょとぶっ飛び過ぎてて、最後のシーンで日本人悪者いるかな…という印象。そして取引の内容も曖昧で、クラブ経営もしててお金も持ってそうなのに、そこまでやたらめったら人殺してまでさらにお金が欲しいかな?という疑問も。
ストーリーや演出は好みだと思いますし、でもアクションシーンは見応えあって(動ける俳優さん多いんだな)という印象。対抗できるのはファブルの岡田准一くらい、日本のアクションが出遅れている感じがすごいしました。映画で「アクションすごい」と魅せる編集も画角も上手いんだなと思いました。
タイトルはわかりやすくていいですが、日本版のロゴデザインがベタすぎて今ひとつ。個人的には韓国語版のロゴでもよかったかなと思いました。おもしろかったです。
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