「脱出術」スピリットウォーカー ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
脱出術
一定水準を超える面白さのある韓国映画。今回も安心安全な気持ちで鑑賞。
程よく面白い作品でした。
事故に遭った主人公の魂が全く知らない人物の体に乗り移ってしまう流れから始まり、初っ端は誰がなんでどれがこうであれがどうでと会話のラリーが成り立っておらず、観ている側も混乱する作りでしたが、一種の感覚共有のようで少し楽しかったです。12時間ごとに全く知らない人物に移って、その人物たちの行動から元の自分の目的を探すミステリーにも視点が変わっていくのも興味深いものがありました。コメディほぼなしの真面目な韓国映画は手に汗握るものがありました。
複雑な人間関係を描くだけでなく、拳と拳の熱い闘いはとても見応えがありました。とにかく柵を突き破ったり、物にぶつけまくったりと、狭いところの見せ方がとても上手な作品でした。銃撃戦もシンプルなハンドガンながら程よい緊張感がありました。カーチェイスも思いっきり事故を起こしにいくような派手さも良かったです。
想像を超えるものはありませんでしたが、最初から最後まで楽しめる良い作品でした。韓国映画はえぇなぁ〜。
鑑賞日 4/6
鑑賞時間 11:40〜13:35
座席 K-7
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