スクール・フォー・グッド・アンド・イービルのレビュー・感想・評価
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おとぎの国のファンタジー
ファンの人にはごめんなさい。自分にはちょっと合わなかったかな。
魔法渦巻くファンタジーの世界ってのは、かなり好きなジャンルです。
本作品は、おとぎ話の善と悪を育成する?学校の話。
数々の魔法が飛び交い、善と悪の複雑な攻防で見どころも結構あると思うんだけど、なんかイマイチ乗り切れない。
まぁ、主要メンバーに魅力を感じなかったてのが、大きな要因かな。
お姫様に憧れながらも悪の学校に入れられた彼女も綺麗なんだけど、イマイチ華が感じられない。プリンセスには程遠いような・・・
そんな彼女の友達も、メインなんだけど、やっぱり見映えしない。魔女もプリンセスも、しっくりこなくて中途半端な感じ。
二人の間で頑張るプリンスもまた印象が弱いんだよな。イケメンにはイケメンなのかもしれないけど、プリンスの割にごっついんだよね。もう少し、スマートさが欲しいような。
メインの3人がこんな調子だったんで、引き込まれることもなかったって感じ。
ストーリー的には、なかなか複雑。意外な展開もあって面白いと思うんだけど、2時間超えを思いっきり長く感じた。
全くの余談ですが、悪の学園側のスキンヘッドの女の子がすごい気になったんだけど、大した活躍もありませんでした。チャンチャン。
洋画のファンタジーのCGってほんとにキレイ。 老婆みたいな見た目か...
洋画のファンタジーのCGってほんとにキレイ。
老婆みたいな見た目からの衣装チェンジのシーンが好き。
内容はまぁ普通。
ラファル倒すのあっという間すぎて…。
プリンスがいまいち華がない雰囲気なのと同級生たちがあんまりストーリーに絡んでこなかったのが残念だった。
続編ありそうな終わり方。
楽しかった!!
ハリーポッターとよく似た世界観なので、比較されがちですが、これはこれで楽しかった。
Netflixの吹替版で見ました。声優さんはイマイチでしたが笑、内容は楽しい。
ソフィー役の変幻自在ぶりが超楽しめますよっ
ハリーポッターっぽい
ハリーポッターと魔法にかけられてみたいな世界観。
何が善で何が悪なのかという事を考えさせられる作品。
世界観がとても好きで何より強い女がかっこいい。
愛よりも勝るものが友情なんだと実感する素敵な作品だった。
厚み不足のファンタジー
親友同士の女の子二人が、魔法学校に送られてしまう。
この学校、善悪のバランスをとるために、善人コースと悪人コースに分かれていた。
ケリー・ワシントンとシャーリーズ・セロン、果してどちらが善人コースの教授でしょう。
善と悪の魔法学院
魔法学校と言えば、有名なのはホグワーツ。
新しい魔法学校が開校。
“スクール・フォー・グッド・アンド・イービル”。
即ち、
“善と悪の魔法学院”。
おとぎ話に出てくるヒーローやヒロイン、悪役を育てる学校。
多くのおとぎ話のキャラもここを卒業。
今はその子供たちが、将来おとぎ話デビューをすべく学んでいる。
時たまこの学校に、人間の世界から入学してくる者がいる。
二人の少女。
一方は望んで、一方はアクシデントで、入学する事になって…。
魔法世界の学校を舞台にしたファンタジーというと、真っ先に思い浮かぶあの作品。
本作も児童書シリーズの映画化。時間も大作並みの2時間半。
Netflixから新たな“史上最強の魔法ファンタジー”を狙う…?
おとぎ話のキャラの育成学校という設定がユニーク。
アーサー王の息子やフック船長の子もいる。しわしわ老婆魔女の娘もいる。
THEファンタジー!
だけど、楽しいだけのファンタジーじゃない。
近年のディズニー作品のようなピリリとした風味あり。
ガヴァルドン村。
そこで暮らす二人の少女。
ソフィーは美しい金髪の美少女で、おとぎ話のヒロインに憧れている。
アガサは奇妙な薬を作る母のせいで周囲から「魔女の子」と呼ばれ、ひねくれ者。
共に日常にうんざり。退屈で最低な村にもうんざり。
そんな愚痴を言い合う二人は親友同士。
ある日二人は書店で不思議な印を見つける。店主から“善と悪の魔法学院”の存在を知らされる。
村を出たいソフィーは手紙を書き、入学を望む。“私は未来のヒロイン”。
それを止めるアガサ。
その時夜空が赤くなり、突然現れた巨大鳥に連れ去られ、“あちらの世界”へ。
夢にまで見たおとぎ話の世界に喜ぶソフィーだったが、思わぬ事が。
ソフィーが入れられたのは、悪役を育てる“悪の学部”。
一方のアガサはヒーロー/ヒロインを育てる“善の学部”へ…。
ヒロイン風が悪側へ、魔女風が善側へ。
これが本作のポイントだろう。
善悪の境界線。
他の作品でもそう。善の存在意義、悪の存在意義。
よく言われる悪役が居なければヒーローは成り立たない。
殊に近年は、善であった者が…とか、悪であった者が…とか、単純な勧善懲悪なんて稀。
それがあるのはおとぎ話の世界。それをおとぎ話の世界を舞台にした作品で突っ付くのだから風刺が効いている。
見てるとすぐ分かる。
ソフィーは見た目は美少女お姫様だが、自惚れ屋。自分の容姿や自分がヒロインである事を信じて疑わない。ワガママ、自己チュー。
アガサは見た目は暗い脇役魔女だが、芯がしっかりしている。気が強いが、その分ヘンな事や納得いかない事に対して自分の意見を言う。何より友達思い。
この学校自体も威厳を感じられない。
悪の学部の生徒たちは一応悪い子ちゃんが集まっているが、そこまで根っからの悪ではない。一方の善の学部の生徒たちはイケメンや美少女揃いだが、低能な連中ばかり。意地悪な性格もいる。
それぞれの学部長=先生も何だかいい加減な感じ。
学院長に至っては“善と悪の均衡”を何かと唱え、「間違いはない」と断言。
「間違いよ! 私を善の学部に代えて!」と、ソフィー。
「間違いよ! 私たちを元の村に帰して!」と、アガサ。
だが双方の訴えは聞き入れて貰えず、元の村以上の厄介者扱い&コケにされる最低な学校生活を送るハメに…。
魔法ファンタジー物は何か事件が起こらないと盛り上がらない。
そのキーとなるのは、ソフィー。
自分はヒロインで善の学部が相応しいと懲りずに言い続けるが、学部長からは受け入れを言い渡される。
私は善なのに…。ヒロインなのに…。プリンセスなのに…。
そんなソフィーの周囲に、時折姿を現す謎の人影…。
アガサも目撃。魔法学校だからそんなの日常茶飯事…ではない。
何か異様。学部長たちも激しく動揺。
何者…?
やがてそれは、ソフィーに接触。言葉巧みに言い寄る。
名は、ラファル。学院の創設者。学院長とは兄弟。
その昔自身の欲で対立し、悲劇にあった筈だが…。
目的は、善悪の均衡の崩壊。悪の力で世界を滅ぼす。
目を付けられたソフィー。彼女には“悪の救世主”となれる素質がある。
悪に誘われ、ソフィーは…。
魔法ファンタジーは世界観も見所。
美術や衣装は豪華絢爛。衣装は善悪の立場を表すもので、善はカラフル、悪は黒ベース。クライマックスではそれが“チェンジ”する一役にも買っている。
CGもふんだん。大作ファンタジーとしてたっぷりお金をかけている。
が、肝心の魔法そのものがさほど秀でたものではない。授業で習い、学部長から許可を与えられ、誰でも簡単に使えるようになるって…。
魔法クリーチャーも登場するが、インパクトには乏しい。
魔法授業も中身薄。学園生活(展開)も舞踏会や審判などあるものの、いまいち躍動感に欠ける。
話が散漫でもある。二人の少女の友情と対立の物語、三角関係ロマンス、善悪の価値観、事件(悪の脅威)…要素は充分だが、巧みに捌けているとは言い難い。
善の学部長にケリー・ワシントン、悪の学部長にシャーリズ・セロン、教授の一人にミシェル・ヨー、学院長にローレンス・フィッシュバーン、さらに“語り部”にケイト・ブランシェット…豪華な面々。
が、キャラの描き込みは浅い。シャーリズとヨーなんてキャスティングが勿体ないくらい雑な脇役。
監督ポール・フェイグは『ブライズメイズ』や女性版『ゴーストバスターズ』などコメディに手腕を発揮。ブラックユーモアのサスペンス『シンプル・フェイバー』も良かった。
本作は下ネタや過激な笑いは無く、ファミリーで楽しめる王道ファンタジー。
そこが評価の分かれ目。つまらなくはない。素直に楽しめる。が、無個性。何処で見たような二番煎じ感も否めない。
こういうファンタジーからは新たな逸材誕生がよくあるが、本作だって予感させる。
主演の二人。ソフィー役のソフィア・アン・カルーソとアガサ役のソフィア・ワイリー。
特に、ソフィー役の方のソフィア。(二人共“ソフィア”だからややこしい…)
見た目もキュートな美少女だが、物語の中盤で“悪”に転身。
可哀想なお姫様から一転、傲慢な性格や魅惑的な衣装の大胆イメチェン!
雰囲気もガラリと変わり、その変貌演じ分けはなかなか見事で、インパクト放つ。
善の時と悪の時とどちらが魅力的か問われたら、困っちゃうけど悪の時かな…。
お陰でアガサ役の方のソフィアは随分と印象薄くなっちゃったけど…。
ともあれ、今後の活躍にも期待。
悪ソフィーの誕生で、学院は最大の危機に。
善悪の均衡を壊す。
悪が攻撃し、善は防御する。それが鉄則。
が、悪に唆され、攻撃を仕掛けたのは善。
善が悪となり、悪が善となった瞬間。
悪の力、悪の支配に高笑いを上げるソフィーだったが、ラファルの真の目的を知って衝撃。
自分は利用されただけ。
救えるものは…?
いた。
これまた善悪の鉄則。悪は自身の野望に執着し、善は愛や友情を重んじる。
それこそが世界を変える力。
ソフィーとアガサ。
運命の人とは…?
キスの相手は…?
真の愛とは…?
ラストはやっぱりね…な安直な着地でもある。
だって一応本作は、少女二人の友情の物語。
学校でも善悪一つになり、ソフィーもアガサも元の村に戻れて、いつまでも仲良し、めでたしめでたし…だけど、何か続きを見込んだ終わり方。
原作もシリーズ化されてるから狙ってないと言ったら嘘になるけど、評判次第だね。
久し振りとも言える魔法とファンタジーの王道作品を無難に楽しめたけど、ちょっと煮え切らない点もあった。
ポッターくんの後継者になるには、魔法が及ばなかったようだ。
"who we are(何者か)"じゃなく"what we do(何をするか)"
…が重要で、成したことが己を形作る/定義付ける長すぎクリシェ祭!これならポール・フェイグにはコメディ撮ってほしいなと思っちゃう
ポール・フェイグ監督作だけど彼の、名コメディエンヌであるメリッサ・マッカーシーと組んで『ブライズメイズ』に始まり『ゴーストバスターズ』(作品としては『シンプル・フェイバー』)まで一連の素晴らしいコメディを作っていた黄金時期は今やかつてのものとなり去ってしまったのだろうか?『シンプル・フェイバー』『ラスト・クリスマス』そして本作と、コメディの要素はありつつも脱コメディな動きも見られる近年。好きだったのにな〜…気持ちとしてはアルバムや時代毎にガラッと音楽性変わるミュージシャンやバンド追いかけてる気持ちで、応援したいけどあの時が好きだったなとか複雑になる。
ハリポタはじめ今までごまんと見てきた魔法学校モノに"善と悪のバランス"。言うならラファルはヴォルデモート。退屈な町から抜け出したい自惚れ屋でムカつくノリノリなソフィーと魔女と忌み嫌われながらも心優しいアギー(アガサ)、善のエヴァーと悪のネヴァーそれぞれの救世主。the one"選ばれし者"すぎてろくに特訓とかせずとも魔法いつの間にか普通に使えちゃっている感。なんならアガサに関しては人間的にも成熟していて、本当に学校で習うことないぞ。善は攻撃しない。あなたは特別な存在…闇落ち。ディズニー映画などでも後半から終盤にかけてよく見られるような"魔女狩り"の様相を呈する。ブラック・マジックならぬブラッド・マジック。今や上辺だけとなった善。
役割分担を超える証拠、自分がどちら側が認めるとき。本読みと語り手、まことの愛と運命のキス。ファーストインプレッションは最悪?恋のキューピッドを買い出るも自分がいい感じになっちゃうパターン。皆が主役にはなれないけど誰かのハッピーエンドの手助けならできる?どんな教育だよ。おまけに、"どこが善なんだよ!"と言いたいクイーンビー的女王様キャラまでいるの、ただのハイスクールものと変わらない。人間らしいっちゃ人間らしいし分かるんだけどやっぱりソフィーが嫌いすぎるな。腰引けて何もできなかったくせに何じゃコイツまじで。昔から続く白人至上主義ルッキズムやステレオタイプなプリンセス像への挑戦刷新や、それが本人たちもさも当然であるかのように最初から受け入れることへの疑問符。
シャーリーズ・セロン、ケリー・ワシントン、ミシェル・ヨー、ローレンス・フィッシュバーンと教師陣が最強で、やはり子供メインのこうした作品では周りを囲む大人キャストが重要。笑顔なんてどうでもいい by ミシェル・ヨー!おまけにナレーターはケイト・ブランシェットなのか。キャストはいいけど2時間半はやっぱり長いって……。役者陣と映像技術は見る価値ありだけど作品としてはクリシェで"落第"とまでは行かなくても微妙だった!
Beauty is the full-time job.
P.S. 寝れない夜に深夜映画…ってコレ続編作る気満々なのか?!
久し振りにファンタジーを楽しめた!!
何となく観始めましたが、面白かったです。決して子供向けという訳では無く、普段から配信で日本のファンタジーアニメを観ている者なら、おっこれは中々良いなと思えるのではないでしょうか。設定や衣装も楽しめました。地元から逃げたプリンセス志望のソフィーが闇落ちして魔王級になり、地元で魔女と呼ばれたアガサが賢者のような存在となっていくのも印象的でした。ソフィア・アン・カルーソ©のお人形さんみたいなルックスも、役柄に合っていました。現在の日本では善悪が全く機能していない事もあり、観るべき映画だと思います。プリンスの名前が「テドロス」なのも、エチオピアの悪魔と呼ばれるWHO事務局長を想起させ、何かあるのかと思ったらラストにサービスカットがありました。
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