遠吠えのレビュー・感想・評価
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ダメさ加減はもはやコメディ
殺人依頼なんてやばい話を人の多い喫茶店なんかでするかね、アカネはお茶の水女子大生と言っていたが、そもそもタワマンに棲み大金を持ち拳銃迄手に入れられたのは何故だろう、性暴力を振るうのは義理の父、警察署長だというが警察に訴えが出来ない訳では無いでしょう。田之上がSNSにどんな自己紹介をしていたのか、普通の中年おやじ、写真だけで殺しを頼める相手とは判断できないでしょう。ことほど左様に人物設定が突飛すぎてリアリティのかけらもない、ハラスメントとかDVは社会問題だがそれがテーマという訳でもないでしょう。田之上の優柔不断、駄目さ加減はもはやコメディ、だからと言って女性陣の決断力や野蛮さ対比も意味不明。シェーク・M・ハリスさん初監督作品だというが、脚本、演出を含めて独自性が強すぎて、困惑でした。
ポンコツの証明
セクハラでクビになった40歳独身カラオケ店マネージャーの、言い訳、逃亡、役立たずなダメ人生の転機の話。
マッチングアプリでメッセージのやり取りも無いのに突然会って話すことになった20歳のJDから父親殺しを依頼されると共に、中学の同窓会で自分達を虐めていた男と虐められていた好きだった女性が結婚していたことを知り巻き起こるストーリー。
GO!井上でもそこではダメだろうがっ!な従業員に告発されて、クビになったのにそれをわざわざ話してネタにしようとしちゃうアホ主人公に、いるよな~こういうヤツと呆れた感覚を覚える序盤。
いや~口もペラペラ中味もペラペラのペラペラペラ男ですね。
それでも彼に話をしちゃう同級生は何を期待しているのでしょう。
そして、いよいよその時が訪れて、いや、そこでそのタイミングでやらせるなら自分でやっても…と違和感バリバリ。
まあ、コメディっちゃあコメディだしとは思うけれど、ここまでの流れではそれ程シニカルな感じやユーモラスな感じもないしね。
そして山場の話も悪くはないけれど、盛り上げ方も落とし方も舞台劇の様な感じで、映像作品としてはクドさとかまどろっこしさを感じた。
って思ってたら、舞台挨拶でやはり舞台劇を書いている人が書いたって話していて納得した。
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