劇場公開日 2022年8月19日

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「キャラクターを脚色しすぎ‼️」バイオレンスアクション ゴウさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0キャラクターを脚色しすぎ‼️

2022年8月20日
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ストーリーとしては、原作の序盤エピソードを繋げて1つにまとめた感じ。
レギュラー陣の原作再現度は、見た目はともかくかなりコミカルにアレンジされてしまっているのが気になりました。
主人公のケイちゃんは、あまり感情を表に出さないミステリアスなところがいいのに、映画ではラブロマンスも含め、かなり普通っぽい女の子になってしまっていました。
ヅラさんもこんな変なキャラじゃなかったよなと思って観ていましたが、佐藤二朗が出てきた時点で、ああ・・・こっち路線の作りなんだと少し諦めがつきました😅

展開はスピーディーで飽きさせないのですが、描ききれていない部分も多々。せっかくだりあも登場させているのに、彼女の壮絶な人生の因縁をあまりに薄っぺらに決着をつけてしまっていたのが非常に残念。
続編ありきで、だりあのエピソードは取っておいても良かったのでは?と思ってしまう位モブキャラな扱いでした😢

アクションシーンに関してはかなりカッコよかったです。
360度回転するようなカメラアングルも新鮮でしたし、カーチェイスシーンも邦画では珍しい位迫力ありました。
ノリノリのBGMをバックに、小柄なケイちゃんが次々と敵を倒していく様は、キック・アスの戦闘シーンを連想。もしかしたら意識してるとこもあるのかもですね😄
そんなアクションシーン。カッコいい事には間違いないのですが、ひとっ飛びでコンテナに飛び乗るみちたかくんや、残像を残す程素早い動きで弾を避ける表現等は、人間の動きを超越しすぎていて、原作の生きるか死ぬかの緊張感を完全に殺してしまっていました。せっかくのカッコいい殺陣も、ああいった表現で興醒めさせられるのが本当に勿体なかったです。

役者さん目当てで観に行くなら充分楽しめると思いますが、原作のファンであればあるほど、いただけないのでは?といった作品でした。

ゴウ