ザ・ホエールのレビュー・感想・評価
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いとしのエリー
ほぼ全編の舞台となるチャーリーの住居は昼間ですら暗く、会話も陰気なものが多い。
そんな中で、リズとの間で交わされる些細なじゃれ合いがオアシスのよう。
鑑賞にストレスを感じるほどの重苦しさは、最後の解放を際立たせるためだったのでしょう。
リズがチャーリーの望みを汲むのは分かるが、その他の人物が強制的に救急車を呼ばない不自然さはある。
ただの看護師なのにリズの処置や診察が適切すぎるとも思う。
チャーリーは全肯定していたが、エリーは相当捻じ曲がっている。
『白鯨』も読んでないし、宗教の知識もないし、アメリカ的な言い回しにも親しくない自分には難しい部分が多い。
でも、終盤(泣きはしないが)涙腺にくるものがあったのも事実です。
個人的に好きだったのは、エリーの宗教批判。
感情的ながらも鋭く、納得感もあり、かつ分かり易い物言いは、推敲した文章ならいかほどかと思わせる。
チャーリーの言う「文章の才能」は紛れもないものだったのでしょう。
過去(特に妻子を捨てたときの心境やアランとの関係)が薄く、感情移入しきれないのが残念。
でも、少数精鋭の演技には目を瞠るものがありました。
普通のドラマに見えつつも超斬新
スタンダードの画角で、少し変わっているとはいえ、ごく普通の現代社会を写し取ったようなドラマ。それを音でもって感動的に仕立て上げようとしている雰囲気があり、かなり警戒を持っての癇性ではあったけれども、結果めっちゃ感動しました。別にしてやられた感覚でもなく、ナチュラルに楽しめた感じです。
見る前からこの題名は?と疑問に思っていて、内容を見ても分かりような分からないような曖昧だったとは思いますが、このタイトルと内容をリンクさせて楽しんだ部分はかなりあります。そして、それが結果的にはかなり斬新な作品だったと思うに至るまでになった気がします。
この社会というのも色濃く出ていて、なんかすんごくいい映画だったなぁと素直に思いました。
ブレンダンフレイザー、見事な復活。
ハムナプトラ以来ほとんど忘れていたけれど見事な復活。今作のようなイメージが全くなかったから彼を見るだけでも価値あり。問題ありの娘との絆戻しは感動的だけど宗教や離婚の原因やら内容がディープ過ぎる気がしなくもないけれど…。
たったひとつのシチュエーションでも、これだけ感情は揺れ動く
全編、主人公の部屋の中だけで展開される作品。
少ない登場人物とワンシチュエーションでこれだけの感情が揺れ動く作品が作れることに感動をした。
彼の部屋の扉が一つのキーアイテムとなっており
見事な構成だと感じた。
全体的に湿度が高く、居心地が悪く感じる時間が長く続くが、これは監督の狙いであり、観る人に何を感じさせたいかを上手くコントロールしているなと思った。
鋭い終わり方により、見終わった後にどしんと心に残る作品だった。
結局キレまくる登場人物たちがいとおしい。そして何しろ圧が、、、
スタンダードサイズのスクリーンが幅狭く、暗い室内で心臓止まりそうな巨体をこれでもかと見せつけられる。
外の天気は玄関の扉越しのみで示され、外を通る人影はブラインド越し。舞台装置・部屋のしつらえの細やかな演出はとてもリアリティがあった。マジックハンド、必需品。
重要な役柄へのアジア人女性の配置、ど真ん中にLGBTマター、さらにタイムリーな宗教2世問題までストーリーの核に絡んできて、本格的な社会派ドラマかと思いきや、あるきっかけで太り続けてこうなってまった男の日常動作の一つ一つが、見る者によってはホラーっぽくもあった。
私なりに受けたメッセージは「正直に生きろ」、かな。
自分の行動の結果がどうなるかは良かれと思おうが悪意のあるものであろうが、制御不能。
とにかく見るだけでフィジカルな「圧」との伴走だったので、ラストシーンはあの演出で助かった!
悪意と涙の感動の狂気の組み合わせ!
素直に泣いていいのか?なんか嫌味を感じてしまう内容である。
太った人を小馬鹿にした差別的なタイトル、『ザ・ホエール』。しかし、それは、ハーマン・メルヴィルの『白鯨』のクジラのことだと、もっともらしく意味深な感じに見せようとするところの嫌らしさ。ゲイの人に対する気持ち悪さをわざと誘うかのようなオープニング。太った人やゲイの人を冷やかしバカにするという悪ガキじみた下品な感性をわざと刺激するかのような真性悪の仕掛けがところどころに散りばめられている。その際たるものは、異様な特殊メイク、そして、まさしく精神を病んで太ってしまったブレンダン・フレイザーという俳優そのものである。
結婚して子供をつくり、かつゲイであるが故に男性を愛してしまい、女房子供を見捨てた極悪人。そして、愛していた男性が自死し、ショックで精神を病み過食症で極度の肥満になってしまう。あるいは、人生を純粋に正直に生きようとしただけであり、憐れな人ともとれる。
彼はただの太ったゲイの極悪人、自業自得であり、差別的にみることを正当化できる人もいるかもしれない。しかし、一方で、人様のプライベートな生き方にいいだの悪いだの口だしをして、いい悪いなどを判断することがいかに醜悪なことであるか、彼の憐れな生活をこれでもかと見せつけられるたびに自制を促されるのだ。
人間とは、不完全なものであり、救いが必要であるとキリスト教的な慈悲の目でみることもできるが、キリスト教の欺瞞的な教えに対するチラチラとした批判がある。キリスト教とはさも矛盾に満ちた宗教でありながら、そのことを十分に理解していた主人公が最後はなんと文字通り天に召されるのである。なんとも人を混乱させ、クジラが空を飛ぶ!と見たまんまを言葉にすれば、それは人を小馬鹿にしたブラックな笑いを誘うシーンでもあるが、自制心をもってみれば彼は神のもとへいったのであり感動的結末でもあるのだ。ダーレン・アロノフスキーは悪意に満ちたものと、感動を誘うものを無理やり両立させようとする本当におかしな趣味の監督だ。なんだこのセンスは!といつも首をかしげたくなるが、面白いのでつい気になってしまう。
非常に憐れであり、かつ下品な感性を刺激し、小馬鹿にされうる存在、ザ・ホエール。矛盾にみちた存在の映画のエンドロールの終わりに、ほわ〜んというクジラの鳴き声をインサートしてくるところが、悪意に満ちあふれていると思ったが、笑えてしまうという自らの愚かさを反省させられるという、キリスト教的にいえば、告解を誘発する内容である。
BP238/134
太り過ぎて鬱血性心不全で今週末にも死にそうと言われた大学のオンライン講師の男が娘と交流しようとする話。
9年前、彼氏との人生を選び妻と8歳の娘を捨てたチャーリーと、太り過ぎて生活のままならない彼を気にかけ身の回りの面倒をみてくれている看護師のリズ、そして高校卒業が危うい記憶力抜群のやさぐれ娘エリーに、死にかけた時にたまたま訪問してきたカルト宣教師トーマスを軸に数日間のやり取りをみせていく。
頑なに病院に行くことを拒むチャーリーの罪と後悔、そしてチャーリーの悲しみを知るリズ、何だかんだと父親が気になるエリー。
登場人物がみんな善人で、性善説でしか成り立たない話しではあるけれど、人との関わりはそういうものだろう?という感じですかね…。
人の目や意見を気にして良い子ちゃんぶるなよと、おぞましいと思われる本性を明かせよと、それこそが本質であり、そこから生まれる明るい未来はあるはずだと訴えかけてくる気がした。
彼は恋人との愛と共に沈んでしまうのか。それとも、 娘への愛を梃子に浮上できるのか
長い間離れて暮らしていた娘との絆を取り戻す。
本来なら{ロードムービー}で描くべき主題も
本作の主人公『チャーリー(ブレンダン・フレイザー)』は
そうはできぬ事情がある。
死期が間近はありがちな設定も
270キロを超える巨体は、
歩くことはおろか動くことや呼吸すらままならぬ。
歩行は補助具を使わねば不可能だし、
喘鳴も酷く、時として酸素吸入が必要。
ため、カメラは居室であるアパートの中から
一歩も外に出ることは無い。
ほぼほぼ{ワンシチュエーション}ドラマの体裁。
勿論、彼がこのような体になってしまったのは
怠惰が原因ではなく、
恋人であるゲイの男性が拒食で亡くなってしまい、
その反動から引きこもり、過食に走った結果。
とことん、ナイーブなメンタルであるのだ。
そんな彼を何くれとなく気遣う介護士の『リズ(ホン・チャウ)』だが、
次第に明らかになる二人の関係性は、あまりに悲しい。
窮地に陥っていた『チャーリー』を
布教に訪れ、たまたま救った宣教師の『トーマス(タイ・シンプキンス)』も
ストーリーにアクセントを添える。
物語の発端は至極シンプルも、
主人公が囚われている恋人の死には、
キリスト教的な倫理観も絡み、
日本人には相当に縁遠いし、判り難い。
とりわけ、肉欲を二重の意味
(愛欲と食欲)に使われても、
聖書に詳しくはない我々には
どうにもピンと来ない。
肝心の娘との関係性は一向に進行せず。
自身から会いに来はするものの、態度は傍若無人。
遺産が目当てなのか、それとも
大学の文学の講師であった父の技量を利用しようとするだけなのかも
判然としない。
母娘を捨てて、しかもゲイの恋人の元に走ったことを恨む思いの一方、
想像を絶する姿に成り果てた実父をそれでも救いたいとの感情がないまぜになり、
なんともエキセントリックな行動を取ってしまう。
が、その根底には
(母親も同様だが)分かち難い愛情があり、
それが終幕では父親の魂の救済に繋がりはする。
タイトルは白抜きの「The Whale」と示され、
ここで劇中繰り返しふれられる「白鯨」を暗喩する手の込んだ仕掛けと理解。
『メルヴィル』の小説の主人公『エイハブ』は
結局は「モビィ・ディック」と運命を共にするも、
これは復讐の成就なのかは微妙に思えるところ。
多くの乗員すら道連れにしているわけだし。
いみじくも劇中のエッセイの内容が言い得て妙であり、
過去の呪縛から逃れることこそが
真の救いなのではないか。
とは言えこれも、キリスト教的倫理観ではあるけれど。
それらが詰まったラストシーンと解釈したい。
すごい・・・ブレンダン・フレイザーさんの演技に圧倒される名作
ホントに特殊メイク?と思わせるほどリアルな太り様、過食症による300kg近い肥満体で常に痛々しく苦しそうなブレンダン・フレイザーさん渾身の演技は2023年オスカーの Best Actor (主演男優賞)受賞をもたらし、ここ10年ぐらい姿を見なかったブレンダンさんの輝かしい復活を世界中が大歓迎したのも納得です
監督はダーレン・アロノフスキーさん
私もお気に入りの名作「ブラック・スワン」でも主演のナタリー・ポートマンさんを2011年オスカー Best Actress(主演女優賞)受賞に導いた名匠
2017年の「マザー!」以来の新作で、本作でも素晴らしい演出に魅了されました
ブレンダンさん演じる主人公チャーリーが死期を悟り、8歳の時に見捨てて以来 会っていなかったティーンエイジャーの娘と再会、親子の絆を取り戻そうとする密室劇
ほとんどの時間がチャーリーの薄暗い家の中で展開されます
終始映像が暗く、外は雨、見るもおぞましいチャーリーの風貌に加えサスペンスフルな暗い映像、意味深なカット、不穏な音楽
全編に渡って全身が強く締め付けられているようなものすごい緊張感に包まれ、全てが結実していく後半からラストは圧巻、こんなに疲れた作品は久しぶりでした
そして、娘役のセイディー・シンクさんも常に爆発寸前のティーンエイジャーをエネルギッシュに演じ、特にラスト辺りの演技は素晴らしかったです
良い意味で見終わった後どっと疲労感に襲われる、すごい作品でした
食べ過ぎとレビュー保存には気を付けて
壊れていく主人公になぜ周りの人々は救急車を呼ばないのだろう、肥満や貧乏(保険がきかない)というアメリカの闇なのか、と思いながら見ていた。しかし、静かに彼を死に向かわせることが却って救いなのか。最期に絆を取り戻しつつある娘は、遺産をなげうってでも救急車を呼ぶのか?答えは観客に委ねられた。ぜひ、呼んで父もろとも立ち直って欲しいと願わずにはいられない。
我ながら傑作?! なこのレビューを保存の仕方が下手くそだったのか、一度ぶっ飛んでしまった。何とか記憶を頼りに復元してみたけれど…父親が娘に促したように紙に書いて残しておくんだった…チッキショー、小梅太夫かっ
人は他の人を気にせずにはいられない生き物だ、だから人間は素晴らしい
「白鯨」モビー・ディックと自身を重ねる悲痛なエッセイに胸が痛い…。大きく(醜く?)、無感情と作中でも形容されている鯨に。作者は自身の悲しみを先延ばしにしている。愛したパートナーとの過去を機に過食状態に陥り健康状態を著しく崩している肥満男性が自らの死期が近いことを悟ったことから、自身を嫌っている娘との関係修復に向けて行動する5日間を描いた本作は、アロノフスキーによる実にアロノフスキーらしいダークで壮絶な作品。つまり、息もできないほど内側へと掘り下げ追い込む究極のキャラクタースタディ。作中でキリスト教、引いては宗教それ自体の存在自体に疑問符を投げかけるような揚げ足取りなど、神の不在あるいは沈黙。
だけど、最後には微かに救いもあって、それらは何より主演ブレンダン・フレイザーの魂の宿った名演と共に見る者の心を広く掴み記憶されるだろう…。別にオスカー獲らずとも既にソダーバーグやスコセッシなど素晴らしい監督たちの作品にも次々と出て復活は間違いなかったけど、やっぱり彼が主演男優賞を獲って本当に良かった。"カムバック好きカムバック好き"と言いながらなんだかんだ、同監督の本作と共通する『レスラー』のミッキー・ロークや、『バードマン』のマイケル・キートン、『クリード』のスタローンなど獲り逃し続けているイメージのほうが近年圧倒的に強かったから。
disgusting
勝手に関連作品『レスラー』
人は人を救えない、が……
ブレンダン・フレイザーの演技はすばらしさは言うまでもなくありません。
ほぼ主人公のアパートの部屋のなかだけで展開します。
ドアの使い方が本当に巧みです。
「救い」がテーマですが、「神」や「これが救いです」という言葉では救われないし、「救い」を標榜する人ほど異質なものを排除して逆に死に追いやったりもする。
ある展開によって救われてしまった人が、それまでの対等な目線で「なんとかその人を理解しよう」とする態度から、一気に上から「救いを与えようとする」冷たい人に変貌するあたりとか、少しでもカルト宗教のくだらなさに触れたことのある人は覚えがあると思いますが、そのへんを鋭く抉っていますね。
そうした、簡単に排除に転ずるカルト的な「救い」観念とは対照的に、この映画での「救い」の鍵はやはり「寄り添うこと」であり、主人公の恋人のようにそれでも救い切ることのできない場合もあるが、寄り添うことで人を少しでも破滅から遠ざけることができるのではないかというのが、少なくとも人間にできるわずかな望みだということを伝えようとしているように思いました。
主人公は、まず娘に対してそれができず、一方で恋人をしばらく死から遠ざけてはいたが、最後に娘に再度寄り添おうとします。
この娘が寄り添いと理解を必要としているのは痛いほどわかります。
悲しかったのはピザ屋さんですね。わずかな心の交流があってそれ自体は素敵なことだったのに……
前作「マザー!」で宗教にすがる人間の身勝手さや醜さを、彼らに振り回される神(の妻)の側から描いた監督ですが、今作も本当の救いは宗教そのものにあるのではないし、間違い、苦しみながらも人と対等に交流することくらいしか希望はないのだと切り込んでいます。
今回はラストがダイビングではなく……そこはこの映画の救いでした。
歩いただけなのに、こんなに胸が熱くなるとは
“隣人を愛せよ”と説くのに、
“同性愛”を嫌悪する宗教。
“自分らしく”と導くのに、
テンプレートな解答を求める教育。
全ての者を幸福というのは、
一部の者のみの優越感しかない。
世界は欺瞞が溢れている。
だからこそ、
一人娘の幸せを純粋に願う彼の思いに心打たれるのだった。
ザ、自己中の‼️❓キモいヒトデナシ‼️❓アンビリーバブル‼️❓
ゲイに偏見はありませんが、不倫の果てに家族を捨てて、生活習慣病で死にかけて、捨てた家族を愛してて、愛してほしい、だなんて、なんてしょうむない映画なんでしょう。
超デブも、食べなければ、何十年でも生きれるし、余命もググルだけの結論だし。
アカデミー賞主演男優賞も、セリフが多いだけのトムハンクス崩れの演技の様だし。
宗教青年の話もくだらないし、解決も、なんか全てが空疎。
元妻も娘もまともでない、主役の元恋人の妹である介護士のみ。
結末なんて、本当に空々しくて、久々の最低映画でした🎞🎬🎦
最低を観たければ、是非。
半分寝てました。故に評価出来ません。
前夜の深酒がたたり、開始から半分くらい寝入ってしまいました。数分間ぐらいは眠ったことはあるのですが、こんなに長いのは初めてです。
故に評価のレビューを書いたら、作品に失礼です。
小難しい会話劇だなと思っていたら、もともとは舞台作品で、それを映画化したものだと知りました。
妻子を捨てて、教え子(男性)と同棲する創作科の大学教授の物語。いかにも現代劇にありそうな話でした。過食症で巨体となった主人公の体から「ホエール」と思っていたら、メルビルの「白鯨」とも掛けていました。知的だぁ。
デブへの寛容 宗教への不寛容 LGBTQ への理解 A24にしては普通すぎて心理的負担大きいのだ。アカデミー効果大。
体重272❓キロ。
そんな彼でも人生や絆があった。今はポンコツで立ち上がることもできないけど❗️
実は要約するとそういうこと。
ブレンダン・フレイザー独壇場。
有料パンフがさっき見た「AIR」のデカさと対照的なミニサイズ。
ネタバレにならない程度に述べると
愛の色々
宗教の救いとは
自分に向き合おう
ということかと思う。
「エブ・エブ👀」はアカデミー以前の公開で効果がよくわからないけど
本作は確実に「アカデミー主演男優賞 ブレンタン・フレイザー メイクアップなんやら賞=デブの特殊効果❓」
の影響大で
スクリーン前には 予告編段階で 咳すら無い😷 紳士淑女が大集合だ❗️
そんな まじめな観客 に答える
よく言えば正統派 悪く言えば 演劇的平坦な密室劇。
A24にしては正統派すぎて かえって不気味だった。
人生いろいろ、おデブちゃんもいろいろ、LGBTQもいろいろ、信仰の自由
まあ ワシ的には 眠れるほどは退屈では無かったから・・うまく見せている
だが、超現実主義者のワシ的には 2つの疑問が 頭から離れなかった。
①体重はどうでも良いが、立ち上がれないレベルでは、掃除とか洗濯、食料調達どうすんだよ❗️
元彼氏の妹は看護師&フランスパンのサンド持ってきてるだけ、いくら宅配ピザやUberやAmazonあるとは言え
掃除も洗濯も料理もできないレベルでは2015 2023レベルでは生活が成立するはずがない。50年後は知らんんけど
②女房から鞍替えした 彼氏の死因 背景が 霧の中🌁のように薄弱でフワフワしててよくわからない。
ワシ無宗教ですが 宗教全般への指摘は正鵠を射る感じで鋭い・・何らかの宗教の信者の人にとっては「向き合いたくない、耳が痛い」だろうね。
前述のとおりA24にしてはオーソドックスで
デブへの受容寛容の心構えができている紳士淑女の観客 的には「まあ普通ですね」作品。
ワシはデブでも痩せでも良いのだが、そんだけ毎日、ピザL🍕サイズ2枚頼んでたら
大学講師の金無くなっちまうよ @8000円以上だろから それともアメリカ🇺🇸はピザ破格の安さなのだろか?
要らん心配した。
まあ普通の普通の作品です。チコっとだけ長いカモ🦆
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