「身体を破滅させる心の闇と痛み」ザ・ホエール CR7さんの映画レビュー(感想・評価)
身体を破滅させる心の闇と痛み
うつ病と過食の関係の論文の翻訳している最中だったので丁度よかった。
ダーレン・アノロフスキーは、やはり一筋縄ではいかない良い作品を撮るな。
チャーリーは過食に走ったが、人によってアルコールであったり、薬物であったり、ギャンブルだったりする。これらは、心の苦しみを麻痺させる生きるための杖だ。「ダメ!ゼッタイ!」で片づけられる問題ではない。
壮絶な生きることの痛みを感じながら、何とか持ちこたえている人は、少なくないのではないか。
ブレンダン・フレイザーに限らず、役者が全員良かった。
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