「たったひとつのシチュエーションでも、これだけ感情は揺れ動く」ザ・ホエール モトコさんの映画レビュー(感想・評価)
たったひとつのシチュエーションでも、これだけ感情は揺れ動く
全編、主人公の部屋の中だけで展開される作品。
少ない登場人物とワンシチュエーションでこれだけの感情が揺れ動く作品が作れることに感動をした。
彼の部屋の扉が一つのキーアイテムとなっており
見事な構成だと感じた。
全体的に湿度が高く、居心地が悪く感じる時間が長く続くが、これは監督の狙いであり、観る人に何を感じさせたいかを上手くコントロールしているなと思った。
鋭い終わり方により、見終わった後にどしんと心に残る作品だった。
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