アラビアンナイト 三千年の願いのレビュー・感想・評価
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ジョージ・ミラー監督
アラビアンナイトの話を作ると知った時、「大丈夫か?」と思った。案の定想像した通り良い出来ではなかったです。
大体この手の寓話はCGをふんだんに使いまくらないと中途半端になってしまうから、途中でわからないことだらけ。
正直原作は完全には、知らない。ランプから魔人が出て来て持ち主の願い事をかなえてあげると言う話だと思う。
後は、作り手の脚色がけっこうあると思う。
監督には不向きな作品でしたね。「社会の秩序なんか知ったことか」みたいな映画を次作では作って貰いたいです。
寝るっちゃ寝るかな…
隣のカップルは爆睡、彼氏は寝息からのイビキに移行しそうな感じでした。
映像も良かったし、好き嫌いありそうだけど、個人的には好みでした。
大人のための寓話ってところか。
星の光がついに届きました
時が流れる程、話が紡がれる程、つのる想いとともに儚さは増し、愛の姿がほんのり柔らかに姿を現す。
遠くから静かに想いを放っている人にとっては、とても染み入る胸を打つ愛の形があるのではなかろうか。
そろそろマッドマックスに取り掛かってほしいデス
ジョージ・ミラーがアラビアンナイトって思ったけど、現代のお話しで、しかも魔人の身の上話を聞かされるパターンとは予想外でした。ジンの過去のダークな映像と現代のポップな色使いの対比が魅力的です。とは言え、色々とメタファーがあるかもしれないけど、お話し自体にどうもノレず、観ていて意識も所々途切れがちで、ジンと女性学者の関係もイマイチ、ピンとこない感じでした。役者では、ティルダ・スウィントンは魔女役ではないフツーの女性役がピッタリで、ファッションも決まってました。
評価いいから期待して見に行ったのに
いやーバビロンが中々に面白くなかったからその現実受け入れられなくてお口直しにアラビアンナイト見に行ったら2時間無いはずなのにバビロン位長く感じて驚いた。
マッドマックス好きだから期待してたのに。
監督の純愛が好きってゆう一貫性とティルダ・スウィントン様への星です。
願いが無い人もいるかも
物語の研究者・アリシアは、イスタンブールで縞模様のガラスの小瓶を買った。ホテルに持ち帰り洗っていると栓が取れ、中から巨大な魔人が飛び出し、瓶から出してくれたお礼に3つの願いをかなえると言った。しかしアリシアは願い事に関する物語にハッピーエンドがないことを知っており、魔人の誘いに乗らず、願いは無いと言った。魔人は彼女の考えを変えさせようと、自らの3000年の物語を語り出す、という話。
アラビアンナイトのアラジンなどと同様、魔人が現れるが、願いが無い、という展開は初めてかな?
アリシア役のティルダ・スウィントンは仕草が面白かった。
魔人ジンとアリシアのラブファンタジー
うまく現代版にアレンジされた秀作。
3000年に及ぶジンの苦労話?が壮大過ぎてストーリーの本筋を忘れそうになるが面白く楽しめる作品でした。
魔法とかファンタジーが好きな人は
是非映画館で🎦
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現代社会でのアラビアンナイト
魔人が現れて3つの願い事を聞くと言う。子どものときに聞いた話ではある。何を頼むか?願い事を無限するという願いを言うと考えた自分は憎らしい子どもだったのだろう。
本作の魔人は現実的。できないこともあるし、願い事のような「〜して」的な言葉を見逃してくれる度量も持ち合わせている。でも、その願い事を何にするのか?も大きなテーマだが、それよりも魔人が過去に遭遇した出来事とそれにまつわるラブストーリーがメインに思える。そこはたしかに面白い。でも、結局はバスローブ着ながら会話してるだけの場面なことは少々違和感があった。
その後は学者であるアリシアのラブストーリーになるのだが、こっちの方が個人的には印象に残った。好きなことに没頭し、周りの人間ともうまくつきあい、幸せだと思っていたアリシアが実は求めてしまうもの。それはとても共感できるし、いい結末だと思う。ただ、全体的には退屈する時間もあったことは否めない。
なかなか面白かったのが、魔人が都会で生活することの違和感を覚えたシーン。ジョージ・ミラーの現代社会への皮肉込められている気がしてしまった。
マッドマックス監督の恋愛物語
アクションのイメージしかない監督ジョージ・ミラーがファンタジックな恋愛物語を製作、怪優のイメージのティルダ・スウィントンも普通の女性をチャーミングに演じるなど、観る者の裏をかくやり方ではあったが、してやったりとまではいかず若干消化不良に近かった印象。
空港や講演の客席で目にした魔物?達はなんだったんだろうか。
科学がなかった時代に説明できない事象を神話や民話などの物語にし民衆を沈静化した、と学者の立場で言ってはいるものの、実はそう言う不思議な現象を完全に否定できない自分の矛盾した気持ちの現れなのかなと思った。
だとするとジンの存在そのものもこの主人公の不安定な心から作り出した妄想なのかもしれないと思うのは考え過ぎだろうか。
好き嫌いは分かれるかなとは思うけど、準対抗以上。
今年65本目(合計717本目/今月(2023年2月度)31本目)。
いわゆる「アラビアンナイト」をテーマにした映画です。多くの方が知っていることですがイスラム文化です。とはいえ、日本では(イスラム文化であることはあまり意識されず)多くの絵本や(児童向け)小説などでも扱われていますし、多くの方が知っていると思います。
それをテーマにしながら、独自の設定やルールなども入れていった作品ということになりますので、アラビアンナイトやイスラムに関する知識が「あれば有利」くらいですが、なくても大丈夫です。
映画の中で大きなファクターとなる「3つの願い」が何なのか、そしてそれがどのようにストーリーに展開していくか…は、(たった3つしかない、ということを考えると)やや(数の関係で)ネタバレになってしまうので、避けておきましょう。
なお、上記のように「イスラムの文化のアラビアンナイト」をテーマにはしているとはいえ、アラビア語が突然出てくるわけではなく(基本的に英語展開です)、イスラムに関する分野の知識があれば有利だとは思いますが、一般常識で足りるように工夫されています。
採点は以下が気になったので4.8ですが、七捨八入によりフルスコアにしています。
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(減点0.2/やや中高生に対する配慮が足りない)
・ 主人公は学者のアリシアに取るのが普通と思いますが、学者であるという関係上、突然数学の話をしたり物理の話をしたり、若干考古学(?)に関する話をしたりと、「学者である」という設定から派生することは理解しても、「なぜかしら」変に「浅く広く」理解が求められる展開になっています。
ただ、特定の数学の定理を知らないと解けないとか、物理の何とか法則を知らないとわからないとか、そういう展開にはなっていませんので、「知っていれば有利だが、知らなくても多少???になる展開はあっても、全体としての理解ができなくなるわけではない」(理解度が2~3%落ちるに過ぎない)という点で、この減点幅にしました(かつ、字幕にあれこれ補足するのも限界があるし、「主人公が学者」というのを日本側で勝手に変更することはできないことも考えると、これで0.5も1.0も引けないのは当然の話)。
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アイデアはいいが中途半端
アラビアンナイトを題材にした作品だがアイデアは面白くてもストーリー、脚本が中途半端。もう少し工夫が欲しかった。アラビアンナイトに関心がある人には興味深い作品。早くも今年のワースト作品候補。
文句ありにおもしろかった。
まず主人公のディティールが良い。
本の読み方に貧乏ゆすり。
ティルダスウィントンがノリノリで演じてる感じも良かった。
あと編集も凝ってて好きだった。
演出も映像表現としても引き込まれた。
たのしかった。
細かい音響?が入っているのもよくて、
メガネを取る時の音とか、
割れた瓶のかけらが擦れる音とか、
ヒールの音とかが聴けると嬉しいね。
ジンの歴史がもう世界の歴史というか、
物語の歴史のようで良かった。
特にイシルメダとゼフィールがお気に入り。
あのイシルメダの監獄部屋よ。
これはもうフェチズムかもだけど、
あの猛烈に人間味溢れる感じ。
堪らなかったですな。
打って変わってゼフィール。
彼女も主人公と同じ癖を持つ天才。
あの知的探究心は見ているだけで良いし、
クソみたいな生活には同情するし、
何だか彼女のことは知らぬ間に好きになってたなー。
それ故にラストは悲しかったですな……。
ただ文句と言うか疑問なのは、
愛という結末で終わらせてしまって良かったのかってところだよなー。
孤独や一人で生きること、学ぶことに満足し、
幸せを感じていたアリシアが愛を願うだなんて。
そして愛される生活をそれなりに幸せに感じていた。
これって、もはや映画の歴史がつくってきたものなんじゃないかと思うんですよね。
映画においてのハッピーエンドって、
愛を証明したり人間賛歌をうたうことだって、
もう何度も刷り込まれてしまったんじゃないかと。
それ以外の映画はあり得ない、みたいな。
……と思ったけど、そんなことないか。
『はじまりのうた』とかあんな爽やかなエンドを迎えたけど、
彼女は「愛」というよりは、自分のしたいこと、
自分の人生を掴んだわけだもんね。
「フランシス・ハ」とかもそうか。てか山ほどあるか。
今作だって、何か「知性」とか「知識」とかが
擬人化して彼女と結ばれるみたいなエンドだって
映像的にはおかしいのかもしれないけれど、ありなわけで。
アリシアとジンが愛で結ばれるのって、
どうしても性とか異性愛とかに見えちゃうところがあって、
否定はしないし、アリシアには元夫がいたわけだから
無い訳では無いんだけど、納得はできないんよな。
これは、答えを見つけるしか無い問題。
あと小言だけど、
あの隣人の描き方はどうなん?と思ったけど、
彼女らの間にも愛はあるのだろうし、
あのピスタチオのお菓子で全然許してたというか
心変わりしていたので、
それくらい寛容な人たちだったってことですかね!
物語を物語る物語。
文学者のアリシアがイスタンブールで小綺麗な瓶を購入!しかし、その中から魔神が出てきて3つの願い事を…といった物語。
タイトルからして、ファンタジーアドベンチャー的なものかと想像していたら、魔神と出会ってお話して…の展開が、、、これどこまでやるの⁉
全体を通し、終盤まで魔神が自身の過去をお話しする場面が続き・・・勿論ただ話すだけではなく、回想シーンとしてその時の場面も見せられるが、1つのストーリーと言うよりは、回想だからダイジェストみたいなもので。。
鑑賞前のイメージと違ったからとかではなく、シンプルに自分には全く合いませんでしたかね。。
最後の123がロマンチックだったり、エンディング曲も良かったし、現実主義とか夢のある話とか、きっと強いメッセージ性のある作品なんだろうけど、ワタクシはそれを感じ取れるレベルにはなく。。
どんな映画でもソコソコ楽しめるタイプだと思ってますが、珍しく、あまりのめり込むことは…ちょっとできませんでした。
合わなかった
29本目。
会話劇な感じで、映像はあっても補助的で、大胆な感じそうには思えるんだけど、落ち着いた感じで、盛り上がってこない。
早々にスイッチオフだけど、何とか面白そうな所をと思ったけど、オンになる事はなく。
まあ、合わないものは仕様がない。
3つの願い、何をかなえる?
2023年劇場鑑賞42本目。
なんか中世の時代のファンタジーかな、くらいの印象で鑑賞。
いきなり現代だったので、現代によみがえった魔神が起こす騒動みたいな
話かなと思ったらホテルの一室で話すだけ。
でもこれが結構面白いんですよね。ランプの魔神が3つの願いをかなえる、という話は聞きなじみがあると思いますが、「アラジン」でかなえた願いって最後は覚えてるけどあとの2つはなんだっけ?という感じで。この物語の魔神は3つの願いを毎回かなえられないので未だに閉じ込められているという設定が斬新で、その理由を話してくれるのですが、なるほどね、と思わされました。
自分なら何をかなえてもらおうかな(願いを増やしたり、死なない体にしたりはダメと最初にかなり細かくルールを説明される)と考えながら観るのも楽しいですね。
自分なら「自分が好きになれる女性に好きになってもらう」「買う宝くじが全て高額当選するように」「天寿を全うできる健康な身体」ですかね〜
※恋バナです。
私、この映画のサブタイを《三千年の戦い》と読み違えていたんですよね。
マッドマックスみのある荒ぶる戦闘シーンもあるにはありますが、メインはティルダ演ずる学者と魔人との恋バナでございました。別にティルダ戦わんかった。
映像はさすがに美麗です。
内容はまあ王道。
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