「咲き続けるBlue Bell」ホワイトバード はじまりのワンダー MARさんの映画レビュー(感想・評価)
咲き続けるBlue Bell
虐めの加害者で退学となった孫に、自身の過去の出来事を話しながら人に優しくすることの大切さを問うおばあさんの物語。
2024年最終鑑賞作品!!ホントあっと言う間だ…。
全体を通し、ファンタジックで心温まるドラマ作品。
戦時中のフランス。ユダヤ人であるサラはナチスから追われるが、虐められていたジュリアンが匿ってくれて…。
ユダヤ人を助ければ自身もどうなるか分からない、という危険がありつつもサラを守るジュリアン。私があなたの立場だったら…確かにまぁそうでしょうね。
隣に何年も座っていながら名前も覚えていなかった彼と心を通わせていく様には、哀しくも心が温かくなる。ジュリアンも足が悪い中、命懸けで彼女を守ってくれる姿にジ〜ンときた。そして青い花畑のシーンは思わず涙。
時は経ち、ナチスの蛮行も激しさを増す中、いよいよ事が動き出す。それでも、守ってくれたのはジュリアンだけでなく…ここには涙がブワッと溢れてきた。
話は現代に還り、孫のジュリアンの行動にも変化が訪れ…サラの心のブルーベルは、これからも時を越え咲き続けることでしょう。
人に親切にすることは大事…当たり前のことのように言うけど、普段本当に皆それはできていますでしょうか?
ワタクシなんかは、正直最近は親切さを見せたが最後、相手にいいように利用されるに決まってる…なんて思うようになってしまいましたが、子どものジュリアンでも命懸けで人を守っていたと訳で。
今年の最後の最後に、年内トップクラスの名作と出逢ってしまった感じ。しっかり泣かせてもらいました。明日からも、勇気は要るけど人に優しくする心を持っていきたい、そんなふうに思わされた作品だった。
さてさて、今年は忙しくなって映画を観る本数がグッと減ってしまいましたが、見逃した作品の中にも本作のような名作があったんだろうなぁ。。
2025年は沢山観たいものを観て、本作のように良き涙を流せる作品とまた出逢いたいですね!
MARさん
コメントへの返信を頂き有難うございます。
美しいポスターそのままに、清らかな印象を強く残す作品でした。
彼らと同じ世代の若者達、そして犯罪に手を染めようとする若者達にも、何が善で何が悪か、今自分が何に手を染めようとしているのか、人としてどう生きるのか、多くの学びのある作品ですよね。
美しい宝箱のような作品でした 🎁
MARさん
本作、心に残る印象的なシーンが散りばめられた作品でしたよね。
『 見逃した作品の中にも本作のような名作があったんだろうなぁ。。』、そう思わせるほどに。
気になった作品は観ておいた方がいい、改めてそう感じた作品でした。