「前作とは対照的に受ける優しさ」ホワイトバード はじまりのワンダー K.ベイさんの映画レビュー(感想・評価)
前作とは対照的に受ける優しさ
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前作のワンダーは優しさを周囲に与える陽の存在とは対照的に、今作は相手から無償の優しさを受ける立場。
親切、優しさを受ける喜び幸福を存分に楽しめ、感動を受け心温まる作品だった。
特に今作の優しさは自分の命を危険に晒してでも相手を思いやる優しさは最上級の優しさだからグッとくる。
ストーリーとしては前作のいじめっ子ジュリアンがワンダーに対するいじめで退学し心に穴が空いた状態で始まる。自分の悪い部分を認めつつもそこから前に進めない状態。
それを祖母がしっかり否定し受け止め、自身がユダヤ人迫害の際に受けた苦しみとそこで受けた優しさをしっかり対比させ、ジュリアンにどうあるべきかを促していく姿がとても美しかった。ジュリアンという名前の偉大さ重たさも気づけて良かった。
一応続編物ではあるがワンダーを見てなくても十分楽しめる。続編を見た身としては前作で醜態晒した両親の存在が少しは改善してる事を期待したが特に両親は描かれなかった。
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