ビリーバーズのレビュー・感想・評価
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山本直樹らしさを損なわない実写化
高校の時、友達が教えてくれたのが森山塔というエロ漫画家。当時のエロ漫画としては描かれる女の子の絵がかわいくて衝撃的だった。そして、やたらとシュールだったのも印象的。そんな森山塔が商業誌に連載することを知った。ペンネームを山本直樹と変えることも。
山本直樹としての漫画はエロもあるがギャグ漫画だったり、バイオレンスシーンが多いシリアスな漫画だったりで当時はかなり戸惑った。本作の原作となる漫画は山本直樹となってから少したってからの作品。カルト宗教を扱っているのは時代を感じさせるが、やはりかなりシュールな印象。エロいシーンも結構あって、山本直樹らしい漫画だと言える。
本作はそんな山本直樹の原作を、特にエロの部分をキッチリ実写化していた。山本直樹原作の映画としては珍しい。
結局のところ性欲ってものは人間が生きる上で描かせない欲望であって、人生を素晴らしくもするしボロボロにしたりブチ壊したりもする。それはどんな状況であっても。正直、大した話ではないが、なんとなく面白い映画だった。
副議長役の北村優衣はとにかくよかったが、やはり磯村勇斗がすごかった。この人の幅の広さったらなんだろう。ものすごい俳優だ。また、先生役についての事前情報を入れていなかったのでエンドロールでは少し驚いてしまった。これがその人なのか!と。
洗脳と本能の狭間にいる人間を描いた衝撃作 北村優衣の魅力に終始圧倒される
原作未読。無人島で、新興宗教に洗脳された3人を描いた作品です。
漫画が原作なので、リアリティーには欠けますが、洗脳された心情と本能である欲情がぶつかり合っている人間を上手く表現していると思います。
そして、何と言っても北村優衣さんの魅力がおっぱい詰まった作品です。顔も好みで、演技も素晴らしいです。元気をもらいました。アッチの方向ではなく、一般の女優としてブレイクしてほしいです。
観て良かったと思える作品でした。
清々しいエロ
観てきました!不思議な世界観だろうなと思っていましたが、3人のやり取りは何だか可愛らしく、ほのぼのしています。女性が少ないと、こうなってしまうんだろうな、という事、何人か男性がいたら、イケメンとくっつくのが自然だし、何もないところだと自然に男女の関係になるのだと感じたので、納得して観れました。宇野さんは面白かったです。役得みたいなところありましたけど、撮影はシュールだったんだろうなと思いました。北村さん、凄すぎ。身体も演技も。磯村くんとラブシーンは自然に出来ると思うけど、宇野さん、、大変だったんだろうなと想像しました。大胆なシーン多数ですが、自然の中なので、清々しいエロでした。ラストはん?と思いましたが、楽しく2時間過ごせました。磯村くん、ときめきました。北村さん、いいなあ。笑
北村優衣が可愛くてエロかった
宗教団体・ニコニコ人生センターに所属する2人の男と1人の女が無人島に送られ修行していた。彼らは、互いをオペレーター、副議長、議長と呼び共同生活をしながら、瞑想、夢の報告、テレパシーの実験など、メールで本部から送られてくる指令を実行しながら、時々届くわずかな食料で生死ギリギリの生活を実践していた。その修行は俗世の汚れを浄化し、安住の地を目指すためとされていた。そんな彼らの日常だが、互いの本能と欲望が暴き出され、体を求め合うようになり、・・・てな話。
カルト教団のオウム真理教を思い出してしまった。自分が精神的に参ってる時に宗教って合えば盲信してしまうものなんだろう。
冷静に考えたらおかしいとか言っても仕方ないので、宇野祥平のツバを飛ばしながらの熱演と、北村優依の可愛さ、トップレスヌードの美しさを堪能する作品だろう。
北村優衣は何作か観た作品に出てたようだがほとんど記憶になかった。最初に雨でTシャツが濡れ乳首まで見えた時はドキッとし、海でウニを取った時、暑いから泳ごうと全裸になった時、その後のフェラシーン、セックスシーンなど・・・.ホント大胆に裸体を披露しての熱演で、本作で完璧にインプットされた。
今後も大胆な演技に注目したい。
要所要所で出てくるカメはなんだったのだろう?
サマームービー
男二人女一人が無人島で過ごしたらどうなるか?まぁ予想通り。ヒロインの思いきりの良さに救われました✨ピンク映画スレスレな感じが面白かったです。男性向けですな、ビール飲みながら楽しみました、なんで途中、寝ました。
エッロ
2022年劇場鑑賞159本目。
予告で新興宗教の内部崩壊を描いた作品なのかなという印象で鑑賞。
まぁ孤島でエロい女と男二人いたらああなりますわね。
後半はもうにっかつロマンポルノ見せられてんのかという感じでした。エロいの嫌いじゃないけどさすがに長すぎかなと思いました。
夢がテーマの作品だけあって最後だんだん観客も混乱してくる感じ、自分はあんまり好きじゃない手法です。
ただ北村優衣の表情だけでめちゃくちゃエッロ!なので評価高め。
時の河を渡る船にオールはない…
あれが電車の中で突然、焼き魚を貪り食った山本直樹先生かー。初めて見ました。エロなんて人間の欲の最たるものなので、エロ産業に携わる人は「人間なんて…」とどこか冷めた目で世の中眺めてそうなイメージがあって、この作品もどうせ人間なんてこんなもんだろ?的な雑さがあるのかと思いましたが、そんな事を全然なかったです。山本先生は最近浅間山荘事件の漫画も手掛けていたと思いましたが、信条に従った破滅的な生き方みたいなものに何か感じるものがあるんでしょうね。特にラストは幸せを求めて頑張っていただけに物悲しく、私の頭の中で「Wの悲劇」が延々と流れてました。
原作少し読んでたけど凄かった
凄かった。磯村勇斗さん、北村優衣さん、宇野祥平さん、ここまでやるとは…。原作をさわりだけ読んでの映画鑑賞。正真正銘、体当たりの演技でした。カルト宗教がひとつの題材ではあるけれど、人間の滑稽さと欲望を描いている作品だと思う。思ってたより濡場多くて、一緒に行く人を選ぶ映画。1人で鑑賞しましたが、見た後誰かと語りたくなる!
嫌な現実から逃げ出して、自分の都合の良い夢の世界に生きられるなら……という割と他人事じゃない話
いまいちR15+とR18の境目がわかりませんが、めちゃくちゃヤってます。磯村氏、北村氏、宇野氏全員めっちゃ喘いでます。正直ドン引くレベルでヤってます。全体の三分の一くらい。
そのため、観終えた後凄まじい疲労感を覚えました。大人の皆さんは体力つけてから観に行って下さい。子どもの皆さんはまだ観ちゃダメです。
なお、ストーリー自体は面白かったです。まず無人島らしきところで、3人の登場人物達が昨夜見た夢の内容を語るところから始まる。その後、徐々に彼らの背景が明かされ、この3人が謎の宗教らしきものの傾倒者だということがわかっていく。
後半に向かうにつれ、どんどん夢と現実の境目がわからなくなる構成は素晴らしかったです。特にラスト。今、この人はどこにいて、どのような状況にあるんだろうということすらわからなくなる。
演者の皆さんは文字通り全力の体当たりで好演されていました。
磯村勇斗氏。前科者やPLAN75と話題作に続々出演されていますが、今作では清潔感のある青年とは真逆の役柄を演じられていました。ビジュアルごと一から作り替えてくる素晴らしい役者さんだと思います。
北村優衣氏。まだ現役大学生で出演作もそれほど多くない方なんですね。透明感のある爽やかな外観ですが、ヤることヤられてるというギャップが副議長というキャラクターをさらにリアルにしていました。今後ご出演される作品が増えていくことを期待しています。
宇野祥平氏。3人の中で最もカルト宗教にのめり込んだ謎のおっさんの役柄を見事に演じられていました。おっさんなのに妙にピュア感がある。だからなんか憎めないんすよね。ただそれはこの方だからこそ出せた空気感だと思います。
嫌な現実から逃げ出して、自分の都合の良い夢の世界に生きられるとしたらどんなにか良いだろう。その究極を行くストーリーだと思いました。
……割と他人事じゃないな、これ。
蘇った日活ロマンポルノ?
昔々、映画産業が斜陽化するなかで大手映画会社の日活は生き残りをはかるためポルノ路線に舵をきったそうです(日活ロマンポルノ)。
女性の裸を一定時間(10分)ごとに出せば物語の筋書は自由で、レベルはそこそこ高く、若き映画人の登竜門にもなったとか。
本作は、暴走する新興宗教教団を題材にしています(オウム真理教とか海外の人民寺院事件とか)
一般的に憲法が保障する信仰の自由の絡みから特定の教団を題材にするのはチョッと扱いにくいと聞きますが、裸のシーンがたくさん出てくる本作を見て日活ロマンポルノを連想しました。
ちなみに1971年に始まった日活ロマンポルノは1988年で終わったそうです(wikiから)。
1980年代にはビデオデッキが普及し、女性の裸がテンコ盛りの作品を簡単にレンタルできるようになり、ストーリー性のため裸が少ない作品をわざわざ劇場で見る人が減ったからとか。
本作の城定監督は「アルプススタンドのはしのほう」から注目している監督さんですが、もともとはAV界の出身とか。手慣れたもんで、今作はチョイチョイと作ったんかなあ、というのが感想です。
正直なところそれほど中身がある物語ではありません(「アルプス~」よりはお金かけているのはわかるのですが)。
R15といえ、比較的性描写が濃い目に描かれています(直接の描写は無いですが)。
物語としては大したことないのですが、主演の北村優衣が文字通り体を張って頑張っているのでこの点数です。
ついでに言うと、本作は日活作品ではありませんが、本家が今秋ロマンポルノ記念作品を公開するニュースを見かけました。
劇場でロマンポルノを見たことがないので興味あります。
穢れた俗世の煩悩から逃れられませんね。はい。
人間リアリズム
副議長の北村優衣さんに心を乱されました。もとい、煩悩を抱いてしまいました。ごめんなさい、告白します。思いっきり淫らな気持ちで見てしまいました。
雨に濡れたTシャツ姿だけでもドキドキしてしまうのに、まぶしい裸体を目にして正常心なんか保てません。
最初のシーンでは、カルトの信者らしく真っ直ぐな表情をしている副議長。その彼女が、とあることをきっかけに湧き上がってくる欲望に体を委ねて吐息を吐くような仕草する。この表情がいいんだよね。
北村優衣さんの魅力がこの作品を押し上げているのは間違いないが、脚本のよさと議長役の宇野祥平の怪演が、ブラックコメディーとも人間リアリズムともいえない絶妙な空気感を醸し出している。
自分の欲望を臆面もなく真顔で正当化する議長の言動には笑ってしまうが、現実社会においても同じような事を堂々と主張する御人がいるのだからブラックユーモアと言いきれない。判決が確定した赤坂出身の自称ジャーナリストなんか、その典型。
3人の関係の終焉はインパクトのあるものだったし、物語の決着はしっかりついていながらも余韻がある自分好みの一作でございました。
孤島プログラム
男2人女1人で離島で暮らすニコニコ人生センターという怪しい宗教団体の信者の、夢と欲望と浄化の話。
島に届けられる食料が少なくなり、食うや食わずとなりそうな状況下、夢でみたことを告白し合い浄化してということを行っていく(^-^)
海水は煮沸して蒸発させて、蒸気を集めて飲みましょうね。
議長だけが知っている謎の箱を大事に運搬したり、海で食べ物を採集したり…まあ、そうなるよねwな欲の果てや、ちょっとズレた悪ふざけの様な可笑しさと、白々しい宗教にハマる気持ち悪さを孕みつつも、虚しさや哀しさみたいなものもあり、最後はちょっと大人し過ぎた感じもするけれど、ユニークだしなかなか面白かった。
宗教も映画も解釈は人それぞれと言うことで。
めっちゃエッチな作品。本年度ベスト【確定】
予告編がイマイチだったけど、最近観た本作の監督の作品が3本共良かったので鑑賞。
新興宗教の三人のメンバーが孤島で修行?するストーリー。
男性2人と女性1人の設定から何だか怪しい展開。
雑念を払い「安住の地」に旅立つはずが思わぬ展開に。
人間の食欲・性欲・睡眠欲の3大欲求を風刺した様な感じだけどエッチ過ぎた(笑)
エッチなシーンはかなりリアル。
さすがの監督(笑)
過去のピンク映画は観てないけど、その経験を生かした感じ(笑)
ストーリーは全くハマらなかったけど副議長役の北村優衣さんの体を張った演技に脱帽( ´∀`)
行こう、安住の地へ。
カルト教団の男2人女1人、孤島で共同生活。
となればもう行く末は見えている。あとは、どれだけ性的な衝動を抑えることができるか。そして、それがどう爆発するか。このシチュエーションはそうなるしかない。そして、そうなる。
あとはどれだけエロに振り切るか、どのくらいバカを混ぜ込むか。
でもいいのかな磯村勇斗、これが初主演映画で。
音楽を曽我部恵一が担当していなかったら見なかった映画。
山本直樹=森山塔がわかる世代なら共感できる、エロレベル。新人北村優衣が新人だからこその体当たりで良い。
平成初め頃、ネットの無かった時代、
山本直樹=森山塔は、それほどドギツク無い「青春エロ漫画のシンボルだった。」極めて鴨志田とか・・
神保町の今は亡き?書泉グランデ(階段がめんどくさい)、今も健在の「三省堂」
行かないと手に入らないコミックだった・・Amazonなんて無い時代だから・・
この映画は孤島での少人数生活、怪しい宗教を描いているが故に、
最初は「芝居向け」危惧したが
3人の関係がヘンテコ、エロ劣情で・・ある意味シュール
かつ、外敵が侵入と変化があり、飽きることはない。
山本直樹の力量なのか城定秀夫監督の力量なのか、ヘンテコな感じが「山本直樹ワールド」
を上手く映像化している。
フェ・・オしてる時の、前で見てる磯村勇斗の「頑張れー、がんばれー」
がシュールかつ、バカバカしくて、良い。
あと宇野祥平演じる議長がやたら「俗世間と訣別した精神の高み、昇華」
を性交渉と結びつける、馬鹿馬鹿しさもよかった。シュール+バカなこじつけが良い。
磯村勇斗も頑張っているが・・・
新人の北村優衣が、新人が故のトライアルで、体当たりのエロ演技
確かに「18禁」だよなぁ・・という描写
客は少ないが「シュール+エロ」が最高なのだ。
ベースは「連合赤軍事件」に相違ないが
「エロすぎて凄惨でもあるが、「爽やかで・ヤワな(連合赤軍)なのであった。
宗教の高みの行き着く先が「実は劣情、愛情、暴力粛清」なのだ
というのは真理をついている。
イオンは今でも席間隔空けていて良識を感じる。イヤイヤ2時間固定にコロナ対策もへったくれもないだろう
ぎゅうぎゅう詰めの映画館は大いに疑問❓
まあ、空いているので、飽きない作品なのでオススメします。
ただ「グッズコーナーのサウンドトラック販売」レコードサイズで、CDなのかアナログレコードなのか
サッパリ外見からはわからない珍現象・・勿論買わなかったけど・・・
星が若干厳しいのは「名作、絶賛」レベルではない「普通に面白い映画作品」だから。
カルトとエロス
暴力やグロさではなく、セクシーな方のR15。
城定監督っぽい。性と狂気の表現だと思います。
逆に苦手な人は苦手かも。
カルトや無人島というシチュエーションでの、悶々とする性衝動から、そこから開放されて貪りつく感じがとても良かったです。
北村優衣さんが、少女っぽさと人妻っぽさというか、両面があって良かったです。この人はいくつなのか、、、ちょっと気ななってしまった。
カルト宗教の話で、狂気と同時にどこかおかしさもあって、雰囲気が独特です。
終わり方がやっぱりそうなるの、、、と期待通りというか、思っていた通りというか。狂気ですが予想できる狂気の範囲でした。
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